2015/10/30

グループヒプノ体験 『時間旅行~共に生きた時代へ』

さて・・・
ワークショップでも個人セッションでの場でも、ヒプノセラピーをやる機会はそれなりですが、実はわたくしヒプノセラピーの手法をきちんと学んだことがありません。

始めて、ヒプノをやった(やらざるを得なかった)のは、知人がアロマのトリートメントを受けに来たとき、まったく想定外のことだったんですが、トリートメント中、ふいにその方が退行してしまったんですよ。
頭の中、フリーズ。
一瞬、真っ白になりました(いつものことですが)

普通、ありえないことなんですけどね。そんなシュチュエーションで、しかも唐突に、予兆?なしに。まあ、リラックスして、入りやすい状態ではあったのかも知れませんが。

そーなっちゃったら、
しょーがないから、対応せざるを得ないというか、誘導するしかない。
見よう見まねもなにも、習ったこともないから、どうすりゃいいの?オーマイガッ!!でしたけれど、考えるよりも先に、自動的に言葉のほうがもう出ているわけです。
本人的にはよくワケが分からないんですけど、それで会話が噛み合っている?から、まあいいや・・・(なんのこっちゃ)

オートマティックにおまかせコースで、とりあえずそんな成り行きで、なんとかなったから、そっちのほうがビックリしました、私的には。

その時、その人の問題がとりあえずは解決したというか、スッキリされたそうなんで、まあ、ヘンなことにならないでよかったな、と。

でも、だからといって、それで「やろう」とは思いませんでした。

なんなんだこれは? なんだかなー??? 
でも、まあいいや。。。で。
とりあえず、その経験は忘れてしまいました。

その後、セッションに取り入れるようになるまでに、5年はかかりました。
というか、
その時はまだヒーリングの仕事すらもやってなかったわけですが。



その日はヒーラー養成講座・二期の修了生を対象に、フォローアップスクーリング(チャクラリーディングと過去生ヒーリングの講義)をしていました。二名が欠席だったので、四名でこじんまりと。

スクールは、何しろ特殊なことを教えている場でもあるので、集まってくる人々も、不思議な縁で結ばれていたりします。

この二期のメンバーは、全員ロシアつながり(それぞれロシアで生きていた過去生アリ)でした。あえて、皆には話していませんでしたけど。どうやら、同じ時代にいたらしい?というところまでで、私のほうもあまり詳しく視ることはしていなかったし、もしかしたら、このうちの何人かは面識がその時、あったかも、くらいには思っていましたけれど。

その日、すべての実習が終わって、何となく・・・「みんなで、ロシアの過去生に行ってみよう!」という話を私から持ち出していました。

何でそんなことを言い出したのか、肝心の言いだしっぺの私ですらよく覚えてないんですが、その時は「皆を連れていける」という妙な確信がありました。
でも、酔った勢いでの誇大妄想とかではないです。お茶しか飲んでないし。マジックマッシュルームも食べてないし、アンパンとか、大麻とかヤクとか、怪しい幻覚剤とかもやってないです(キッパリ)

皆で輪になって、瞑想状態に入り、あとは誘導して・・・互いに言葉を交わしながら、そのまま意識を残したままに、私たち五人はロシアという国に住んでいたときの人生を遡ることにしました。


A「何が見える?」

U「えっと、、、、レンガ造りの建物? 
  道? いや石かな?」

T「私もレンガみたいなのが敷き詰められた道?
  通りが見えてる」

I「噴水がある。公園?広場? 
  あ、私おばさんです。
  ショック! いかにも・・・
  って感じのロシアの太ったオバサン(涙)
  ガーン、ガーン・・・・!」

U「私、子供です。ちっちゃいです。園児って感じ。女の子。
  ほっぺが赤くて、人形みたい。金髪です。」

S「・・・・? うーん。
  雪と小屋しか見えない。ここ超寒い~
  おまけに臭い。うっ、自分も臭い。なんか、獣臭い。
  あ、毛皮みたいなの着てる。うっ! 
  しかも、むさいひげ面のおっさん。
  いやだあ~! 認めたくない! 落ち込む~
  ・・・・・・・・・・・・・・・・なんかアタシ、
  猟師?だったみたいです。ううっ(涙)」

T「??? 年は若くも無いけど、
  お兄さんて感じでもないし、
  おじさんといえばそうなのかな?
  なんか、
  タバコとかを移動しながら売ってる人っぽい?」

A「???(アレ?私は何処だ・・・・うむ?)」  

それぞれ自分のいるところを確認してもらうと、
五人中、三人が同じような景色を観ていたりする。

I「もしかして、同じ町?」

A「もしかして、近くにいるの? 
  お互いを探してみて。
  というかー、 
  その広場みたいなところに集まってみて、
  噴水目印に」

T「あった! 噴水」

U「ダメです。一生懸命歩いているんですけど、
  子どもなので足が短くて、うまく歩けません。
  まどろっこしい~」

I「Tさん・・・おじさん?茶色い服の人?」

T「そう、それ私。Iさん、もしかして、
  このスカーフみたいなのかぶった・・・??」

I「はい、かぶってます。
  いかにも、ロシアの太ったオバサンです。 
  うう・・・涙」

U「この時代のIさんのこと、私知ってますね。
  近所のおばさんです。
  血は繋がってないけど、可愛がってもらってる。
  ああ、私Iさんの足にしがみつけちゃう。
  小さいぞ自分」

