2015/11/01

エジプト旅行記「ナイルの夕陽よ、もう一度!!」③

カイロについた時、街は朝もやに包まれていた。 

















きゃあ~~!! なんという感動! ここはエジプト!エジプトなのねぇ~~!!

異国の空港にて 夜明けを迎える。
ふふ・・パスポートに版を押してもらって感激~
しかし 寝不足のため 意識ももうろうとしていたのであった。

だあ~~!! とにかく 眠いっ!! 体が痛いっ! だるいっ!
おまけに汗かいて自分がクサイ!! お風呂入りたいよぉ~!!

しかし 予定より早く着いてしまった我々は途方にくれる。
だって 予定では 空港から直接 ギザ見物なんだよぉ~!!
勘弁してくれってな感じ・・・・
ピラミッド見物は9時にならないとできない。
あと、3時間もどうすんのよさ・・・

とはいうものの そこは ツアコンの兄ちゃんの腕の見せ所。
宿泊予定のホテルに連絡を取って、
とりあえず ピラミッドに着くまでの間、休憩させてもらうことになったのだ。

迎えに来ていたバスに乗って 夜明け前のカイロ空港を出発する。

眠くて死にそうだったけど(おまけに食べ過ぎで苦しくてっっ)、
生まれて始めて目の当たりにする異国の街は、感動モノだった~。
少しのものでも瞼に焼き付けようと、とにかく 窓の外の景色にかぶりつきっ!











なんていうのかなー
近代化された西洋の街なみには、慣れているわけではないですか。。。
もちろんヨーロッパには行ったことないけど、
日本の景色の中には西洋を真似たもの(建物や街並み)がたくさんあって、
また 東洋的なものにも当然親しんでる。
けど、中東って、そのどちらにも属さない。
すごい、カルチャーショックだったの。

バスや車がバンバン飛ばしてる中、
ロバや馬、牛なんかが引く馬車が走ってる。
しかも、車の運転たら、すげー めちゃくちゃ・・・
信号あるけど、なんていうかー
とにかく他の車より先に行こう! 行こうとするんだもん。コワイヨー
その中にロバだとか混じってるんだよ~
よくこれで事故が起きないもんだと感心しちゃう。
道は馬糞やら牛糞やらがボトリ、ボトリ・・・

んでもって、歩道には エジプトの衣服
(なんてったっけ? 名前忘れてしまったっっ
とにかく白くて長いズルズル。
オンナの人たちは黒いすっぽりと体を覆う服なの)を着た人たちが
あちこち落ちてる糞などおかまいなしに座りこんでたり、寝てたりしてる。
建物の壁には見慣れない異国の文字。もちアラブ語よん。

ああっ!!
カイロでは当たり前のこの日常風景に
とにかくひたすら感動のあるまなのであった。

そうこうやってるうちに着いたのは、ホテル・シアグ・ピラミッド。
「おおっー! 窓からピラミッドが見えるではないかっ!!」
部屋に入って、うちら3人は感嘆の声をあげた。
しかし ホテルはいまいちだった。。。んっー

だって シャワーの水 茶色いんだもん・・・それと出が悪いしー
とはいうものの、
格安のツアーでホテルの質を望んでも無駄なのだ。。。うんうん。
ともあれ、仮眠をとろうと思いつつ、神経は高ぶりっぱなし。
お湯の出が悪いシャワーをかろうじて浴びて、
写真をとったりはしゃいだりしているうちにあっという間に8時40分。

いざ、ピラミッドなのだ!!(本日のメインエベント~)


きゃーーーーー ピラミッドよお~!!
クフ王のピラミッドなのよぉおお~~!スフィンクスよぉ~~!!


ふふふふふふふふふふふふふふふふふふふ
ふふふふふふふふふふふふふふふふふふふ


”東へ行くのよ唇噛み締めアナ・イズ・アローホ ナーイルゥ~.... ”
ば~い サンド・べージュ なかもりあきな・・・

さてさて・・・我々一行を乗せたバスは、ギザの町へと出発進行~!

ホテルを出て、感じたことは、
まず エジプトは思ったより 暑くない! と、いうことだった。
アタシがいったのは8月の終わり頃だったけど、
早朝のカイロは涼しいと思えるほど。
長袖もってって正解ね!

おまけに 空は曇りがちだし。。。。
空港では朝もやで気づかなかったけど、うん 雲もあるんだ。
あとで聞いたんだけど、
昔は雨季にならないと雨が降らなかったんだけど、
アスワン・ハイ・ダムが出来てから、気候が変って、
雨季でなくても雨が降るそう。

#けれども そのおかげで貴重な遺跡なんかの傷みが激しくなったそうな。










段々と近づいてくる ピラミッドではあったが、な、なんか違う。。。

写真やテレビでその姿を見過ぎていたせいだろうか??
「思ったより ちっ、小さいっっっ」 のである。

#後で考えたのだが、
ピラミッドが意外にも小さいと思ったのは、普段 東京に住んでいて、
高層建築のビルや街並みを見慣れているせいだったのかも知れない。










ちょっと曇りがちでだだっぴろいギザの空の下、
3つのピラミッドはちょこんと大地に居を構えていたので あった。
しかし、辺りは観光地と化していて、なんともいえない雰囲気。
なんか ちょっと 調子狂うのよね。うん。
それと 「おおっ! ラクダがいるぅ~~!!」
憧れのピラミッドだけど、あっけない 出会いという感じ。
しかし・・・・とにもかくにも 中よ! 中!

