2015/11/05

あの世とこの世と守護霊様のハナシ①

英語圏だと、ガイド
すなわちスビリチュアルガイドと呼ばれる存在の話をば。
日本語だと、守護霊と一般に呼ばれていますね。


と、いうわけで簡単な説明から。

守護霊の存在というか役割を誤解している人は多いようです。
日本語に訳された「守護」という言葉から、
「護ってくれる」存在と認識されてしまうようでうですが、
実際のところ、そんなガードマンやSPみたいな仕事は管轄外。
彼らは、危険や害悪から「護る」ために、
私達の傍にいるわけではありません。

ガイドという言葉そのままに、
道案内をしてくれる人たちといったほうが正しく、
「魂の親」と言われるように、
私達がこの人生において、生まれる前に設定したノルマを果たしたり、
こう生きたい、こんなことをやりたい、と望んだ方向性に進めるよう、
そのサポートをしたり、道に外れないよう、必要な経験をさせるため、
根回しや裏工作?したりしている人たち・・・といったほうが正しいかな。

また、いつも朝から晩までつききっりで、
手取り足取りというほどには、過保護にしてくれるわけでもありません。
常に傍にいるわけではなく、
私たちを「見て」くれてはいるけれど、
不在にしたり、自分のいるべき場所にいることも少なくありません。

私たちの育成プランを考え、指導してくれる「教師」のような存在ですから、
優しくもあるけれど、とても厳しい人たちでもあり、
時にお灸や罰を与えたり、誘惑の罠をしかけてくることも少なくないです。

なので、
「護ってくれる」としたら、それは本来のお役目外のことで、
給料の範疇を超えた、サービス残業みたいなものというか、
担当ではないけど、見かねて自主的にやってくれてることって感じです。

そうですね・・・うちにセッションを受けに来る人たちの中には、
ガイドさんたちがボロボロになっていて(まるて家庭内暴力の親みたいに)、
そのお役目を果たせなくなっている人たちも少なくなくて・・・
その方のヒーリングをしつつ、
同時にガイドさんたちのヒーリングをすることも結構多かったりします。

さて、
そもそも霊界というものも、
自然の摂理やこの世の理として存在するものではなく、
神とも呼ばれる、
この世を意図して創造した存在(宇宙意識とかフォースとか)が、
創造したものではなかったりします。

(てか、霊界はあくまで霊界という場所の名称であって、
スピリチュアルガイドと呼ばれる人たちの集まり、
団体としての名称ではないのでした。
ちゃんと与えられた名称はあるのですけれど、
とりあえずここでは、透明なヘルパー軍団と仮に呼ぶことにします)

あくまで、
自主的に集った人々(悟りに達した)が、
立ち上げた任意の団体のようなもの。
NPOとかNGOみたいに、それぞれの意志で、同胞たちを救済しようと、
そうやっていつのまにか仕組みが出来て、
構成された組織といいますかね。
なので、NPO)透明なヘルパー軍団みたいなものです。
もしくは財団法人)透明なヘルパー軍団みたいな?
まあ、無償のボランティア団体ですね。
そういうわけで、
守護霊、スピリチュアルガイドも純粋なボランティアです(笑)

だから、人類発生当時からあったシステムではありません。

人類がいつまでも愚かで、同じ過ちを繰り返して、
輪廻転生を繰り返してもなお・・・だから。
死んで反省して、誓いを立てて、今度こそとやり直しの人生を選んでも、
物理的次元の世界に生まれたとたん、きれいさっぱり忘れて、
そしてまたしても・・・なことが多いから、

「これは・・・現実界をどげんとせんといかん!」

と、(誰がいったか、言わないが・・・)

現実界に生きる人々をサポートする存在たちが、
自発的に組織化していったというか、
そのようなシステマチックな世界が出来上がっていったわけです。
中心になった人たちは、
まあ、一般的に言う悟りを開いた人たちですけど。

で、別に彼らは、名刺差し出して、
「ワタクシこういうものです」
なんて名乗ったりはしませんけども。

その役割がそれぞれ違うので、その役割に応じて、
地上の人間が勝手に、役職つけて区別して呼んだりしています。
英語圏では、ガイドはガイドであって、
スピリチュアルガイドくらいなものですが。
スピリチュアルティーチャーとかマスターとか、多少の区別はしていたり。

