予言者たちが書き記した壁が
継ぎ目から 崩れていく
死をもたらす道具に反射して
日の光が煌めく
夢と悪夢にだれもが我を見失い
勝利の栄冠をかぶる者もいない
静寂が叫び声に染まっていく
混乱が僕の墓碑銘となろう
僕は崩壊した道を進んでいる
もし試練を超えられたなら
僕たちは平穏に笑い合えるだろう
だが僕は悲劇的な明日を恐れるのだ
幾多の運命の鉄門の間
時代の種は撒かれ
知る者と知られる者との間で育てられる
知覚は死の友なのだ
もし誰も掟を定めないのであれば
僕が知るすべての人々の運命は
愚か者の手に委ねられるだろう
だが 明日への恐れのため
僕は叫び続けるだろう
やはり 明日への恐れのため
僕は叫び続けるだろう
by キング・クリムゾン
人は死に向かって生きている
とはいうものの
霊的真理(=宇宙の法則)において
"死"というのは厳密には存在しない
"死"という現象は物質社会においての
存在の消滅を表す言葉なだけで
この宇宙(地球)でのトータルな次元では
霊=魂としての存在は不滅の存在であり
存在そのものが消滅してしまうことはない
物理的な次元(三次元)において
実体として確認できる肉体が失われただけで
サイキカル界(四次元)へと存在の中心点を移し
サイキカル体とノエティカル体が
その人生の名残を生きているのだから
次の転生へと至るその日まで
それでも私たちは
実体としてのその存在がその人生で
その人…として生きた肉体が呼吸を止め
心臓が止まり熱を失い
生命活動から腐敗へと転じたその瞬間に
その人がその次元から去ってしまったこと
自らの世界からその人が
"失われてしまった"ことを思い知らされる
自分を見るその人の目はもうなく
耳に届くその人の声を聴くこと能わず
暖かな温もりを持った手に触れることも叶わない
その事実にただ打ちのめされるのだ
肉体という躯を前にして
肉体という形を持ったその人を
認識できなくなったことで
永遠にその人を失ってしまったかのように
だがしかし"死"は永遠の別れではない
正しくは変化であり変遷であり旅立ちである
次のステージへと宿り場を変えるための
一時的な中心的な移動であり
今生から来世へと至る過程においての
関係性の一時的な終焉とリセット
長い輪廻転生の歴史においては
ほんの少しの旅路での別離にしか過ぎない
とはいうものの
そんな話を納得できる人が何人いるだろう
死は終わりではなく永遠の別れではないと
また生まれ変わって再会できるからと言われても
だからといって喪失した心を立て直して
また数十年か後には会えるのねなどと
楽観的に受け入れらる人なぞ いるわけもない
実際のところ またすぐに会える保証はないし
前世の記憶など憶えているわけもないので
そして
人の心も関係もうつろいゆくもので
変わっていくのがしごく当たりまえで
約束や契約することの出来ないものだ
人それぞれ生まれてきた目的や意味も異なるし
叶えたいことや向かっていく先が違っているのだから
いつまでも一緒にと同じ道を歩けるわけではない
だからこそ
今回の人生で出会えた奇跡 結び合えた縁
共に過ごすことが出来た時間
一緒に綴ることの出来た想い出は貴重だ
誰かと生きることが出来た歳月は
二度と戻らない黄金の日々のようなもの
一日一日が一期一会で
二度と取り戻すことの出来ない一瞬の夢
だからこそ 大事にしたほうがいい
どんな関係も
どのような出会いであったとしても
それは永遠に見続けることの出来ない
泡沫の夢であるのだから
伝えるべきことは早いうちに伝えておいたほうがいい
想いや気持ちは言葉にして
心や感謝をきちんと形にして表したり
行動しておくべきだ 後悔する前に
突然の別れの日を迎えてしまう前に
そして繋いだ手は離さぬに越したことはない
僕があれほど愛した女を
神様がどんな姿にしてしまったのか
見なくてはなりません
その光景への嫌悪感が恐らく
絶望的な想い出にとって代わるでしょう
by デュマ「椿姫」
この憑物を追い払うためには
一つの方法しかない
クラリモンドが何処に埋葬されているのかはわかっている
彼女を掘り起こして
君の愛の対象がどんな哀れな状態になっているのか
君が自分の目で見る必要がある
蛆虫に貪り食われ