わくわくわくわくわくわくわくわくわくわくわくわくわくわくわくわく~!

ピラミッドには正式の入り口ってのがちゃんとあるんだけど、
その昔 盗賊たちが開けた(爆破して開けた)盗掘口ってのがあって、
今じゃ ピラミッド(クフ王)の中には そこから入るようになっているのだそう。
さてさて いよいよ 中に入るんだよーん。
やっぱ 近づくと デカイ! と思う。そこで始めて 「あーデカイんだ」と感心。

石もデカイしさー
ピラミッドの頂上にまで登るのは今じゃ
禁止されてるそうなんだけど
(年間で登ろうとして落ちて死ぬ人が
何人か必ず居るそうなので)
これぢゃ登るの大変だよーってな感じ。

ピラミッドの中では カメラ撮影はいちおうOK。
けど フラッシュ撮影は駄目なんだあ。
大抵の観光場所(遺跡&博物館)が
フラッシュ撮影は禁止だから、バカチョンだとか、
自動的にフラッシュになってしまうのは向いてないみたい。
それとビデオは駄目だったかな?
忘れたけど・・・
あと、ビデオ撮る時は
お金を別に払わなくてはならないみたい。
(記憶が怪しい)もしかしたら
写真撮るだけでも、料金払ったかも??

忘れてしもたー


中を見物したのは、クフ王のピラミッドだけだったんだけど、、、、
回廊がとにかく狭い!
おまけに息苦しい!! 中は真っ暗に近いし・・・・
宜保さん体験できるかしら・・と着く前まではわくわくだったけど、
なんてったって 旅行に行く前日から興奮して眠れなくて。

とりあえず 王の間へ・・・回廊を一段一段踏みしめながら登る。
おおっ!! 狭い・・・

王の間への入り口は腰をかがめて、
はいつくばるようにしない と入れないのだ。

よっこいせっと・・入ると そこは空の棺のある狭い部屋だった。
アタシらの属するツアーの客約30名弱と
もう一つ外国人のツアー団体がブッキング

おおっ しかし これ以上は辛いぞっ!!




盗掘口入ってすぐのとこ
いよいよ内部へ突入~!
気分は水スペ、川口探検隊~☆







王の間へと続く回廊
とっても狭い。天井は高いけど・・ 










王の間の入り口。
まるで茶室の入り口並に小さい









王の間にて
狭くて息苦しかった~!


そして遠くに放心状態のアテクシがっっ
まるで心霊写真かっっ








現地ガイド(日本人のお姉さん)の人の説明に耳を傾けるものの、
なんてったって 連日の寝不足の前に意識はもうろー 瞼は重い・・・

それにここって 酸素が・・・ううっ!!

だって 途中頭がぶつかりそうになるトコも ある回廊(出入り口兼用)しか、
空気の通り道ってないんだもんね。
こんな狭い部屋にこれだけ大勢の人間がつめこまれてるんだもん!
まったくもって暑いし、酸欠で死んでしまいそうだったわよ!!

ン千年の悠久の時間 地上に存在し、
時代を封印したような過去遺産のロマンに浸る暇もなく、
アタシはとにかく 心の中で叫び声をあげたっ!!



「くっ、苦しい!! 新鮮な空気が欲しい~!
ひぇええええええええええいっ!
だっ誰か助けてくれ~っっっっ!!
一刻も早く ここから出してくれぇ~いっ!!」



これがアタクシ あるまのピラミッドの想い出である。(TT)
歴史のロマンに浸れる...なんて コトはなかった...
ただ 息苦しかっただけやも~!

と、いう訳で
アタシの記憶には ピラミッド=息苦しい!
それだけの図式なのでR (かなぴー)


さてさて、逃げるように ピラミッドの中を抜け出して 次は、いよいよスフィンクス!

