2020/05/28

愛の骸 夢の残り香 ⑤

もの思へば 沢の蛍も わが身より
あくがれいづる 魂かとぞみる

by和泉式部


玉の緒よ 絶えねば絶えね ながらへば
忍ぶることの 弱りもぞする

by式子内親王


さくっと まとめようと思っていたのに
気が付けば だらだらと長くなってしまいました

さて①から④の解説というかフォロー


①の人は恋愛絡みのトラブルというか
不幸な出来事により
自らに封印とも言うべき呪いをかけたケースです

一口に呪いといっても 意識しての呪術ではなく
結果的に自らの未来における
出会いの可能性を閉じてしまったというケース
他人から掛けられたものではなく
誰でもない自分自身に自らが掛けた呪縛

いわゆるトラウマからくる刷り込み
潜在意識に植え付けた自己暗示でセルフイメージ
自分は周囲の人を不幸にする人間で
恋愛とか人を好きになることを
禁止したっていうのかな…絶対不許可!って感じ

一度の人生でなく
複数の人生によって創られたものなので
かなり強力な負のエレメンタルに育ってます

だから解除するというか
手放すまでには何段階ものプロセスが必要だし
とても時間が掛かります
(うん 掛かっていますねっっ汗)


②の前半で紹介した
心中した恋人の骸のエレメンタルを
大切に保管していて
「私は彼のもの」と
無意識に過去の恋に縛られていた元女郎さんは
単純にそういった過去の不要な荷物が
現世にこういった影響を及ぼしているよって
それを説明されて知った時に簡単に呪縛が解けました
「そんなん 要らんわ!」的にあっさりと

覚えてないから当然とも言えるけど
たぶんその時は自分たちのドラマに浸ってしまって
盛り上がっていたもののもしかしたら
そこまでの想いではなかったのかも知れません
いずれにしても一度手放した方がいいものではある
何しろいまを生きているのですから

本当にご縁があるなら
そんなもん無くたって再会できるでしょう

そしてエレメンタル処分したら
カレシ出来たし いいことです
その後のことは分かりませんが…


後半に書いた南軍未亡人の場合は
戦死した亡き夫に対する未練とか
思い入れとかそんなんではなく

周囲が自分に対して抱く
模範的な未亡人のイメージに応えなくてはと思い
周囲の期待からくる理想の未亡人像を演じる人生で
「自分はこうあるべきだ」と創られたペルソナ
このイメージとしてのエレメンタル(被りもん)
この偽りの着ぐるみを未だ所持していて
現世に転生してからもずっと被り続けて

それが故に恋愛から結婚へと話が出るたびに
結婚=再婚となってしまうので
当時の価値観(南北戦争時代の?)に当てはめて
結婚相手を振り分けてしまうことから
再婚話(現世では初婚だけど)をつぶしてしまう…
変なパターンが出来ていたのでした


③で書いた友人の話に関しては
背景が色々と煩雑で分かりにくい話であるんですが

数百年前に成就しなかった恋愛において
恋は盲目な状態な時に恋敵の嫉妬から来る邪な行為によって
意図的な事故が発生してしまったことから
恋は強制的に終わってしまったわけでして
それが故に相手の真の姿を知らず
良いイメージだけ残した相手に死ぬまで恋心を抱き
別の人と家庭は持ったものの
初恋は悲恋のドラマで美化されてたーと

たまたま今回の人生で 
その彼を元にして創られたエレメンタルに引き寄せられて
外見が"あなたによく似た人"に出会って
その人はエレメンタルの元ネタ(オリジナル)よりは
断然中身がいい男だったわけです
(中身というトコを強調したい私)
でも今生ではそれぞれやりたいことあったのでっっ

そして人生での最大の傷心時に
まさかのまさかでオリジナル元ネタに出会ってしまった

ぶっちゃけそれは波動が下がっていたから
プライドを挫かれてダメージを受けている段階で
自らを見直す機会を持つべきだったというのもあります
(とくにパートナーシップで学べなかったこと
元旦那さんとの関係性で気づけていないことに対して)
それで手繰り寄せられちゃったかな
あのタイミングで