日本だと、一人の人の担当グループを守護霊たちと呼び、
(つまり、守護霊というのはグループ名)
メインの人(揺りかごから墓場までの担当者)を主護霊、
家庭教師や技術指導者のような役割をする人たちを指導霊、
あとは一時的なサポートをする人や動物を補助霊とかとかとか・・・
その家につくものを霊脈とか霊筋とかまあいろいろ。
そんなふうに役割によって、区別して呼んでいたりします。
(あくまで、地上の私たちが勝手に彼らをそう呼んでいるだけです)


ちなみに、憑き物筋というのは、
無理やり生きている人間が創ったものです。
犬神とか管狐とかイズナとかの憑き物筋は、
呪術を用いて、生贄として捧げた動物の命を用いて「創る」もので、
はっきりいって、
その種のエネルギーの正当な使い方とは言えず異端です。
式神は、自然霊(植物)を使って創るもので原理は似てますけど、
動物霊と自然霊では、質も結果もまったく異なるものになります。

なので、憑き物筋と霊脈では作用する力が違います。
憑き物筋は透明なヘルパー軍団のシステムからは、
完全に外れたものになります。

霊界は、地上に生きる私たち人間という同胞が、魂の研鑽を積み、
人間的に成長していくことを
影ながらサポートする存在たちの属するところ。
憑き物筋は、俗物的かつ利己的な人間の欲が、
自分とその家のものたちだけを守り、
世俗的な欲望を叶えるために生んだものですから。

霊脈は、その家で祭られてきた神様、信仰心によって出来たもの。
そもそも神さま、とは
人間が自然霊に与えてきた役割であり、形なので、
これまた人間が創ったものですけれども、大体において、
自然に対する畏敬の念や人間が抗えない自然の力を
賛美崇拝する気持ちだとか、
純粋な信仰が軸になっていることのほうが多いので、
「善きなる力の塊」で、害のないものがほとんどだったりします。
そういう意味で、これまた憑き物筋とはレベルが違います。


ああ、なんか話が逸れてしまった。


ちなみに、メインガイドである守護霊は、
その人の過去生のパーソナリティであることもあります。
なんで自分の過去生が?と疑問に思う人もいるかも知れませんが、
過去のパーソナテリィというのは、
ひとつの人格たるデータそのものなので。
詳しいことを説明すると長くなるので、へーと聞き流して下さい。
今生の肉体の先祖である場合もありますが、
他人のほうが多いかも知れません。

指導霊も過去生のパーソナリティであったり、他人であったり。
守護霊が生まれてから死ぬまで生涯を通じて変わらないのに対し、

指導霊は幼年期と青年期、そして成人してから、
その後ではその人の趣味や興味の方向性および職業が変わったり、
能力を高めたりしたときに交替しますので、一定ではありません。
補助霊は、一時的に滞在する人(動物)で、可愛がっていたペットとか、
亡くなった身内(親や祖父母)とか、親しくしていた友人とか。
こちらも、ずっと傍にいることはなく、滞在は一定の時期だけ。

で、霊界にはたくさんの次元があり、
その人の魂の成長のレベルによって、属している階級が違うので、
同じ人についている守護霊や指導霊であっても、
それぞれ属(存在)している次元が違っていたりします。

一口にガイド(守護霊)といっても、
すべてのガイドさんが同じ次元にいるわけではないのです。


そうですね・・・それを話す前に、
簡単に霊界というものの説明をしておかないと分かりにくいですよね。
まず、私たちは物理的な肉体のみの存在ではなく、
その他にあと2つ見えない体を持っている存在なんですね。
「死」は、物理的な肉体が活動を停止してしまうことです。
でも、あとの二つの体は生き残る。
これを魂と呼ぶ人もいるようですが、
魂と呼ばれるものとは概念が違います。
でも、その二つの体も、不滅ではないんです。
物理的肉体が死んだ後も、幽体、霊体と呼ばれる体が残りますけど、
幽体、霊体の順に時間差を持って滅びていく。
生まれ変わるときには、いずれにしても両方、無くなってしまいますが。

過去生の人格はこの「三つの体」ではなくて、それのコピーなんです。
コピーとしてのエレメンタル。だから、死なない存在。

その人のその人生としての肉体は、
物理的なものも、目に見えない体にしても、必ず死ぬんです。

でも、その時に生きたことの証として、「データ」は生き残る。
考えたこと、思ったこと、行動したこと・・・
すべてデータです。想念体もデータ。
エレメンタルは、データそのものなんですね。

分かりにくいかな? 

