2018/08/22

憑依と霊的汚染:霊的干渉とその悪影響

昨日の続きです。

昔はよく、
「霊の干渉や影響を受けていることなんて、
 その人が思うほどにはないよ。
 霊現象だと思われていることのほとんどが、
 本人の勘違いだったり、錯覚とか、物理的現象。
 実際の霊的現象や体験なんて、
 そう思われてるものの20%くらいだよ」

なんて具合に、「霊が~」と騒ぐ人に対しては、
それを否定するがごとく言っていたものです。

何故なら、そうでも言わないと、
なんでもかんでも霊の存在や、
見えない世界のせいにしてしまう人がいるからです。
ですので、今もそのように伝えることは多いです。
これは相手次第なんですが。

でも実のところ、
人間は四次元と五次元にも生きている存在ですから、
影響を受けているというより、
毎日リアルに四次元と五次元で起きている現象を、
その次元の身体で体感・体験しているのです。
三次元を生き、体感・体験していると同時に。

なんでもかんでも
霊や心霊現象のせいにする人に関しては、
身の不幸や不運を占いで運命や生まれのせいにしたり、
自分の人生が思い通りにならないことを、
親や環境など、誰か他人や状況のせいにして、
責任逃れをしている人と同列であると言えましょう。

ですが、前回の記事にも書いたように、
すべては本人次第なんですね。

重ね重ね言いますが、
六次元の身体を手に入れた(解脱した)人々はともかく、
この地球上に存在している人間は、
すべて四次元と五次元でも人生を生きています。
(動物や植物は人間と違います。
地球に来訪している宇宙人もまた除きます)

ようするに、
三次元に存在していない人たちと
三次元の物質的世界で空間や場所を共にし、
接触したり関わって生きてはいないけれども、
四次元と五次元の想念と思考の世界では、
同じ空間や場所を共存している人たち、存在がいて、
接触したり関わったり、干渉されたり、
影響を受け合ったりしているわけです。

想念界であるサイキカル界(四次元)にしても、
思考界であるノエティカル界(五次元)にしても、
自分と同じ段階(霊的発達即ち人格の品位みたいなもの)が
同じレベルにある人、存在たちとしか関われませんけど。
もしくは過去の自分と同等の存在…
自分が辿ってきた道と同じ状態にある人たち、
自分が過去に創ってきた思念と同じものと、ですが。


この現実世界(三次元のレベル)で考えてみましょう。

国や社会に属する、
国民としての義務と権利はありますけれど。
私たちには自由意志が与えられています。

・どんな人と付き合うか、関わるか
・どんな仕事を選択するのか
・毎日何をするのか、どこに行くのか
・どんな生活スタイルを望むのか
・どんな服を着てどんな髪型にするのか

などなど、その人が自分で決めています。
一人ひとり趣味嗜好があって、個性があります。
考えることや思うこと、性格も違います。

人付き合いのことでいうなら、
自分が付き合いたい人としか付き合わない人もいれば、
合わないとか好きではないといいつつ、
仕方なしにイヤイヤ誰かと関わっている人もいます。
小心者で断れず、来るもの拒まずの人もいます。
友達がいない、作れないという人。
オープンな性格で誰にでも好かれ、
人間好きで色んな人を受け入れて友達の多い人。

霊との付き合いも現実の人間関係と変わりません。
人を寄せ付けない人に人が寄っていかないように、
霊もまたそういう人には寄り付きません。
明るくて感じがよくて頑張っている人で、
誰もが好感を抱き、応援したなるような人は、
霊も応援したくなって助けてあげたくなります。

霊の方からもその人を見たり、感じたりして、
惹かれたり、反発したり、無視したり、
イジワルな気持ちを持ったりなど、
ここいらは相性や好き好きもあるわけですが、
まったく現実の人間関係と同じなんですね。

学生生活でも社会人になってからも、
人に疎まれたり、嫌われやすかったり、
イジメのターゲットになりやすい人がいるように、
生きていた時にもイジメっ子だった、
死んでからも性質が変わっていない霊は、
やっぱりそういうからかいやすい人を見つけては、
自分がいる四次元からちょっかいだして、
あれやこれやイヤミを耳元で囁いたり、
その人の不幸や不運を横目で笑ってたりします。

