2019/12/15

欠乏は過剰を産む

先日とあるクライアントさんから頂いた
お礼のメールの中に
「現実を踏まえてアドバイスして頂けるので安心できる」
というお言葉を頂戴したのですが

そういえば
現実的な人とか現実的なアドバイスをするとか
地に足が付いているとか
ありがたいことによくそのように言って頂けます

ですがそれは
そのような顔を見せることが出来ているのは
あくまで仕事の顔でだけで
そういう風に私を評して下さるのは
クライアントさん限定ですねw

プライベートでは
まったく地に足が付いていない非現実的な人物ですし
40代に至るまでは
幼稚な精神が痛すぎる
ずっと厨ニ病全開なアダルトチルドレン
だったと思います

そうですね
占星学が分かる人にしか分からない話になりますが
太陽8ハウスさそり座で同室同サインの海王星と合
ASCは魚座だし
月1ハウス魚座で同室同サインのカイロンと合
そして1ハウスと8ハウスの天体はトライン
MCとオーバーロードサインは射手座だけど
風のサインはゼロで地のサインが2つだけ

配置そのままに
「見ているものがこの世にあるものではない」のです

実際問題
常に過去とか非現実的な空間とか
この世にあらざるものをいつも眺めていて
目の前の現実をちゃんと見て生きてこなかったですね

現実に対処していく術に長けていないというか
思考傾向として現実逃避ばかりしていたような気がします

だから
昔の同級生とか知り合いとかは私に対して
とても現実的な人間という印象はなく
空想癖のある感情過多な気分屋とか
ヒステリーなトラブルメーカーとか
そんな風に評されるんではないかと思いますし

プライベートでの友人や知り合う人も
浮世離れしたつかみどころのない変人なんて
そんな風に思っているんではないかな

なので
「現実的な人間」だと言われることが
すごく意外というか一番無縁だった評価なので
驚くというよりも面白いものだと思います

占星術の言葉(見方)に
過剰は欠乏を産み 欠乏は過剰を産む
というものがあるのですが

これは人間というのは
自分に足りないもの(不足していると感じるもの)を
何とか埋め合わせようとして過剰に追い求める
その逆に満ち足りていると
所有していることに無自覚になり
敢えてそれを利用しようという意識が働かない
という行動の反作用のことを指しています

私の場合
私という人間そのものが
モラルや現実感(現実的感覚)
社会性や組織適応力に大いに欠けている人間であり
知的能力や理性や倫理的思考や
コミュニケーション能力が劣っているという
自覚とコンプレックスがあったので
意識してそれを手に入れようと
それらを埋め合わせるがごとく
そうした知識や情報を手に入れることに
貪欲だった結果のような気がします

その方向性に意識のアンテナを向け続けたことで
目には見えない世界を視る目や
五感を超えた感知能力に焦点を合わせることを
意識的に遮断して拒絶してきた

結果的に長所で取り柄でもあった
非現実的な空間を感じ取る能力が衰えて退化し
鈍感になってしまった部分が多々あります

それは良い事だったのか悪い事だったのか
自分ではよくわかりませんが

でも現実世界を生きることが一番大切なのですから
現実的な社会生活に適応していく術や
年相応の分別や常識を身につけて
一人の大人として人間として成長する機会を
多く持てたことは必然で得難い経験だったと思うのです

子供の頃の無邪気な感性を持ち続けたままであれば
今よりももっと社会や人様のお役に立てることの出来る
私であったのかも知れませんが…
いつも焦点や意識のアンテナを
現実ではないものに合わせ続けていたならば
木々や自然と対話し
見えない世界や肉体を失った人々を見て会話し
神様や仏様やそうした存在たちともコンタクトを取れて
非現実的なレベルから多くのメッセージを
伝えられることが出来たのかも知れませんが…

残念ながら今の私と過去の私との間には
大きな隔たりがあります
今は本当に俗物で煩悩の塊ですww

でもまあ
浮世離れした視点からモノを言っても
人の心には届かないし響かないでしょう

だから非現実を知った上で
現実と社会を学ぶ必要があったのだと思います

今回の人生はそれが私のテーマでした
これも人生の通過点ですね

まあでも
同時に両方の世界を視る視点があれば
これにこしたことはありません

とにかく自分が人間として成長していく段階を楽しみ
同時に現実を楽しみながら霊性を磨いて
それを仕事に善い意味で反映させていくだけですね



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