じゃあ、私たちの存在って? 
って、頭がわなくちゃになっちゃう人もいるかも知れません。

ちゃんとデータが撤収、回収される場所はあります。

私たちが個別の存在であり、世界でたったひとつの個性がある所以、
魂というと差し支えがあるんですが、「本体」というか、何と言うか。

それをハイヤーセルフだの、エターナルセルフと呼ぶ人もいるようですが。

この辺りの話も詳しく説明すると長いので、とりあえず概要まで。

(ちなみにアカシックレコードと呼ばれる宇宙の図書館と呼ばれる、
ソースレコードですが、これまたエレメンタルで出来ていて、
あの世と呼ばれる場所も含むたくさんの次元の階層の中に存在し、
地球そのものにも存在しています。
どのアカシックを読むか、ということでも情報の内容は異なってきます。
常に書き換えられている情報もあるし、パラレルワールド的情報もあるし、
書き換えのできない固定情報もあるわけで・・・)


で、話少しだけ戻って、

あの世ってのは、肉体が滅んだ後、行く世界として認識されているけれども、
正確には、「行く」のではなくて、意識が移行するだけなんですよ。
物理的な実体としての肉体を失くすことによって、
あとのふたつの肉体のほうに、
自我の中心点が移行するという感じでしょうか。

だから、自分が肉体を失くしたことに気付かない人も多いのですけど。

一般に霊界と呼ばれている場所は、たくさんの次元が折り重なった場所。
波動の低い世界から高い世界まで、何層かに分かれています。
その何層というレベルをランクと言ってしまうのは、安易なんですけど、
その人の魂の状態(成熟度。波動とも)によって、
たくさんある階層の何処かに属するわけです。

といっても物理的肉体が無くなってから、
属する階層が決まるというのではなく、
生きながらにして、目に見えないふたつの体の状態で、
すでにその次元に属しているのですけどね。

(ちゃんと説明するには長くなるので、
極めて簡略化した説明で申し訳ないのですが。
それでも、分かりにくいですよね。難しい話ですみません。)

物理的肉体が消滅した後に、自分がいる場所がわかるというか、
その人の状態に応じてですけど・・・
見えていたものが見えなくなったり、
極めて制限された世界を知覚する人もいるでしょうし、
その逆で、すべてを知り、理解し、見ることのできる人もいるでしょう。
だからこそ、
死していく場所のことを天国とか地獄とかと、人は捉えるわけです。

私たちは魂のランク
(この言い方は私個人は好きてはありませんけど)によって、
居場所、属している次元が違うので、
肉体を失くした後、出会える人と出会えない人がいるというのも事実で。

そして、ガイドたる守護霊、
透明なヘルパーさんたちもそれぞれ属している次元が違うのですが、
私たちのレベルに応じて、その人に合わせたガイドさんが就いています。

一口にガイドさんと言っても、高い次元にいる人と低い次元にいる人と、
様々なレベルの人?たちがいるのでした。

また、ガイドさんの能力も知っている知識も、
属している階層によって異なります。

例えば、このガイドさんたちと交流をすることが出来たとして、
高い階層にいるガイドさんたちと低い階層にいるガイドさんたちでは、
持っている情報が違うんです。情報の質とか、量といいますか。

彼らは基本的に嘘はつきません。
けれど、ガイドだからといって、すべてを知っているわけではありません。
また、死者もすべてを知っているわけではありません。
あの世と呼ばれる次元・・・霊界では、階層によって見えるものも違うし、
属している場所によっては、見えないものがたくさんあるんです。
むしろ、物質界と呼ばれるこの物理的三次元のほうが、
知識もあり、情報量も豊富で、たくさんのことを見ることができます。


死んだ人たちからのメッセージに「差」や「違い」があるのはこのためです。
彼らは自分たちの居る場所のことしか分かりません。
だから、決して「嘘」をついているわけではないのです。

また、ガイドと呼ばれる人たちにも人格、性格があります。
それぞれコミュニケーションの取り方も違うし、個性があったりします。
それは生きている私たちと同じです。

同じ役職についている人が必ずしも、同じ目的のために、
同じやり方、仕事の進め方をしないように、
彼らのやり方も違いがあります。
私たちに対する考え方、伝え方、働きかけ方もそうです。