そのうち飽きて別のターゲットに移ったり、
短期間でどっかに行ってくれるならいいけども。
こういう不良霊?みたいなのは類友で仲間見つけて、
集団でグループイジメをしてきたりするから厄介です。

そして不良のちょいワル程度ならいざ知らず、
サイコパスみたいな邪悪で歪んだ霊は最悪です。
反省のない殺人犯や凶悪犯の霊なんかとくに。

彼らは肉体(物質的な身体)がないから、
そういう物質的な働きかけは出来ないけど、
困ったことに、三次元の物質的肉体を持つ、
同質(同類)の人間を嗅ぎ分けて、とり憑くことで、
自分たちの欲望(人殺しとか強姦とか薬とかetc)
を再度満たそうとするから、始末に負えない。

ようするに、三次元ではそういう行動
(犯罪や反社会的で非道徳なこと)を、
実際に起こしていない人であったとしても、

その人が、

・四次元の感情体が創った四次元に存在するエレメンタル
・五次元の感情体が創った五次元に存在するエレメンタル

は存在しているんです。

これは三次元のものではないけど、
四次元と五次元にはあるから、
逆に三次元の肉体を失くした、
四次元と五次元の肉体しか今は持たないものにとっては、
(六次元の存在からも丸見えですけど)
見えるものであるわけです。
彼らの意識の中心はだいたい四次元にあるから。

(この場合の彼らって、俗にいう低級霊ですね。
高級霊と呼ばれる人で、
六次元の身体をまだ持ってない人の場合、
五次元の意識のほうが勝ってます)

それが悪いことだとわかっているからしないけど、
人を殺してみたいとか、銃を撃ってみたいとか、
なんかちょっとその、人には言えない妄想や欲望。
そういうのを持っている人…
その願望、欲望から創られたエレメンタルが、
ばっちりあるわけですから、
「お前、そういう欲望あるのなー」
ってのはバレバレ。

そこで、
「おっし、お前とオレは同類だ。
 俺がその欲望を叶えてやんよー
 仲良くしようぜー」
みたいなこともありがち。

よく
「魔が差した」っていいますけど、
まさに悪魔が取りつく瞬間ですね。

考えたり思ったりするだけで…
妄想だけなら、行動に移さなければ、
それは犯罪ではないのだけども。
そういう欲望のエレメンタルを量産してたが故に、
悪霊とも呼ばれるそうした存在に憑依されて、
それでハンザイシャに導かれちゃう人もいる。

もしくは自分が妄想して創ってきたエレメンタルが、
ものすごーく力を持つようになって、
実行させられちゃうこともある。

だから、
犯罪をそそのかす霊にタッグ組まされてのケースと、
エレメンタルに支配され、
自らが生み出した欲望に操られてのケースと、
おおまかに二通りあります。

たった一人の霊的存在に干渉される場合もあるけど、
グループは本当に厄介だし、困ったものです。
小さいグループから大きいグループまで実にたくさんあって、
大きいグループは大型893組織かマフィアかよってなくらい。

彼ら…は定期的にターゲットを見つけては、
その人の精神の隙を見て取り憑き、
現実世界に混乱と事件を引き起こすのです。

だから私たちは、
ふだん考えていることや思っていることに、
注意を払って、責任を持つ必要があります。

日頃から自分がどんな欲望を持っているのか、
過去にどんなことを考えたり思ったりして生きてきたのか、
他人に対してどのような悪意を抱いたことがあるのか、
どのような妄想や空想に多く時間を費やしてきたのか…

それによって、
引き寄せているものは未来や運命ばかりでなく、
同質のエレメンタルや霊といった存在も、
確実に自分に引き寄せているのですから。

とはいうものの、
おスケベな妄想は
しちゃいけないとは言い切れませんよね。
エッチなことばっか考えてると、
そういう霊が寄ってくるのは事実だけど。
(死んで相手から見えないからラッキーと、
トイレや風呂場や着替え覗いている
エロ狒狒爺やおっさんの霊も実に多いよ。
ラブホとかに居座ってるピーピングトムも)

