2020/05/02

投影と妄想の境目~前半

「光genjiの〇〇クンとの相性を見て下さい」

渋谷の某占い館で占い師をしていた頃
中高生からよくあった依頼(たまに大人も)

うん
二次元の存在を通り越して
三次元の存在であるアイドルを
好みのタイプや憧れの異性として
恋愛感情に類似した感情を膨らませるのは
それはそれで人間の成長過程には必要な事

初恋と同じくして異性を意識することで
自分の中の女性の部分を芽生えさせ
恋愛シュミレーションをしておくのって
女子力をトレーニングする機会になるし
来るべき日のための予行練習になるから

私も二次元(漫画やアニメや特撮ヒーロー)
はいうに及ばず
いささか早熟なミーハーであったので
海外のロックバンドに黄色い歓声あげてた一人

きゃーきゃー言って
脳内妄想お花畑状態だったわけですよ

大人になってからも
憧れの人と占星学で相性チェックして
「あ、相性は悪くないんだけどなー」
なんて痛いこともたまにしていたわけですw

だからまあ他人のことは言えませんし
そんなことをしてしまうファン心理もわかるわけです
(自分がそうだったから)


でもなんだ
夢見がちな中高生がテレビの向こうの
憧れの人との相性見て下さい
彼氏彼女になれますか?ってのは
可愛いもので微笑ましくあるのですけど

やはり分別のあっていい
それ相応の年齢に達した成人女性が
遊びがてらならともかく
真剣さを通り越した拗らせ妄想から
そういうのを言ってくるのは
ちょっとなーというのがあります

「私と彼とは運命で結ばれているの」
「ソウルメイトなのよ 私には解るの」
「ライブのとき いつも私のこと見てるもの」
「いつも演技をするときに
 私に合図を送ってきているもの」

そんなセリフの前に

(……で、電波だ…(糖質か?)

と目が白目になりますが

そこはまあいちおう占ったりなんかした上で
シビアなお答えをお伝えするわけです
出たカードのまんまね

とはいうものの
望まない結果に怒りだす人がほとんどなんです

「それはあなたの妄想で勘違いですね」
と一刀両断することも出来るのだけど
それをすると逆切れパターンは必須


実際のところ
彼氏が有名人という人や著名人の愛人さんとか
某有名バンドの某さんの奥さんとか
占い師の時そして今のこの仕事を通して
お客さんとして視させて頂いたことはあります

(歌手とか芸能活動をしているクライアントさんも
まあまあ意外といるのです)

でもそういう方は初めから相手の情報を言わないし
相手の立場を憚って隠そうとするし自慢しないもの
会話の内容が進むに段階で知ることになったり
信頼関係が出来てから教えてもらったりですね
身内や友人の場合であってもそう

そういう関係も相談も
妄想ではなく紛れもない現実なんだけども

そんな昔はたまに受けることはあった電波さんな相談
今の時代にもやはりそのような相談は減らないのだと
なんかちょっと懐かしく思った

とくに今はSNSとかあるから
芸能人さんとかアーティストさんとか
憧れの人と距離が近く
コメントとか返してくれた日には
そういう勘違いや錯覚も生じてしまいやすいのでしょう

まあ確かに一部の男性芸能人は
ファンに手出す人も少なくないですしね
ない話ではないことはない

知り合いの元CA(美人)さんは現役時代
色んな著名人にナンパされたそうですし
あの人もこの人もって話を聞いて
めちゃくちゃ幻滅したものですぜい

「えっー?? ヤダー!!
 〇〇〇〇の〇〇サンてそんな軽い人だったのー!
 ガビーン! ショック!!!!」

ってな具合に

そんな風に
知り合いたいお近づきになりたいのなら
ルートがないわけではないので
相手が口説きたくなるようないい女になって
努力して出会えるところに出入りするとか
手立てがないわけではないので
そっちで努力するとよいなって思ったりするでR



けど明らかに電波は違う
まずヤバイ ヤバイ時点で無理
一番可能性が低いとこ行っちゃってる
相手に近づくどころか
宇宙の果てまで遠くなっちゃってる
(こういう人がストーカー化するのかも)

















少し長くなりそうなので二分割することにシマス
続きは次回に

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