2019/09/12

経験から学ぶこと

どんなことも経験してみないとわからない
ということを改めて実感しています

とはいうものの
今回私のした体験というのは
まったく対したことではないのだけれど

何がというと

日曜日夜から月曜日にかけて来襲した台風
私自身は東京にいて寝て起きたら
通り過ぎていまして
風の音で目覚めることもなく
いつもの朝を迎えました
(イチョウ並木の葉は散乱していたけど)

さて私が育った地元は千葉です

実家は見事に被災していました
夜中に屋根(トタン)が吹き飛ばされたのです
(私の部屋であった離れは無事でした)

築50年のボロ屋ですから仕方ないですね

停電と断水は大丈夫でしたが
飛んで行った屋根はご近所さんの車を直撃

千葉県全体の被害を考えたら
新しい屋根はかなり先のことになるでしょう
水浸しになった室内
ダメになったタタミや家具
何処まで保険が出るのかなー…
まずは銭の心配をしてしまった私
(親は国民年金生活者ですし
病人が痴ほう老人を老々介護ですし)

そして友人たちも
停電と断水とやはり住宅損壊とかあれやこれや
電話での第一声が「悲惨です」な感じ


私はというと何もできずに
SNSで情報の拡散の協力を少しだけしている程度です
情けないけどそれくらいしか出来ません
ネコの手にもなっていない

だから傍観者と言えばそう
実質ナニもしていないお前がいうなかもです

都内で安穏といつもの日常を過ごしているので
まったく被害に遭ってはいない

そんな中途半端なポジションにいるわけですが

3.11のとき
故郷が被災したと聞いた人たちの気持ちや
何も出来ずにいた人たちのもどかしさとか

ああこんな感情なのだなと…

ほんの少しだけですけれど
理解できました
(理解したというにはおこがましいのですが
我が家の被災は3.11とか阪神大震災とか
そういうのと比べると大したことにないし
南房総とかの人たちのほうがもっと大変だし)

いちおう実家、壊れたってよ…な立場なわけで

その立場にいるということで

こういう気持ちで落ち着かないところにいて
こんなこと言われたりされてしまうと
無神経さにイラっとしてしまうのだな~とか

まあそういうのをただいま経験中なのです

こういう立場に立たされて初めて
色々と見えてくるものがあるなと

結論として

知識がいくらあったとしても
心のない人間にはなりたくないなと思いました

悟りとかspiritualとかどうでもいいから
人の哀しみを理解できる
人の気持ちに寄り添える人間でありたいです

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