でも、スケベな人がいないと人類絶滅しちゃうし、
転生先の肉体が三次元に確保出来ないと、
いつまでたっても六次元の身体育てられないから、
それはそれで困っちゃうのよ。
(日本の少子化は日本国のカルマですけどね)



して、悪い霊が寄ってくるサンプルを書きましたが、
その逆もしかりなんですね。
良い霊が寄ってくるか否か、
良いエレメンタルを引き寄せられるか否かも。

努力して頑張っていて、
謙虚で親切で、誠実に生きている人のことは、
誰だって応援したくなります。
身内や先祖以外の霊の存在から応援される人って、
そういう人だったりします。
先祖もすべての子孫がカワイイかっていうと、
必ずしもそうとは言えません。
祖父母が、ロクに顔も見せに来ず、
合うと小遣いクレしか言わない憎たらしい孫より、
マメに連絡くれて気遣いの言葉をくれる他人のほうが、
可愛いってそう思うのも不思議ではないわけで。

それは神様も同じです。
いつも素通りして、挨拶もなしで、
何か願い事だけあるときに手を合わせる人より、
通るたびに頭を下げて、ちゃんと挨拶してくれて、
感謝の気持ちで手を合わせてくれる人のほうが、
助けてあげたいって思うし、気にもかけてくれます。

神仏との縁も、ご先祖様との関係も、
現実の人間関係と同じです。
普段から他人とのご縁や関係を大事にしているか否か、
そういうのが結局、見えない世界からの
サポートにも反映されるわけです。


そして、悪い霊にターゲットにされたり、
良くないエレメンタルを引き寄せてしまうのも、
その人の性格(人格)、心根次第なんですね。

決してイジメを肯定するわけではなく、
あくまで言葉のアヤとして使いますと、

「イジメられる側にも問題がある」と同様に、
「取り憑かれる側にも問題がある」のです。

だから低級霊と呼ばれる、良くない霊の影響、
見えない世界から悪しき干渉や影響を受けているとしたら、
それはその人自身の問題の現れ、なんですね。

だから一時的に憑依問題を片付けるだけでは、
根本的な解決にならないことも多いんです。
取ってもまた新しいものを引き寄せてくっつけて、
自分でネガティブな考えや想いを創っては、
波動をドンドン下げて、
波動の低い同質のエレメンタルを引き寄せる。
そして呼び寄せる霊もどんどんパワーアップして、
最初ちょっと悪い子から不良、チンピラ、893、
マフィアのシンジゲート、悪魔教団…みたいな。

生き方を変えて、生活や考えを改めて、
自分自身を見直して、
自分の魂をきちんと育てていくことをしないと、
いつまでたってもネガティブな霊やエレメンタルに、
憑依されたり干渉されたり影響されたりなんかして、
一生というか永遠に、
振り回され続けることになっちゃいます。

臭いにおいはもとから立たなきゃダメ、みたいな。

うちのお客さんでいわゆる憑依体質の人は、
やはり「性格の弱さ」「他力本願」
「何事も自分の生ではなく他人のせい」
「高すぎる自尊心と矛盾するコンプレックス」
「度を過ぎた被害妄想」「自虐的な罪悪感」
「嫉妬や怒り、激しい憎悪を手放せない」
こういうのが性格の問題として背景にあって、
それが故に自滅的にそういう状況を、
自らに呼び寄せてしまっている人がほとんどでした。

ああ、あと
「自分自身でドラマを創り出して、
 その中に耽溺してしまいやすい人」も、
四次元の存在や事象の影響をモロ受けやすいですね。


だから、
根っこにある性格の問題(歪み)を何とかしないと、
心霊的悪影響を受ける状況からは解放されず、
良くない存在からの干渉とは縁切れません。

でもね、みんな変わりたくないんですよね。
他人の、霊のせいにしているほうが楽だから。

よろしくない霊的な存在からの、
悪しき影響を受けないで生きるためには、
神道でいうところの心身の穢れをマメに祓い、
己が精神を浄めて直霊を磨き、高めていく…
仏教でいうところの慈悲と慈愛の心を育んでいく。
も、勿論ですけど。
(死なない六次元の身体を育成することなんで)

