2015/11/05

世界はひとつ人類皆兄弟という意味

『転生』が真実であることを証明する手立ても論も持たないけれど、
自身もそのような記憶を所持していたり、
他人の過去生情報をリーディングすることを生業とするものとして、
(生まれ変わりを肯定するものとして)

世界中のすべての人が、
自分がかつて様々な人生を生きてきたことを、全部
思い出す日が来るといいのに・・・と切に思ったりする。


そうすれば、他者に対する偏見、差別的な意識、
特定の民族に対する憎しみやあからさまな悪意など、
それらをむき出しにすることがどれほど愚かなことなのかが判るだろうし、
無知から来るそんな行為の大部分が無くなることと思う。


自分がいま、敵視し、唾を吐きつけ、
いちゃもんをつけている国や民族や人種に、
かつて自分が属していて、
ヘイトスピーチを投げかけ、誹謗中傷して叩きのめそうとしている相手が
自分の子孫であることに気づいたなら、彼らはどう思うのだろう?

そして、今は自分が安心して住み、守ってもらっているこの国が、
かつて自分や自分の家族、愛するものたちを殺し、
すべてを奪った側であり、滅べばいいと憎み呪った国だと知ったら?

過去の敵国の国民であることを誇りにすら思い、
自分の国であった国を敵視し、自分の子や孫が生きている国を貶める。
自分がしていることがそういうことなのだと、すべての人が気づけたら?

そんなことを皆が思い出したら、
争いも憎しみもどんなに無意味なことであるのか・・・
殺しあうことがどれほど、不毛なことであるのか、
気づくことになればと、ただ願う。

でも実際は、今生では皆そんなことは忘れてしまっていて、
いつだって、「今の自分」の都合からでしか考えることができない。
(もっともそんなことになってしまったら、
自分がこれまでに犯してきたすべての罪の前に、愕然とし、
恥辱と後悔と罪悪感に猛烈に苦しめられたり、
悪夢と悲しい記憶で再び傷口が開いてしまう人も少なくないだろう
すべてを忘れて生まれてくるというのは、慈悲以外の何物でもない)



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ひとつの国、ひとつの民族に生まれ続ける人はほとんどいない。
たまたま同じく国に連続して生まれる偶然、多く生まれる必然はあっても。

人類が誕生して何千万年。
進化して後、ときに白人、黒人、黄色人種・・・
そこから細かく分かれる分類のありとあらゆる人種を私たちは生きている。

その時々に存在したあらゆる国、民族、種族に生まれ、
様々な文明、宗教、人生を経験する。

もっともジェンダーは女性か男性かの二種が主で、
まれに両性具有に生まれても三種しか存在しないが。

少ない人でも400回、
多い人でも600回くらいは皆、人生を生きているので。
およそ生まれていない大陸、国はないといっていいかもしれない。

出会ったことのない人も少なく、
家族や仲間、兄弟姉妹や親戚として、どんなに薄く遠い関係でも、
同じ種族や共同体の一員として共通項を持ち、人間関係の縁を持って、
互いに生まれたことのない人もおよそいないといってもいいだろう。


故に過去、私たちは世界中、あちこちの大陸にかつて存在し、
人生を送り、何かを成し遂げ、想いを持ち、死を迎えた。
時に罪を犯したり、人に尊敬され偉業を成し遂げたり、
孤独だったり不幸だったり、幸福で満ち足りた人生を生きたり等。

かつて使用した骸は土となり、資源として使われたものもあるだろう。

そして存在したからには親がいて、家族を持ち、ときに子孫を残した。

男性もしくは女性だったとき、独身であったときもあろうが、
妻や夫を持ち、子供をなした人生のほうが多分多いはずだ。

私たちは誰かしらの『子孫』であるが、同時に『先祖』でもあるのだ。

血脈が途絶えてしまった子孫もいるだろう。
が、途絶えなかった子孫もいるだろう。

ルーツを辿ったときに、
あなたの存在(過去の人格)を確認できる人が、
あなたの『敵』として、目の前にいたらどうだろう---?

あなたが愛し、慈しんだ人の子供、
目に入れても痛くないほど愛した子供たちのその子たちだとしたら?

私は問いたい。

あなたが愛した故郷、愛した家族、愛した仲間、想い出の地を、
爆撃機や爆弾で破壊し、不毛の地へと塗り替えることをしたいのですか?

・・・・と。

あなたがかつて幸せな人生を生きた国が滅亡に向うことを、
あなたの子孫たちがこの世から根絶することをどうして望むのですか?

