2019/11/15

天命を生きなば望みは遠のく

フェイクありの話です
久しぶりにケースファイルに沿った話をば
モデルケースとしてのクライアントの話




そのクライアントさんはいつもいらっしゃると

何について悩んでいるのか
何を解決したいと思っているのか
何処に不安があるのか
どんな未来を望んでいるのか

という話をするよりも

職場の状況説明や愚痴
政情や世相的なことについての世間話
過去の思い出話
とりとめのない趣味や日常の話

そのような話を延々とされる方でした
話したくて話したくてしょうがないというか
とにかく口が止まらないのです
施療をしたくてベッドに誘導しても
セラピーをしようとしても話を続けるし
制止してもなかなかということも多々

友達がいない人ではないし
精神的に大きな問題を抱えている人でもない

氣が上にあがりやすく
リラックス状態に移行できない人と言えばそう

社会生活も普通に出来ていますので
単純に言って
私のような職業の人間にしか話せないことを
話したいっていうところも見え隠れしており

サロンに来て話したいことを話して
本人の気持ちがすっきりするのであれば
それもカウンセリングの一つの形なので
それはそれでいいのです

でもそれだけを目的として
通って下さっているというわけではなく
その方からして叶えたい願望はあるし
変えたい現実も抱えていらっしゃるわけです

それを知っているから
そちらに誘導しようとするわけですけれども
肝心の本人がその邪魔をなさる

無意識の抵抗というか妨害なんですけども

例えば
方違えよろしく(気学でいうところのお水取り)
旅行に行くのならこの国がいいですよ
と薦めてみても
なんだかんだでもでもだってで他の国がいいといい
しかもこの時期と言った時には行かず
最初にこちらがお薦めした場所に
行くことにしたとはいうものの
旅行に行くことにしたのは結局一年後だったり
(そんなに時期がずれてはそこに行く意味はナッシング)
ダメだこりゃって感じです


そんな風に自分の問題を解決して
望む未来を創造することに対して
はたから見ても
「真摯」に取り組んでいるとは言えず
ご自分に対して誰よりも本人自身が
「非協力的」なんですね

だからこの
どうして自分が幸せになることに対して
(その努力に対して)
誰でもない自分自身が非協力的で否定的で
道を閉ざして壊そうとするのか
そこの問題を何とかしないといけない
わけなんですけれども
その核心にフォーカスして
アプローチしようとしても
はぐらかす方向に行ってしまう

こういう方が一番手強いと言えばそうです

汝の敵は汝なり
自分の人生の邪魔をしているのは自分

というのは結構多く
よくあるケースと言えばそうです


とはいうものの
この方の場合 それだけではなかったりします

この方自身が望む人生が生きられないのは
この方がご自分が果たす役割
天命を生きようとなさらないから
というのが一番大きいのです


この方は現在
外〇関係の仕事をしています

その職に就くのが天命だったということはなく
今の仕事に辿り着いたのは
それはそれで意味のあることだったというところで
類似の目的を遂げられる職場であれば
別に現職でなくてもよかったというだけのことです

それがどんな内容の仕事であったとしても
その仕事における立場と自分が出来る役割
それらを自覚し 真摯に向き合って
その仕事を通して他者のために頑張れれば
そこに意義を見いだせれば…

という感じでしょうか
(ものすごく簡単にまとめてしまうと)

なぜかというと
そこに当人のカルマのレッスンがあるからです

過去生において
その人は何度かその生まれついた国にあって
政治とか権力や経済を動かす立場などに
置かれた人生を送ったことがありました

かといって今の人生ではそこまでの地位はなく
事務職と言えば事務職です
大きな決定権など持たない
単なる一介のアシスタント的ポジション

でも力を持っているとか持っていないとか
そんなことは関係ないのです
一言で言うならば仕事に対する意識の問題で
自分には権限はなく単なるスタッフで
何も出来る立場にはないから
とお給料もらうための仕事と流すのではなく
どんな気持ちと意志を持って
その仕事に取り組むか…
それがその人にとっては大切なことなのです

自分がいるポジションから見えるものを見て
国と国との友好的な関係を築くために
貢献している仕事であるという意識を持つことや
自分の中の差別意識を変えて
視野を広く持ち問題意識を養っていくこと

そうした学びが必要で
そこに当人が気付いて行きつかないと
ご褒美はもらえない

ようするに「成長」してないなー
まったく気づくべきことに気付かないなあ
ならば
「まだまだ、おあずけしますよ」
という魂の判断

何故なら過去に大きな過ちを犯して
様々な人々を不幸にしてしまっているから
出来ることがあったのにも関わらず
それをしないで見逃してしまったという
大いなるツケを抱えているから

自らを「妨害」する意識の出どころは
本人のあまのじゃくさもあるけれど
真正面から自分の問題と向き合うことの
「恐怖」とエゴイズムがあるから


この方の場合
過去生で不幸にしてしまった大勢の国民たちの
恨みとか呪いとかそういうのでもないのです

魂はいつだって
その人が成長することを望んでいるのです



仕事の立場を通して学べる環境にいながらも
いつも目を背けて
世俗的な満足や幸福を追っかけているから
逆にいつまでたっても
その世俗的な幸福は遠のくばかりだったり


私の方で
人道的な活動へと目を向けることに誘導しても
「自分はどうして生まれてきたのか
 生まれてきた目的について考えない?」と
考える方向にもっていこうとしても
ヒントをたくさん出しても
当人が拒否する以上はもうどうしようもないのです


ちなみに本人が一番「イヤだ」と拒否するもの
苦手だと忌避するものの中に
やらなくてはいけないことがあったり
天命が隠れていたり
本人にとって一番必要なものだったり
欲しいと望んでいる「お宝」が隠れていたりします

そんな風に幸運の玉手箱たる幸福のありか
あなたも自らの手で遠ざけてしまっていませんか?

カルマのレッスンから逃げている限り
やらなくてはいけないことから逃げている限り
一番欲しいものは手に入らないのです

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