人として太くなっていくこと。
何があっても動じない(いわゆる地に足がついた、
グランディングがしっかりできている)、
揺るぎのない自分になっていく…が大事です。
そこを目指せば間違いない。
(後は欠点や弱さと向き合って克服すること、
自分自身について知識を持ち、
エゴイズムを捨て去る努力をする。
でもって、偽りの人生を生きるのを止めて、
本当の自分を素直に表現し、仮面を捨てて、
自分らしい生き方をする)
でもって、他人を尊重し、嘘を失くし、
親愛や思いやりの感情を素直に態度に表す、
縁や人間関係を大切にする生き方をすること。

さすれば、低級な霊に憑依されたり、
欲望のエレメンタル(エゴイズム)に支配され、
操られて自分を制御できずに見失ってしまう、
ということもなくなるでしょう。



あ、そうだ。
霊的汚染について書き忘れていました。

霊的汚染ていうのはこの場合、
霊に憑依された後、それを祓った後にも
残ってしまう悪影響のことです。

蚊のことで例えると、奴ら、
血を吸うばかりだけでなく、
勝手に吸って泥棒したあげく、
不愉快なお土産も残していくじゃないですか。
腫れと痒みの成分、ちょっとした毒を皮膚に。

それと似たような感じですね。
まあ、違うけど。

散々食い散らかして、部屋荒らして、
便器にモリモリっとしたウンコまで、
流さず残していく泥棒みたいな。

そんなイメージで。

霊にしてもエレメンタルにしても、
活動のエネルギーを宿り主から大量に奪うんですね。
生体エネルギーとでもいいましょうか、
早い話が氣ですけど。
これだけでも霊に憑依やくっつかれた人は消耗します。

有名な怪談話では「緋牡丹灯籠」なんかありますね。
どんどん衰弱させられるあのお話。
物質的肉体はものすごーくダメージ受けます。
物質的肉体だけでなく、
心の身体も思考の身体も、です。

たくさん栄養素を奪い取って横取りして、
あれやこれや悪さしたり、現実生活を破壊して、
その「悪さ」をしたっていう悪いエレメンタル、
それと霊自体の作った良くないエレメンタル…
こいつを残していくわけです。

霊でなくて、エレメンタルの場合も似たようなもの。
エレメンタルは霊よりもっとエネルギー消費します。
自分の創造主を支配し、操って本懐を遂げた後には、
いったんおとなしくなりますけど。
エネルギーフィールドに大きな穴をあけちゃうというか、
色々とダメージを与えるわけです。
これが自分だけが創ったものでなく、
同類の引き寄せられてきた、
他のエレメンタルと合体した巨大なやつだと、
その合体したエレメンタルの別の創り主ともつながって、
見ず知らずの人であっても互いに連動して影響されちゃう。
これまた厄介なんです。

詳しく説明するの疲れるので、このくらいにしておきます。
てかー詳細は勉強会にて口頭で話しますねー

グループでのそそのかし、なりすまし霊なんかについては、
また後日。

2 件のコメント:

  1. 先日はカウンセリングをして頂き、ありがとうございます。
    とても興味深いblogです。グループでのそそのかし、なりすまし。。。まさに私は渦中のように感じています。
    過去記事の発達障害に関するblogを探したいのですが、blog内検索が出来ず、探せませんでした。googleでも試しましたが、力不足で…読む必要のない記事といいうことなのかも知れませんが、検索できるようになるとありがたいです。
    blogの更新、楽しみにしています。

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    1. いすずさん
      こちらこそどうもです。時間のある時になるべく書いてみたいと思いますので今しばらくお待ちくださいね。
      それから、こちらのblogは過去記事の検索機能がないのでなんか手立てはないか考えてみます(二度目の引っ越しはさすがにっっですので)

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