いまあなたが別の人種、国に生まれているというだけで。
そして、再び次の人生で、今唾を吐きかけている国に生まれたら、
今の自分とまったく同じことをしている人を、
今度は非難するようになるのでしょう。


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悪人は、国や民族、人種を問わず存在する。

何人だから、どこの国の人だからっていうのは関係ない。

悪いことをする人は、日本人だって、韓国人だって中国人だって、
アメリカ人だって、ドイツ人だって、ユダヤ人だって、同じ。
(もちろん、国によって常識が違ったり、民族的な特徴や違いはある。)

善良な人も同じ。人種も文化も宗教も関係ない。

受けた教育や歪んだ環境や、国の意図的で
扇情的なプロバガンダや洗脳システムに引っかかってる人はいても。


中身が悪人な人は・・・良心のない人は、
その人がフランス人でもスペイン人でもカナダ人でも悪いことをするし、
ケニア人でもタイ人でもブラジル人でも同じこと。

犯罪者や狂った考えの人は、どこの国にだっている。


ただ人は環境の影響を受けやすいので、悪人の種を持っていても、
環境や土壌によっては発芽しない人もいるのは事実。
その逆に、他の国や土地に生まれていたら、
愛ある環境に育っていたなら、
悪人の種を芽吹かせないで済んだ人もいるだろう。

どこの国の人だからと、
国や民族だけで判断するのはもっとも愚かなことだ。

日本人のモラル意識は極めて下がる一方だし、
モンスターな人やマナーのない、おかしな人たちも増えるばかりだ。
恥ずかしい人は日本人にもたくさんいる。

その逆に素晴らしい人は民族も国も関係なく、たくさんいる。
韓国や中国の人たちの中にも。

ヘンな人たち、おかしな人たちはどの国にもいる。

どの国の人が悪い、ヘンだ、おかしいなぞと、一括りにはできない。

多くの人が対立や闘争を心から望んでいるわけではないし、
友好的な関係だって、過去の歴史においてたくさん築いて来た。

憎むべきは、国やそこに住む人なのではない。

そのような偏見を持った悪意ある考え、
双方に壁をもたらす愚かで短絡的な思想こそが悪なのだ。

人はいったいいつになったら、
国ごと、民族ごとに、区分けして、
敵を作り出す習慣から解放されるのだろう?


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日本人は困ったことに、
西洋人に対してはコンプレックスからか親切なんだけれども。
同じアジアの友・・・
とくに中国や韓国の人たちには昔から差別的で冷たい。

日本人としてとても残念なことなんだけどね。

私の子供の頃にしたって、彼らへの差別は酷いものだった。
特に在日と言われる人々、朝鮮や韓国出身の人々に対しては。

チョンという侮蔑用語で表されるほどに。
だからみんな日本名にして、出自を隠さないといけなくて。
徐々になくなればいいなあと思いつつ、遺憾なことにあまりよくはならない。

ただ、これは歴史的事実やその認識がどうのこうの以前に、
友好的な関係になれないのは、双方共に問題があるからだと思う。
どっちも悪いっていうのかな。お互いを理解しあおうとしていないというか。

でも、実際、戦前戦中戦後を通して、
日本に出稼ぎや移住をしてきた朝鮮半島出身の人々に対して、
多くの日本人たちが彼らを冷遇してきたこと、
悪意を持って接してきたことは事実で、
(劣悪な環境で低賃金で働かせたり、何かというと彼らのせいにしたり)
このときに日本人に対する悪感情を植えつけたことが、
その後の事実認識に対する誤りというか、
相互理解を邪魔するネガティブな種を植え付け、
憎しみの土壌を培うことになってしまったことは否めない。

名作「はだしのゲン」でも作中現される出来事を知れば判るように。

日本にはもともとよそ者を嫌うというか、
保守のため排他的かつ
閉鎖的に暮らす習慣があるから仕方がないとはいえ、
もっと普通に、極端に親切すぎなくてもいいから、
隣人として受け入れて、欧米の人たちとの付き合いと同等に
同じアジアの人たちとも淡々と付き合えていたならば、
良好な関係を一般レベルで築けていたならば、
戦争によって関係が悪化したとしても、
何もここまでこじれることはなかったように思う。



バブルのとき、たくさんの外国人労働者が日本にやってきて、
中近東の人もすごく多かったけれども、中国の人もたくさん働きにきた。

で、日本人は相変わらず、中国の人たちに差別的だったんだよね。
勿論、そうではないウェルカムな日本人も企業もあったことはあったけど。
白人には・・・英語圏の人にはへりくだって親切なんだけど、
アジアの人たちに対する対応は露骨で侮辱的。
草の根外交ではないけれど、このときに友好的な関係を築けていれば、
彼らが国に帰ったときに、日本や日本人について話すことって
ちょっとは違ってたかなと思ったりする。

