2017/11/28

原始女性は太陽であった~女性蔑視と慰安婦問題

私はフェミニストというわけではありませんが、
世界的に見て、女性の地位はまだまだ低いなと思います。

それでもまだ日本は男女同権と法的には扱われていて、
優遇されたり守られたりしているところもあるから、
第三国に比べるとかなりマシなほうなのでしょう。
カースト制度の根強いインドや東南アジア、
アフリカやイスラム教の国々などの現状を鑑みると、
事実そうなのだと思います。

でも、ネットの女叩きとか、
一向に減らない痴漢やわいせつな犯罪行為、
政治家やお偉い方たちの女性蔑視発言、
嫁を奴隷と思う人々が相も変わらず存在すること。

もっとも安全で文化的な先進国と言われるけれど、
実態は100年前とあまり変わってないようにも思います。
いやそれでも「良くなった」ところのほうが多いのですが。
中身が伴ってない、というところで。

男性も「社会に出れば7人の敵がいる」との諺通り、
イジメにも差別に合うというところでは一緒です。
痴女もいて、男性が性被害にあうことも少なくありません。
「男はかくあるべき」という社会全体からの
ジェンダーに対する無言のプレッシャーもあるわけで。

男性は社会に出て働き妻子を養うべきで、
女性は家庭で家事をして男を支えるべき。
結婚したら式を挙げるべき。子供を持つべき。
結婚は家同士でするもので、子供は親の老後を見るべき。
長男が家を継ぐべき。両親は揃っているべき。
女の幸せは結婚して子供を産むこと。

(なんでもかんでも、べきべきべき…だなぁ)

そういう暗黙のルールも今や崩れつつあるわけですが、
それでもそれを守らないで外れたコースを行くと、
色々干渉されて、とやかく言われることは昔も今も一緒。

思うに、男も女もないわけで、
それは性差であって、区別であるべきこと。
男には男にしかできないことがあり、
女には女にしかできないことがある。
もちろんそのどちらでもありどちらでもない第三の性もある。

それぞれの役割分担を理解して、
各々の特性を生かして助け合っていくのが、
社会のコミュニティの理想的なスタイルかと思うのですが。

しかし人間というのは、
相手を劣勢に置くことで自らの立場を優位にし、
我が身の保身を図りたいエゴイズムを持った生き物なので、
人種や肌の色や国や民族や信仰する宗教を盾にして、
自分が属する側からのマイノリティを必ず創り出し、
偽りの矜持で選民意識と排他的感情を剥き出しに、
徹底的に相手を貶めなくては気が済まないらしいのです。

それが時に男女の性差になるわけで。

第三の性のことはおいておいて…
世には男と女の二種の性があって、
それが自らの父と母の性であるのに、
女の腹によって十月十日育まれ、産み出され、
その乳を飲んで、かいなに抱かれ、
下の世話をしてもらって、育ったというのに、

何故男という性はこれほどまでに女という性を蔑むのか。

それほどまでに自分を産んだ母が憎いのか。
自分をこの世に産んだ性に唾を吐き、足蹴にするのか。

浮気をし放題で下半身に理性のない男性が、
好色一代男だの男の誉だの男の甲斐性だのと言われ、
羨ましがられることはあっても、
同じく性に解放な女性は叩かれるばかり。
不倫のペナルティは女性が圧倒的で、
アバズレだのビッチだの公衆便所だの、
女性を貶める言葉にはキリがない。
性犯罪にあった女性はキズモノだの言われるし、
そもそもそのような暴力的な性の対象として、
どうして消耗品のように扱われなくてはいけないのか。

男でも女でも、
くだらない屑、クソみたいな人間はたくさんいる。
そのどちらにも悪い人間、善い人間がいる。
男だから特別悪いとも女だから特別良いのでもない。
それは国籍でも民族でも人種でも同じ。

日本人でも韓国人でも中国人でも、善い人はたくさんいる。
アメリカ人でもドイツ人でもイタリア人でも、
どこの国だって悪い人間はいる。
環境に影響されて悪くなる人もいる。
平和な世で善人の羊の中にいるから、
狼の仮面や牙を隠せているだけの人もいる。


☆ ☆ ☆ ☆ ☆


日本と中国と韓国が仲良くなったりすると、
都合の悪い人たちがいたりする。
アジアが一つにまとまるより、
いがみ合ってくれてたほうがいい…と。

私たちは相変わらず罠にかすめ取られたままだ。

正直、慰安婦問題は仕組まれたものであろうが。

古今東西、女性が戦争の影において、
犠牲になってきた事実は否定できない。
男性ももちろん戦争の主たる犠牲者であるのだが。
侵略侵攻され、征服された土地において、
多くの老人や子供たちが殺され、略奪がおき、
妊婦は腹を割かれ、女性は性の餌食となってきた。

