2015/10/31

スピリチュアル・カルテNo,5「心臓に刻まれた傷」

ケースファイルNo,5「Aさんの場合」

クライアントさんにいちいち説明はしないが、
施術用の椅子ではなく、お茶と歓談をしているテーブルにて
既にヒーリングは始まっていたりします。

さりげない世間話をしながら、その人の波動・・・オーラの色、広がり、
顔色、言葉の響きなど色々とチェックをさせて頂いているのです。
テーブルの下でもぞもぞ手を動かしたりもしつつ。

たまーに目を凝らすと、ちっちゃい透明なヘルパーさんたち?
も慌しくその人の周囲を飛び交って、補修を手伝ってくれていたりしてね
(最初見たときは驚きましたけど、今は慣れました。まあ、目の錯覚かもね)。

あるとき、その方が室内に入った時点で、
なんかものすごく暑くてたまらなくなってしまった。

暖房のせいかと思い、「暑くないですか?」と尋ねるが「いいえ」との返事。
どうやら暑さを感じているのは私だけのよう。それはずっと。
オーラのチェックをしているときも、施術しているときも暑くて死にソー。
けど、すぐにその理由が解った。

最初に見えたのは、
炎に包まれた家の中で出口を求めて逃げ惑い、
崩れて焼け落ちた柱?に足をとられて、
亡くなって行くその人の姿だったから。
それで暑いわけだ・・・私。なんでか、よく分かりませんが。

情報がどう入ってくるかというと、
情報の入ったカプセルを一瞬で飲ませられる感じ?いや違うか。
頭の中のDVDレコーダーにソフトを入れられる・・いやさ、それも違うか。
圧縮ファイルがダウンロードされて、超高速で解凍されてしまう感じ。
だから瞬間的。
内容は解凍された時点で見終わっているみたいな、だもんで。
うまく説明できません。

さて、その人は裕福な家のお嬢さんで、
両親をなくして、いわゆる若くして女相続人になった人のようでした。
そして、心臓に疾患を持っている人でもあった。
心房欠損症・・・その病名が瞬時に浮かんだ。
しかし、
当時200年前くらい?の医学では
単なる心臓の病として片付けられていたみたいなのね。
今の医学と比べると、まだ全然。
何かというと、瀉血とかまだしている時代っぽかった。
正確な年代とか土地名が解らないのが、
私のこの能力の欠落点ですが・・・。

後見人を買ってでた親戚たちは、
まあ本当にこの人のことを思ってではないよね・・・むらがってきちゃって。
なんか、シドニー・シェルダンの「血族」みたいだと思ったり。

さて、この人は幼馴染で求婚してくれた人がいたのにも関わらず、
「兄弟みたいに育ってきたあなたとじゃ、今さら恋心なんて芽生えない。
私は情熱的な恋、ロマンスがしたいの」とその手を振り切って、
多くの反対する親戚の声を無視して、とある男性と結婚をした。

ところが、
その男性は病弱な彼女を世話していた使用人とできちゃって、
共謀して彼女を殺すことにした。
やっぱ、財産目当てだったみたいね。(土曜ワイドか火サスか・・・)

心臓が悪い彼女のこと、何か驚かして心臓を止めればいい・・・と。
最初は小さなボヤを起こして、彼女をびっくりさせて・・・のはずだった。
(計画がズサンというか、おそまつというか・・・無謀というか)
けど、ボヤは屋敷全体を燃やすほどの大きな火事になってしまった。
また、彼女は火を見て、パニックになったものの、
心臓発作は起こさなかった。
結果的にやけ崩れた建物に足元を阻まれて脱出できず、
死ぬことになってはしまったものの
(彼女が死んだあとのことまでの情報はもらえなかった)。

なんか ドラマにありがちなパターンという気も。

さて・・・・
彼女の魂の中で、「信頼してた身近な人」と「愛する夫」に
騙されて殺されたことがトラウマになっていた。

だから、「今生では誰にも騙されないぞ!」
「人の嘘を見抜いてやるぞ!」って
気構えがすごくて、とにかく疑うことがすべてが始まるってのがありーので、
まあ、それって損といえば損。