我々一行は徒歩で河岸神殿へと向った。
河岸神殿とは、
なんでも ピラミッドに納める遺体をミイラに加工した場所だという。
それでもって、
へぇー ふぅー はぁー ほぉー!! ここなのね...ってな感じ。

画像

そこからはスフィンクスがよく見える。
スフィンクス自体には、登ったり、
中へ入ったりとかはないので、
その神殿のスフィンクスが
一番良いポジションで見える場所で
スフィンクスを眺めるだけだ。
まー 背景にちょうどクフ王を初めピラミッドが位置して、
写真を取るにグッドなビューポイントってヤツ。


そこで エジプト人の商売人写真家が現れ、観光写真撮らないか!!との勧誘。

こういうのはツアー客相手に必ずあるようで、
とりあえず我々のツアー客全員一致賛成でそのエジプト人自称写真家に、
ピラミッドとスフィンクスをバックに集合観光写真を撮ってもらった。

さて! スフィンクスの次は
三つのピラミッドが揃って写真撮影が出来る ビューポイントへと移動だ!
さすが 観光地である。

そこからは、先ほど入ったクフ王のピラミッドを初め、
メンカフラー王、あれ・・あと一つなんだったっけ?
忘れた・・の三つのピラミッドがよく見えた。

おおっ、絶景かな、絶景かな

画像








ここから見ると さっきはちゃちく見えたピラミッドも、
砂漠の中に悠然と立つ、雄々しき遺跡...という感じである。
ちゃんとラクダも歩いてるしね。

んでもって、
その場所で三人でお互いの写真やらを撮っていると、
へんな オヤジが近づいてきて、「三人一緒のところを撮ってやる」という。
チップ目当てなのは、わかってるのだが、
とりあえず 一枚くらいは三人一緒の写真欲しかったので
ひとまず とってもらうことに。。。。

しかし 今度は一緒に撮ろうといってきて、馴れ馴れしいぞっ!!

断ると、勝手に人が映しているトコロ入ってくるし・・・
あげく「バクシーシー」とチップねだってくるしさ~!
もお~ オヤジ~ しつけーぞぉっ!!
んでもって、次には変なガキが「俺っちの写真を撮ってくれ~」という。
あまりにしつこいので なんだかな と思いながら写真を撮ってあげると、
手を出して 「バクシーシー ワンダラー(おめぐみ~ 1ドルゥ~)」である。

おお! これが ウワサのバクシーシー小僧か・・・・失敗したぞなもし。トホホ

その付近はピラミッドの写真撮る観光客目当てに
ちょっとした見上げモノ屋市が出来ていて、
ラクダに乗って写真を撮ろう! みたいなのもいっぱいあった。
こうした ラクダ親父?たちは観光客とみると、たかってくるのだけれど、
アタシはとにかく フラフラで死にそうだったので
ラクダは辞退させていただいた。

友達二人はちゃっかり乗っていたが、
二人とも ぎゃーぎゃー悲鳴をあげていたので、指さして笑っちゃったよん・・・

画像

うう~ん・・・・
ラクダは泡をブクブク吹いていて キョワイよん。

歯はむき出してるし~ かなり気が荒いのね。
おまけに臭いがスゴイッ! 馬の方が可愛いと思うの・・・・


画像
さてさて、次に我々一行は、カイロの町へと向う。

途中 バスはパピルス屋に立ち寄って
 ここで早くも土産物を買う。
いかにも エジプト~なイラストばっかだぞお。
とりあえず 占い師の友達に、
彼女たちが好きそうな妖しいイラストを何点か買う。
しかし 不覚にも自分の分を忘れた(TT)

#お昼
パピルス屋を出た後、バスはどこぞのエジプト料理屋でとまる。
たぶん 日本でいうところのドライブ・インなのだろうか??
ここで生まれて始めてのエジプト料理を食べる!

やったぁ~! まってましたぁ~
超楽しみだったのおおおおおおお~~!!
機内食が胃にまだ残ってたけど、
しかし なんてったって楽しみにしてたエジプト料理だもん!
食うぞぉ~! 食ってやるぅ~!!

しかし メニューは忘れてしまひました。
(何しろ5年前の記憶なもんですからっっ)
んんっと、インドのナンみたいなパン(すごくおいしかった)と、
日本人向けにバターライスみたいなのもあった。
けど、固くて芯があって、ううっ!! だった。

サラダはゴージャスというか、
とにかくサラダというよりほとんど原型のまんま(笑)
デカイんだよ、エジプトの野菜・・・
でも、キュウリもトマトもおいしかった!!
ピーマンなんて縦割りのまんま出てくるし・・・丸かじりって感じね。
チーズはものすごく塩辛かった!
塩づけというか、とにかくしょっぱい。
日本人向けに味を調節されたチーズじゃないから、味が全然違う。
けど、アタシは好きだけど。
ここで食べたのはチキンだったように思う。
他の料理は何があったかな? レンズ豆とかはおいしかったなあ・・・・

アタシの場合 普段から エスニック料理好きだし、
スパイスだのハーブだの慣れてるから味の方は全然OKなんだよね。

あ・・それと イスラムの国だから お酒は・・と思うけど、
ちゃんとね、ビールはあるの。スタービールっていって、おいしかった!!
国内用と輸出用とあるんだけど、どっちも飲んだけど 味の違いは忘れたよん。

しかし 異国の地で飲む初ビールの何とまーおいしいコト・・・うるうる。

さっきまで、寝不足と飛行機の疲れで息も絶え絶えだったのに、
一杯のビールですっかり生き返っちっゃたよ・・あーあー単純。
さてさて
楽しくおいしいエジプト料理のランチをすませて、
次に目指すはカイロ博物館!!

0 件のコメント:

コメントを投稿