2020/05/25

愛の骸 夢の残り香 ④

憎い人 嫌いな人 
親しい人 大好きな人
気になる人 憧れの人
そしていとおしい人

人は自分の世界の中に幻影たる虚像を創り出す

サイコノエティカルイメージを用いて
実際に3次元のレベルで関わりを持った人
視覚的に認識して目の前に実像としての存在を
把握している人を記憶の中にエレメンタルとして

また現実に関わり合いを持たなかったとしても
テレビの向こうの存在や二次元の存在など
視覚的に五感で捉えたイメージや
相手に対して抱いた想像や妄想から
その人物を模倣した理想の人物たる
エレメンタルも創造される

どちらで創られたものにせよ
それらは創造者で所有者ある人にとっては
運命や人生を創造するアイテムで
自分の人生を彩る同胞としての"人間"を
引き寄せるための一種の魔術人形のようなもの

前者と後者のエレメンタルの質は
相手との物理的かつ心理的な距離
身近な人物をモデルにするか否かという差だけで
完成度に違いがあれど
類似の波動を持つ"存在"や"事象"を引き寄せるには
あまりこれといって大きな力の差異はない

ただ"嫌い"だったり"憎い"人物といった不愉快な存在
自分にとって痛みをもたらす人物か
そうではない人物であるかという違いで
区分けするべきかも知れない

けれども 決して痛みをもたらさずとも
その人形を所有しているが故に同種の振動数を持つ
モデルになった人物とよく似た人物あるいは
その人物との間に起きた出来事のパターンを
再び現実に引き寄せてしまう…
ということのきっかけにはなりがちである

さればこそ
過去やこれまでの生き方や方針をリセットして
新たなスタートを切ろうという時に
あるいは霊的成長の節々には
愛着のあるそれらをも同時に手放す必要がある

不要なものと必要なものをそれぞれ整理し
もう求めなくなったもの価値のなくなったもの
これから創造し手に入れたい未来に邪魔なもの
断捨離して思い切って見切るべきなのである

でないと相変わらずな未来が訪れるばかりでなく
せっかく仕切り直してやり直そうとしている場に
過去が介入して混乱した時空が混沌たる人生を
創り出してしまうだけだから




夢の中に昔の恋人が出てきたことによって
気持ちが過去に引き戻されてしまう人は多い

相手に何かあったのでは?とも心配する人もいるし
自分のことを今でも何かしら思ってくれていて
その想いが届いたのであろうかと期待する人も

復縁の予兆だとか 
そのように繋げて考えたがる人もいる


昔の場面を夢に見るというのは別に不思議ではない
夢の世界すなわち"夢で体感している世界"というのは
サイキカル界(四次元)のことで事実私たちは
三次元の身体である肉体が休息している間には
意識の中心は四次元へと移行しており
主として感情が創り出したエレメンタルたち
それらが住まう世界を経験しているのだから

夢で出会う世界とは 夢の世界に 
感情によって創られたエレメンタルの世界のこと
私たちがこれまでに創ってきたすべて
過去生から今生 つい先ほどまでの創造物
昔住んでいた家や街 建物 通っていた学校
所有していたものなど現実をベースにしたもの以外に
"こころ"が感じてイメージして創ってきたものすべて

歪みや違いは 実際(現実)と人の記憶(認識力)の差だ

そしてそこに距離や時間の概念はない

5000年前も1000年前も20年前も昨日も
同時にそこには存在していて
今のその人がどこに焦点を合わせているかだけ
それによってその日に記憶のアーカイブの中の
何処に行くのかが決まるだけ



ある時期 
夢に元彼がやたらと出てきたことがある
何日も連続して

もうとっくに忘れたはずの人だった

夢の中のその人はとても優しく
出会った頃のようにかゆいところにまで
手が届くかごとくあれやこれやしてくれる
まさに下僕のように忠実でかいがいしい執事のよう

お世話係か何かか?ともいうように

ある時流石に気付く

彼が年を取っていないことに
昔のままの若い姿であることに

別れた直後の未練たっぷりの頃であったなら
「まだ相手は私のことを想ってくれているのかしら?」
なんてお馬鹿な乙女脳を進化させていたかも知れない

もしくは
このような霊的知識を持っていなかったなら
「過去を振り返って…
 もしかして私のことを思い出してくれてる?」
なーんておばさんのイタイ妄想に浸っちゃってたかも

いや其の前に
「もしかして死んでしまったのか??」
それも疑いましたけれども
(私より若いのに先にご臨終かい)

でもね そこはそれ 今はすぐに仕事脳で分析する

"ああ これは私が昔創ったものだな
当時実際に付き合ってた時と
別れた後に未練たっぷりで引きずってた時
過去の想い出と相手を美化して
いいとこ取りして欠点をナシになして
さらに追加で色々オプション付けちゃって
実際の相手とまったく別ものになっちゃった
理想の恋人みたいな?"

と気づきました

エレメンタルは年を取りませんから
おまけに死にませんしね

本人が飛ばした念(生霊)とか
もしくは本人(死霊)だったらば
別れた時の年齢より年食ってるつーか
今の年相応の姿なはずですから

して
別にカレシ欲しーとか恋愛したいとか思ってないのに
なんでまたこんなエレメンタルが活性化されたんだ?
(愛よりお金だぜ)

とも考えてみたんですけど

単純に
当時の波動レベルに落ちてたってだけでした
元彼と付き合ってた当時の別の出来事
其のころの状態に引き戻されていたから
エネルギー与えられてミイラになってたのが
同時に復活してたってだけ

紛らわしいなーって思いました

何回か捨てたつもりなんですけど

恐るべしエレメンタル
何度滅ぼしてもエレメンタルは死なず…か

そいつは解っているけれど~と脱力感に襲われました

なかなか難しいなー
知識の上では知っているというか
わかっているつもりなんですけどもね

何度取り除いて供給エネルギー断って
弱体化したりミイラ化しても
蘇ってくるんだなあと…

ホント厄介です

だからこそ 
意識して創る時は慎重にならないといけません

その望み 欲しいものは
ホントにあなたに必要?って疑う必要がある
いまこの瞬間に欲しいと思うものが
必ずしも未来の自分が求めるものとは限らない

また過去に創ったものに惑わされてもいけない

夢に出てきた恋人は必ずしもホンモノじゃない
過去の恋は過去の想いでしかない
過去の姿であり 自分が創りあげたものだから

愛着や慈しみはあるだろうけど
それは縁や運命じゃない

執着によって創られたものは
あなたにとって有害でしかないことを知って欲しい


まぁでも
たまに夢たるサイキカル界の中に
これから出会うべき未来(の出来事や出会うべき人)
が隠れていることもあったりはするんだけどもっっ
自分が創造した世界でありつつ
他者と共有するスペースもたくさんあるので
そこは三次元と同じで同じ四次元を共有している
同種の人たちとは会えますからね
現実世界では違う波動の人たちとごちゃまぜだけど
四次元では近い波動 同種の波動の人たちとしか
遭遇出来ないので


そういう意味では
夢=サイキカル界はその人の今の波動の状態
そして心の状態を如実に表していたりする

波動が下がっているとか上がっているとか
低い次元に引きずられているとかとか
そんなこともわかるっちゃわかります



いやしかし ホントあれいらんわ マジ勘弁

いまの私には要らないものですから
今の私にとっての欲しいものではないし
今の私に調和するモノではないのですから

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