もし、慰安婦問題を本気で語るならば、
戦争の勝敗における女性や社会的弱者に対する
非人道的な扱い全体について、
もっと深く語られるべきではないだろうか。
一つの国家や民族が、一つの国家にしたことだけでなくて。

当人の意志とは関係なく女性を強制的に連行し、
性の奉仕者として屈辱的な行為に甘んじさせた
過去すべての戦争においての女性差別について…
その非道の犠牲となった世界中の女性の慰霊として、
そうした像は創られるべきであろう。

その犠牲者の中にはもちろん日本人も韓国人もいるし、
中国や台湾や東南アジアや西洋諸国、アフリカ大陸の、
あらゆる女性たちが含まれていないといけないと思う。

女性たちを贄にした加害者たる男性たちも、
それこそ日本や韓国、アメリカやドイツや
すべての国が含まれるのだと思う。

今も遠い空のどこかで、犠牲になっている女性も含めて。

一つの国が一つの国に対して行ったことだけを、
部分的に取りあげて単純に糾弾し、
いつまでも怨嗟のターゲットとして
遺恨を次世代へと受け継がせる道具にするのではなく、
女性を強制的に性的な奴隷として扱う行為そのもの、
そのことこそが問題であり、
差別と紛争と分離と対立の歴史の源の根底で、
このような女性蔑視は排除されるべき考えであると、
人が人としてあるまじき非人道であると…

そのように騒がれるのなら、わからずもがな。


なんかこの問題、肝心なことのすり替えというか、
本当に考えべき焦点からズレまくっている気がする。

例えば日本が「反核」を唱え、
被爆者たちが核の恐ろしさ、自らの体験を語ることを、
「被害者ぶって、加害者に補償と謝罪を要求している」
と謝って解釈され、捉えられてしまうのと同じくらいに。

ヒロシマやナガサキの犠牲者たち、被爆者たちは、
「よくも…」という恨み言を言いたいがために、
あの日の辛い記憶や思い出したくない苦しい体験を
後世に語っているわけではないというのに。

ただ、自分たちと同じような苦しみを味わう人々を、
二度と存在させてはいけない、
同じ痛みを誰かにして欲しくない、
過ちを繰り返して欲しくない、
原爆の後遺症というのがどれほどのものなのか、
土地や生き物が死滅し、一瞬にして廃墟になる兵器が
この世にあってはならぬと、
ほとんどの人がそれだけを訴えられているのに。
世界では曲解して伝えられ、理解されていないように。

日本がどうの韓国がどうの、ではなく、
戦争や他国による支配や侵略によって、
本来ならば起こらなくていいはずの悲劇が起きてしまう。
そしてそういった非常事態において、
女性を性の道具、奴隷として玩具のように扱う、
そういう決まりごとのような習慣、
発想がこの世にあることがおかしいのだと…

そういったことにもっと
目が向けられるようになるといいなと思ったりする。

もちろん戦争の悲劇はそれだけじゃない。
戦争はすべてを壊してしまう。
平和だけでなく、人々の暮らしもモラルも品格も尊厳も。
そして戦争は人間が人間であること自体を壊す。
人の子であり親であり友であることも引き裂いて。

てなわけでこの問題に関しては
日本と韓国は未だに戦争をしているのかも知れない。
肝心の被害者になってしまった、
女性たちの本当の人権は置き去りになったまま。
誰も本当の問題を語らないまま。

どこの国の女性たちも犠牲になっている。
どこの国の男性たちも犠牲になっている。

こんなんで今後も女たちが犠牲になることが、
終わりになる日が来るのだろうか。

女性を性の道具とみなし、
戦争になったときに公衆便所として扱う
男性たちがいなくなる日は来るんだろうか

そんな風に女性を扱った男が、
愛する女や娘が、母が
他の男たちからそんな目にあったとき、
どんな風に考えるのか、考えたのか…
どう思ったのか聞いてみたい気がする。

戦火の中だけでないけど、
児童に対する虐待も含めて、
性的な事件が起こるたびに思う。

性的暴行の加害者たち、
あなた方はあなた自身を、
あなたの母を、姉を、妹を、
妻を、娘を犯しているのだ…と。
そして冒涜し貶めているのは彼女らの肉体ではなく、
人間としての尊厳であり人格なのだ。

あなたは、胎内として還るその場所…
あなたの生まれる場所を
同時に汚していることを忘れてはならない。
あなたはあなたを休ませ、
守るはずの手を焼き切り、あなたの宿り場を貶め、
本来あなたが与えられるはずの
母の愛を奪い尽くしているのだ
そのことを忘れないでほしい


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