灰になって崩れ落ちようとしている悍ましい屍のために
君は君の魂を台無しにする気はなくなるだろう
そうすればきっと
君は正気を取り戻せるだろう
byゴーチェ「死女の恋」
生まれ変わりについて肯定的な立場で
何よりも輪廻転生を説いており
過去生セラピーなどの個人セッションを通して
たくさんのクライアントの過去生を
リーディングしてきた私ではあるし
何よりも自分自身が
いくつかの過去生の記憶を所持し
それらを引きずって生きてきた身だし
過去での縁合った人たちと
再会するという経験もしているわけだけど
それを体験として知っている私ではあるけれど…
それでもやはり
"死"は悲しい別れであるとも思う
"死"という変遷行為自体は
窮屈なサイズの合わない着ぐるみから離脱して
全身を伸び伸びと元のサイズに膨らませて
開放感とエネルギーの恍惚に浸ることのできる
この上ない至福を味わえる瞬間で
それ自体は悪くないし至福でもある
ある意味で死は甘く蠱惑的な接吻のようなもの
その"死"の瞬間に
ダークな感情に支配されてさえいなければ
(理不尽な怒りや恐怖を伴う死でさえなければ)
だがやっぱり
寸前まで言葉を交わし笑顔を見せあって
手と手を触れ合い
お互いを互いとして認識していた人と
交流することが出来ない寂しさは辛いもの
孤独ではないが生あるもの(物理的次元の世界)とは
分断された世界にいて
まるで自分が鏡の中の世界にでもいるかのような
そんな錯覚にさえ陥ってしまう
話しかけても通じず
触れたくても触れることできず
そこにいてそこにあらざるものになってしまうので
肉体のないものと
肉体を持つものが意志を疎通させて
交流を持つというのはとても困難なこと
それが出来る人もいるが
それが出来る人はあまりにも少ない
だからこそ人は
交霊術にすがったのだろう
愛する人の面影を求めて
死してもなお生き続ける魂との再会を求めて
刹那的な絶望感のなか
在りし日のその人にもう一度触れたいと
一縷の望みをかけて
「ゴースト~天国からのささやき」
特殊な力を持つ主人公メリンダ・ゴードン
生前愛する人たちに伝えきれなかったゴーストからのメッセージを伝え
さまよえる魂を安らかに天国へと導く感動のドラマ
※このドラマ、オススメです
stay-homeで 生と死や命を考えた時
ぜひ家族とそして愛する人と見て下さいまし
死んだ後に存在の中心点となる
四次元たるサイキカル界と
その後に行く五次元たるノエティカル界の世界は
霊性の異なるすべての人が
同じ物質的な肉体を所有して互いを認識できる
三次元の世界と異なって
49も階層があってそれぞれ霊性によって
行く場所が異なるから
「大丈夫だよ また会えるから」
「死んだら 迎えに来て」
「あの世で会いましょう」
それを言うと嘘になる
"死"の状態から次の次元に移行する
40日間という作業期間内(データ移行期間)に
一瞬だけ会える場合はありますが
必ずしも会えるとは限らないんですよね
来世で会うといっても
次の人生とは限らず
1000年先になってしまうかもしれない
人生に絶対はないから
だから
結局いまの人生を最後の人生と考えて
この人生だけだと思って生きることも大切
今の自分としての人生が
この人生一回きりなのは本当というか事実だから
今の自分として生きられるのは今だけだから
そして今目の前にいる人たちとの関係も
今の人生だからこそ その関係でいられるのだから
とくに大切にしたい人との関係は
今生限りだと思って
今日だけで明日はもう会えないかも知れないと
そう思って
一瞬一瞬を一言一言を大切にして
過ごしたほうがいい
いつ別れの日が来ても 後悔しないように
明日死ぬ日が来るつもりで今日を生きたほうがいい
いまの時期
気軽に大事な人に会いに行けない日々の中
気が合わないあるいは一緒にいるのも鬱陶しい
家族と鼻突き合わせて家に引きこもっている人もいる中
身近な人や会いたくても会えない人のいる時間の中で
考えて欲しいコト
死は涼しき夜
生は蒸し暑い昼間
早や黄昏染めて私は眠い
昼間の疲れは私には重すぎる
byハイネ
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