「豊かで自由な日本という国に憧れてきたけれど、
 私はこの国で受けた屈辱を一生忘れない。
 あなたには親切にしてもらったけれども、
 私は日本が、ほとんどの日本人が大嫌いです」

某食品会社に勤務していたとき、
イジメを受けていたアルバイトの中国人の人が辞めるときのセリフ。
今でも忘れられない。



日本が先の戦争をした理由・目的に関して、
それが日本やアジア全域を西欧諸国の植民地化から守るための、
防御のための攻撃だったにしても(侵略ではなくて)、

そんな気高く、尊い、高潔な理想を掲げて、
命を殉じて頑張った人もいる事実の裏で、
悪しき利己的な計算から、戦争を利用し、
私腹を肥やそうとした人もいるのは事実。
これ幸いとばかりに、人間としての良心をかなぐり捨て、
殺戮を楽しんだり、残虐性を発揮して、
権力の傘にもぐりこんだ人もたくさんいた。

紳士的にふるまって現地の人に好かれた人たちもいる。
(祖国解放の英雄として尊敬されたマレーの虎とか)
でも戦争の混乱や武力を持ったことを利用して、
悪行の限りを尽くした人もいる。


小平義雄の予審調書より:Wiki出典
「上海事変当時、太沽では強姦のちょっとすごいことをやりました。
仲間4、5人で支那人の民家へ行って父親を縛りあげて、
戸棚の中へ入れちまって、姑娘を出せといって出させます。
それから関係して真珠を取ってきてしまうんです。
強盗強姦は日本軍隊のつきものですよ。
銃剣で突き刺したり、
妊娠している女を銃剣で刺して子供を出したりしました。
私も5、6人はやっています。わしも相当残酷なことをしたもんです。」

やってない人もいるだろうけど、やった人もいるのは事実。
でも、こんな非道なことをされた側にしてみれば、
どの日本人も屑で憎悪の対象になってもいたし方ない。
日本軍はそういうものっていう印象以外の何モノでもないし。

これは日本人(日本軍)だけがしたことでないし、
ベトナムでは韓国兵やアメリカ兵が同じこと、
あるいはそれ以上のことをしていたわけだ。


「天をつく罪悪、万代に記憶するだろう!
この虐殺で犠牲になった者の数は合計430人、
そのうち268人は女性、109人は50才から80才まで老人、
82人は子供、7人は妊婦だった。2人は生きたまま火に投げこまれ、
1人は首を切られ、1人は腹を割かれ、2人は強姦された。
2世帯は一人残らず抹殺された」
ベトナムのビンホア村にある「韓国軍憎悪碑」には、
以上のように書かれている。
確かに、ベトナム戦争の時、韓国軍に慰安所はなかった。
が、韓国軍兵士は、十万人単位のベトナム人女性を強姦し、
その一部を虐殺した。
結果、数万人(最大3万人と言われるが正確な数は不明)の
ライタイハン(韓国人とベトナム人の混血児)が戦後、放置された。
この事実を、韓国政府は否認することができないでいる。
が、このことに言及することもない。要は、都合の悪いものには蓋、だ。
そして、その虐殺・強姦犯=韓国軍の同盟軍が米軍だった。
橋下が「アンフェア」だと言うのはよく解る。
米軍にも慰安所があり、慰安婦がいた。
韓国軍は現地女性を大量に強姦し、挙句に虐殺した。
私たちは、このことを糾弾しなければならない。
韓国や米国の「橋下批判」を「天に唾する」と言うのだ。
~文中敬称略~」


要するに、残虐で酷いことをするヤツラに、
人種も国も民族も何も関係ないってこと。

いつだってどこだって、どこの国の人だって、クレイジーなことをする。

とくに戦争という集団狂気の状況下では顕著で。

何人・・・というくくりではなくて、国も民族もへったくれもなく、
こういうことをする輩は、何人に生まれようが、生まれ変わろうが、
同じだということ。


国同士で、罪のなすりあいしても始らず、

何を憎むべきかというと、このような行為自体だ。

どの国が悪いということでも、誰かを悪者にするのではなく、

それがどの国の人であっても、
言葉が違っても、肌の色が異なっていても、
過去に国同士が対立したり、戦争をしたり、仲良くなくても何でも、
人は人同士であって、
人が人に対して、決してしてはいけないことがあるということ。