そういう意味では予定調和


彼女に関してはフランス革命時
お貴族サマ側の人生を送っていたので
(仕事でパリに行ったとき
コンコルド広場でゲリラ豪雨に振られ
ちょっとオカルト体験していたりする
民衆に虐殺されてまして
「レ・ミゼラブル」は大嫌いで
ムカつくらしい<特に民衆の歌はイラつくと
私は民衆側なので逆ポジションで感動する歌
その人生ではお互い関わっていないけど)

まあそのあたりも色々とあるので
そのうち書くかも知れない




"いま会いに行く この恋人は
 あなたに似ているけど
 そう あなたではない

 カナリアがきたのは九月
 あなたを知らない"

 by安全地帯「アトリエ」


④のケース
恋愛の相手(片思い両想い)に関わらず
人間は関わった相手のイメージを
エレメンタルとして自分の記憶に記録する

それは式神のように
似た波動の人を引き寄せるから

(どうでもいい蘊蓄
 式神は木霊から創られる
 エレメンタルは人間の身体に
 一度蓄えられた氣から創られる
 動物霊は死んだ動物のエレメンタルから創られる
 それが性質の違いで素材の特質
 して大天使が創るエレメンタルは
 マインドという超素材から創られる)

現実(三次元)ではエレメンタルを見ることは
ふつう出来ないのだけど
夢の中では認識できるので
それらと波長が合っている時や
活性化されている時には「夢に見ること」になる

するとその時 
夢の中で元恋人のエレメンタルに出会った人は
それが自分が創ったものとは知らないので
「相手が自分のことを考えて(思って)いる」とか
「やっぱり縁があるんだ」とかとか
そんな風に感傷的に想いがち

100%違うわけではないけれど
互いを呼び合って出てくるというのは
あまり多いケースではない
何故なら
相手のサイキカル体のレベル(霊的成長)と
その人のサイキカル体のレベルが
一致していることってほとんどないから
同じでないと夢というサイキカル界で
会うことは出来ないから
(夢を砕くというかロマンティックな
センチメンタリズムを壊してしまうけども)

そしてこの
自分で創ってしまって美化してしまったもの
元恋人あるいは理想の恋人のエレメンタルに
影響を受けてしまうというか
振り回されることは結構あったりするのです

恋愛の縛りを創ってしまうというのかな

あまりにも強力なものを創ってしまうと
これがボディガードみたいなものに成長して
ものすごい独占欲で
他の新しい縁を邪魔するものになってしまう
(俺の女に近づくなー?みたいな)

そういうのを隣に番犬みたいに飼っている人
たまにいますねー


この場合はその人自身が創っちゃったもので
ある意味自業自得でもありつつ
でも自分で創ったものだからなー(飼い主は自分)
当人が「要らない」と決心すれば
弱体化も過去を決別する意志力で出来るけど

厄介なのが
相手がその人に送ってきた念
元恋人とか片思いしてきていた相手とか
ストーカーちっくな妄執の生霊みたいな
そんなんが未だに生きているということ

こっちのエレメンタルの方が処理が大変です
相手がすでに死んでいればいいけど
生きている相手の生霊はたまりません

やはりケースファイルに書いたけど
この手の元カレの未練からの生霊で
新しい出会いが邪魔されている人いましたし

過去生から…というか
過去生の恋人が転生した今の彼女に執着して
独占欲から色々と邪魔しているケースもあったり

なんかなー

恋のエネルギーってすごいなあって
本当に圧倒されるというか
怖いなって思ったりします

恋によって派生するエネルギーの質量って
マジ半端ないんですよね

とにもかくにもエレメンタル恐るべし


"時は悲しみと口論の傷を癒す
 人はみな変わる
 過去の自分はもはや現在の自分ではない
 悩む者も悩ます者も 時がたてば別人になる"

 by パスカル


恋というか 女の情念は恐ろしいって思うのは
やっぱり娘道明寺の清姫ですよね

鷺娘も恋に悶え苦しみ死にゆく姿を昇華したものでありんすが

そして玉サマ素敵やわ~ もう見れないのが悲しい<鷺娘

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