そういう心の傷はエネルギーボディのレベルで刻まれて残ってしまうから、
三次元の肉体も蝕まれてしまう。
怒りの心・・・猜疑心は肝臓を冒すからね。

その人は重度のアトピーに悩まされていた。
私は医者じゃないから、こんなことを言ってはいけないし、
クライアントさんにそう伝えることは法律違反になってしまうので、
言いませんが。
肝臓の浄化機能が上手くいっていないことが
皮膚に影響を与えているようだった。
それと、自分の本心は偽らなければならないという想いが、
身体を隠す覆いでもある皮膚に損傷を与えてしまっていて。

見えた過去生を伝えた後で聞いたのだけれど
今はよくなったけれど、ずっとパニック障害だったとのこと。

そして、その発作が起きた時、
もしくは少し走って息切れや動悸がするとき、
自分の心臓の音が気になって仕方なくて、また症状がひどくなったと。
また、左手の脈心をしてしまうクセもあるのだそう。
ああ・・・そうか、
前の人生ではそうやって自分の心臓をチェックしていたのだね。
ふつうの心臓でない自分の心臓を常に気遣っていたのだ・・・
そのクセが今もあるなんて、ね。

でも、今はネットの時代なんて調べればいいだけだけど、
当時の心房欠損症を抱えた人が、
そんなふうに自分の体を気遣っていたとか、
私には分からないし、この疾患に関する知識もないので、
よく分かりませんが。

そして、その人生なのだが、
何故 その人がその人生で心房欠損症という病気だったのか。
そのまた過去生に原因があって。

それ以前の人生で戦で心臓を刺されて亡くなっていたのね。
でもって、その彼女(そのときは男)を殺した相手が、結婚した相手だった。
つまり彼女は2度も同じ相手に殺されてしまったわけだけれども・・・。

でも、殺されるためではなく、本当は償いのために出逢っていたんだよね、
相手の男性側としては、
自分が殺した相手に償いをしたいと思ったことで今生の再会だったのに。

けど、相手は弱い人だったので、
カルマの負債の返済より、新たな借金(カルマ)を作ることを選んでしまったと。
2人が魅かれたのは、加害者と被害者だったから。

そういう理由で運命感じて、恋に堕ちてしまう場合もあったりするのです。
それを知っていれば、そうはならなかったろうけれども。
どうなんでしょうね?

まあ、あえて詳しくは書きませんが、
彼女が繰り返す恋愛のパターンの原因は
この人生にさかのぼることが出来たわけです。


それから・・・彼女の今の肉体の先祖
それは彼女の過去生ではないのだけれど、
彼女と似たような経験をした人がいたりしました。
どうやら家をのっとられたらしいので、
その怨みが子孫に継承されていたり。
そうするってーと、肉体に弱点が出る。
その血族特有の遺伝的な傾向が。
病気というか、肉体(遺伝子)の損傷?って、
そういうことが原因になっていることってあるんだと。

自分的には「へぇー!」って、新たな発見でした。
いや、これは遺伝学的にはなんら、関係ないことです。
その後で心霊科学を勉強して知ったことですが、
そういうのにも理屈があるということ。
だからといって、それは心霊科学の理屈で、
現実社会の理屈ではないです。
なので、あくまで仮説というか、
不思議な話だね程度にスルーして下さい。


確かに、病気はその人が選んでなるものだと・・・
人間が作っているものだと、
エネルギーが損傷されることで肉体に影響が及ぶのを、
セッションという現場で「見て」体験しているわけですが。
そうして弱められてしまった肉体が、遺伝子に記憶されて、
次の世代に伝えられていくんだと、
このときには、頭わなくちゃになりました。

まあ、科学とは別の観点だから、あくまで想像の範疇に過ぎない。
過去生なんて証明できないものですから。

0 件のコメント:

コメントを投稿