T「皆のこと、知ってますね。
  というか、見かけたことがあるって感じかな?
  小さい町だから、顔は分かるっていうか。
  でも、親しくはない。」

A「で、Sさんは?」

S「いいなあ、私だけ違うところにいます。
  人探してるけど、誰もいない。
  一人暮らしみたいですね。家族もいなさそう。
  山みたいなところで麓が見えます。
  寂しいので降りてみます。」

A「ところで自分が見つからない・・・
  いったい、私は何処?」
 (と、思ったら、場面が急に変わって)

A「あ、暖かい。室内です。暖炉がある。
  ゴージャスリッチな内装の部屋。
  あっ!私だ・・・・すみません。
  私だけ一人で優雅に茶なんて飲んでます。
  どうも、貴族?だかなんだか富裕層みたい。
  うわっ! この時代の私ってば、胸がある!
  谷間がっ谷間がっっっ!感動だっ!(TT)」

S「山、いま下りました。
  あ、皆が言っているような古い町並の町が見える。
  今から行きます」

A「私の家、なんかメインストリート? 
  のところに建ってます。
  窓から手を振るんで、見つけてください。」

S「噴水、どこだ・・・どこだ・・・」

T「アルマさんちって、
  庭はそんなに広い感じでなくて、
  直接通りに面して
  ビルかマンションみたいに建ってたりします?」

A「はい。それなりに大きいけど、
  お城みたいな感じではないです。
  館って感じ。門もあることはあるけど。
  庭は狭いかな」

T「じゃあこの家かな。
  門番みたいな人いますよね?」

I「うわっ! まぶしい!超ゴージャスマダム!」

U「ホントだ手を振ってる~ 派手な女性ですね。
  でも、背伸びしないと み、見れない!」

S「ようやく噴水です。
  皆さん、置いてかないで、待ってて!」
 (後で合流できました)

・・・・・とまあ、こんな具合に。
(交わした言葉は正確でないです。またところどころ話を省略してもいます。何しろ時間が経過してしまったので、こんなやりとりだったということでっっ)

その後、その日欠席だった二人も、もしかして同じ時代にいるかも知れない、と探してみたら、一人は私の屋敷?でメイドさんをしてくれていました。
そして、もうひとりは軍人さん(士官って感じ)で、しかも超いい男だったのです!(皆で、彼いやさ彼女が家の中でくつろいでいるのを、窓から覗き見した)一人で家の中でリラックスしているときにでも、キザを崩さないというか・・・


そんな感じで、皆でロシアの過去生にタイムスリップならぬ「時間旅行」

とても面白かったです。

というか、私的にも不思議な心地、稀有な経験でした。そうか、私たちは同じ時代、ロシアで人生を交えていたんだ、と。

私は・・・皆とは話をしたりとか関わり合いはなかったみたいです。IさんとUさんは、血のつながりこそないものの、ご近所で見知った関係で、Tさんは町の中で商売をしていたので、私も含めて皆の顔は知ってる、といった程度。Sさんは時々、山からこの町にやってきて、買い物をしたり、自分の商品?を卸していたり・・・みたいだったよう。
なので、SさんのことをTさんは知ってるけど、SさんはTさんを知らない様子。当時の・・・ですけど。

あ、メイドだったMさんは私のことは当然、知ってますし、話してますね。で、軍人だったYさんとは私は知り合いみたいでした。知ってるって程度。Tさんにとって、Yさんはお客さんで、その他の人は知らないといった感じ。


皆の印象をもとに探ってみると、場所はウクライナのキエフに近い町で、日本でいうところの東海道とかの宿場町みたいに、交易ルートの街道が通っていた町では?という結論でした。でも、どうなんでしょ? 本当のところは分かりませんが。
パとかピとかで始まる名前の皇帝だったらしい・・・というところまで。ピョートル?パーヴェル? 誰よ、ってねぇ・・・わかんないや。

そこまでが限界でした。

なんていうか、あの時、同じ空の下、同じ土地の上で生きていた者同士がこんなふうに一同会するなんて、どういうことなんだろう??人生は謎に満ちている・・・と思った次第。

いえ、そういうのは無いことではないのですが、私たちの場合、それぞれが深い関わり合いをもった仲間とか同士とか、運命共同体になるような、そういう団体ではないので。
しいていうなら、この中のメンバーのある人とある人の間に、カルマの貸し借りがあったので、この二人のために用意されたステージだったといえるかも知れません。(え? 私は刺身のツマ??←嘘です(笑))


まあ、過去生があると過程したうえで、なおかつ皆で見たあの風景、体験が「真実」であるならば・・・ですが。

集団幻覚といってしまえば、それまでなんですけどネ。

とにもかくにも、あの時代の私は谷間があったのに、何故に今は電信柱なの・・・・と嘆くしかないのでありましたっっっ汗。

この時のことがきっかけで、「ああ、ヒプノセラピー(本人に過去生を見に行ってもらうこと)できるな、私。」と、ワークショップや個人セッションに取り入れるようになったのでした。

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