ガイドたちと常にコンタクトを取り、
彼らと協力して仕事をする霊能者にしても、
持っている知識や技術、能力といったものは、
その霊能者に協力するガイドやヘルパーたちの能力に左右されます。
また、霊的な仕事を手伝ってくれるガイドの能力以上のことは、
人は出来ないのです。
従って、ガイドのレベル、どんなガイドがついているかによって、
得意分野が決まり、出来る仕事も大きく左右されることになります。

より高い次元・・・波動の高い次元にいるガイドがいれば、
できる仕事は当然ながら多くなります。知識量も増えることになります。

当たり前ですが、高い場所から低い場所の全容を見ることは出来るけど、
低い場所から高い場所の全景を臨むことは出来ないからです。

たまーに神様と交信をした・・・などと仰る方がいます。
私たち人間は、
神として創られたエレメンタルと交流することは出来ますので、
ようはそれが「高い波動」の善なるものであるか、
「低い波動」の悪しきものであるか、
それだけですかしら。あとは見極めるだけですね。

また、
コンタクトを取ってくる霊(亡くなった人)やヘルパーさんたち、
ガイドさんのことを、
見分けるのはあまり簡単なことではないのですが。

言えていることは、
私たちが生きているこの物質界、
物理的な世界は実質波動が低い世界なので、
波動の低いものとは、誰もが波動をあわせやすく、
低い階層に属している肉体の無い存在たちとのコンタクトは、
とても簡単というか、非常に容易である・・・と言うことです。

この低い波動を放つ、
低い階層にいる霊たちはよく低級霊と呼ばれているのですが、
低級霊とコンタクトを取るのは、その気になれば誰でもできます。

その逆で、波動の高い世界にいる、
高い階層に属している霊のことは一般に高級霊と呼ばれています。

低級霊と高級霊の違いは・・・そうですね。
普通の人間関係とまったく同じだと思うのです。

本当にその人のことを思い、相手のことを考える人は、
自分の考えや気持ちを一方的に押し付けることはしません。
お節介をやいて、頼まれもしないのに、あれこれと口出しをしたり、
余計な手出しをしないはずです。
本人が、相談したり、助けて欲しいと頼んできたときに、
相手がして欲しいと望んだことだけを、快く、見返りを求めることなく、
それをするはずです。
そして、相手のことを思えばこそ、本当のことを言うし、きついこともいう。

けれど、あまり相手のことを考えていない人は、
頼まれもしないのに、お節介をやいて、あーだこーだ口出しをしたり、
押し付けがましいことを言って、恩を売ったりします。
相手の気持ちや生活の中に土足で踏み込んできたり、
あーしろこーしろと指図して、その通りにしないと腹を立てたりする。

その違いと一緒です。

高尚な人は、霊も人も同じです。

だまって相手の意志や気持ちを尊重する。
アドバイスはしても、無理強いはしない。

また、高尚な霊は、物欲的なこと、我欲的なことに対して、
その欲望、エゴイズムを満たすことに対して、
基本的にアドバイスはしません。

そういう意味で、やたらめったら、
口出ししてくるのが低級霊の特徴かも知れません。
願いをかなえるとか、約束ごとを強調してくるのは、
彼らの常套手段ですね。

はぐれ狐や人格化された動物霊など、
もともとは人や神に使えていた神格化されたエレメンタルとしての存在が、
そんなちょっかいを出してくることは多かったりします。
でもって、彼らは口数が多いですよ(笑)

スピリチュアルガイドたちは、何か目的がそこに無い限りは、
基本的に口数は多くはありません。
私たちが意識的にコンタクトを取ろうとしない限りには、特に。
まあ、いろいろと教えてくれようと熱心というか、一生懸命で、
たくさん伝えてくる人も、もちろんいますが。


何故って、この世での主役はあくまで私たち。
彼らは脇役、黒子に徹することで、
私たちに各自の人生を歩ませようとしており、
自分なりに考え、悩み、思い、魂を磨いて、
心の筋肉を鍛えるさまを見守っている存在だからです。

なので、意見の押し付けは基本的にしません。
「こうしたほうがいいと思う」と、意思表示や意見は伝えてきますけど、
本人の意志を尊重してくれるので。
ましてや、命令なんて言語同断。


ちょっと長くなってしまってので、いったん中断。

続きは後日に。

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