相手にすることは自分にすることであり、
未来の自分に対して、憎しみの種を植え付けるばかりのこと。

自分の未来をつぶすことであるということ。


いまは同じ国、故郷を持たず、同じ言葉を話さず、民族は違っていても、
あかの他人であったとしても・・・

過去生の人生での、あなたの血をわけた子孫たちである可能性がある。

そして、今あなたが軽蔑し、侮辱し、さげすみの目を向ける人たちが、
未来のあなたの、来世でのあなたの家族になるかも知れない。

あなたが殺した人があなたの親となり、子となり、生まれてくるように。

そして、あなたが心から人を愛せるようになったとき、
失いたくないかけがいのない命を得たときに、
あなたがかつて奪った命である人々が、それを奪いにくるかも知れない。


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狂信的な宗教の信者たち。
いま自分が属している宗教が最高のものであるかのように、
別の宗教を異端として、異種の宗教の信者を敵視する。

けれど、
かつて自分がその憎悪している宗教の信者だったこと、思い出すがいい。

聖書を絶対として敬って、厳しい戒律に準じていた当時と同じに、
今は別の戒律、教本を絶対的なものとして、過去従っていた教えを否定し、
かつての自分と同じような人々を迫害して、殺戮している。
この矛盾。


純血種を誇り、血を汚すものとして、かつて虫ケラのように
歴史的な大殺戮・・・民族浄化をはかった人々。
今生で、その自らが滅ぼすべき人種と生まれたのにも関わらず、
別の人種を滅ぼすことに一生懸命だったりする。

どうして学ばないのだろう?



放射能で汚染した土地に生まれるのは、次は自分だと言うのに。

地雷を撒き散らした土地で、
足を無くすのは未来の自分だと言うのに。

自分が作った兵器で殺されるのは自分で、
その兵器のボタンを押すのは、
今のあなたの友や恋人になるかも知れない。

あなたが今日殺す命は、
あなたの子孫であり、未来のあなた自身なのに。

その逆に、あなたが救う命は、未来のあなたかも知れないのに。

あなたが土地を豊かにすれば、その豊かさを受け取るのはあなただろう。
けれど、不毛にすれば、その土地に住み、
自らを飢えさせる未来を選ぶことになるだろう。



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そのようになったとき、人はどれほど悔いることだろう?

かつて子孫繁栄を望み、そのために尽力した結果、
繁栄することとなったおのが子孫を一人残らず滅亡させたのが
自分自身であることを知ったとき・・・


自分が犯して殺した相手が、
目に入れても痛くない我が子を辱め、自分から奪ったのだと知ったとき・・・


自分が作った悪魔のクスリによって、
後遺症と障害を持って生まれることになった子の一人として
生まれたことを知ったとき・・・


差別も偏見も憎悪も、本当に愚かなもので、
国や民族や人種で線を引いて区別して、憎みあったり殺しあったり、
滅ぼしてもいい相手として、ネガティブキャンペーンを行うことが
どういうことであるのか・・・人はいつか知ることができるのだろうか?

いつになったら気づくようになるのだろう・・・。

どれほどの過ちを繰り返したなら??

何度生まれ変わって、自分自身を痛めつけたなら・・・?

どれほどの苦しみと痛みを知れば、人は学べるのだろう。


そして、いったいいつ終わりが来るのだろう。

いつ、いつになれば??



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Sunday Bloody Sunday(血の日曜日)

by U2

今日のニュースが信じられない、目を閉じて忘れることなんてできない

いつまで、いつまでこの歌を。歌い続けなければならないんだ!
いつまで。今夜僕らは一つに。なれるかもしれない

子供達の足下に転がる割れたビン。袋小路に散らばる死体
戦闘の合図も聞こえなかった俺を壁に押し付ける

日曜日、血の日曜日
日曜日、血の日曜日

かくして闘いは始まった。多数の死者が出た!
だが誰が勝ったと言うんだ。俺達の心に塹壕が掘られ
母と子、兄弟達は引き裂かれる

日曜日、血の日曜日
日曜日、血の日曜日

いつまで、いつまでこの歌を。歌い続けなければならないんだ!
いつまで。今夜僕らは一つに。なれるかもしれない
今夜、今夜こそ
日曜日、血の日曜日
日曜日、血の日曜日

涙を拭け。涙を拭え。充血した目を拭け!

俺達は免疫ができてしまった!
事実はフィクションになり、テレビが真実になる
今日も無数の人が泣き叫び、明日にも死んでいく
俺達が飲み食いしてる間に
本当の闘いが始まった。イエスの勝利を申し立てるために
日曜日、血の日曜日に

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