昨日の続きになりますかね
本来のブログ趣旨とは異なる書き込みですみません
昭和の時代を知っている人間としては
あの時代の人と人との生身の関わり合いが
懐かしいなあと思う今日この頃
良くない面や悪しき風習も勿論たくさんありましたが
企業にも人にも
道徳心と誠実さは今よりかはあったような気がします
マナーとか礼儀礼節も 人を敬う気持ちもですね
あと優しさとか思いやりなんかももちのこと
かといって現代において良くなった点
改善された点はたくさんありますので
一概に今が悪いとは言えず
時代という全体性を見れば
確実に「良くなって」はいるのです
さて過去記事でも触れたこと何度かありますけれど
流行の中心 ターゲットとしての購買層
マーケティングの対象というのは
いつだって20代30代です
その世代がuserである前提で
商品開発や企画って進められることが
世の中では圧倒的です
特にITや通信機器などは
その世代が使うことがスタンダード
(あ、でも政治と司法は旧世代の老人主体ですね)
家電などは主婦層 アパレルは女性というように
女性をターゲットとするものもありますが
ほとんどの製品が男性 そして若者主体
50代以上を対象とした商品開発ってほとんど無し
あっても極端に介護用品とか健康器具とか医療品とか
特殊なものに限ります
テレビもその世代が楽しめる番組はほとんどないし
レジャーもショッピングも置いてきぼりです
爺婆の選択肢はめちゃ狭いです
あなたたちにはこれしかないですって追いやられてる
高齢化社会でみんな歳を取って 見た目は若々しくても
身体機能も衰えて できないことが少しずつ増えて
目線も変わって 不自由さも出てくるというのに
少子化でどんどん社会での年寄りの比重が増えているのに
高齢者目線の商品ってバリアフリー商品位かって一択
ユニバーサルデザインは相変わらず普及しません
30代の人を基準とした当たり前を押しつけられて
それができないと年寄り扱いされるだけ
なんかなーって感じです
人々の意識や趣味嗜好は多様化しましたが
世の中の 私たちの使う道具や受けられるサービスは
一人ひとりの個性や身体機能の違いを無視して
一本化されて選択できない傾向にあるし
それぞれに適した多種多様なサービスや対応を
受けられなくなっているのです
人も臨機応変な態度を取れる人が少なくなってきました
ケースバイケースな
各自の事情に合わせた工夫や融通を図れる人が
今はサービス業にはほとんどいないですね
それと読解力のない人が本当に増えた
コミユニケーションが取れない人が本当に多い
発達障害とかADDとかそういう人でなくても
それはそれとして とにもかくにも世知辛い
嗚呼、そうこの違和感の正体
それは現代のサービスがすべて
「温かみ」にかけているってこと
使用される言葉とか文章の体裁とか提供のしかたなど
「血の通ったサービス」がほぼ見つけられず
それが絶滅危惧種であるということ
お断りの言葉も何もかもそこに「血が通っていない」
ことに対して
私はたぶん一番の不快感と違和感を覚えているのかも
そこに突っかかっているの
相手のことではなく自分たちを保護し
何かの責任を負わされることから回避するためだけの
体裁を整えた言葉選びが透けて見えるのが昨今だから
誠実さとは真反対にある不実な自己保身
なんだかな
コロナ禍で変わりいく時代だからこそ
誠実さや道徳心というものが
心あるサービスや対応が必要だと思うのですがね
そこはそれお互いに譲り合って許しあって
もちろん必要以上のことを求めない
互いの立場に歩み寄り思いやって譲歩して妥協して
我慢や忍耐やあきらめる姿勢を示すことも
肝心ではあるのですれどもね
機械的で画一的で 人を人として扱わない
人を人してみなさない
心を軽んじるサービスや企業が増えました
なんか悲しいなあ
おかしな世の中になっていってもいるなあ
自分は昭和の遺物で化石なのかもなあ
話変わって
昨年私の地元の千葉では
大きい台風がふたつばかし直撃しまして
実家(県庁所在地から車で10分位のいちおう市街地)は
最初の台風で屋根が飛んでいってしまったり
友人宅では停電したり携帯繋がらないとか
そんな状態だったのですね
でブルーシートひとつ探すのも大変で
行政はネットでは情報を出しているわけです
どこどこにあるよってのとか
でもネット環境のない人のところには情報は入らない
肝心のその情報を必要としている人に伝わらないんですよ
こちら都内や他県の人間が
ネットで得た情報を家電で伝えるのみ
行政もテレビもインターネット(ホームページ)の情報を
見てくださいっていうんです そっちで確認してって
そちらには書いてあるからって
電話の問い合わせはやめてって
だから70代以上 80代の人間は
スマホとか持ってない人ばかりだし
使えない人ばかりなんだよってば
PCも持ってないし
(それ以前に台風でネット繋がらなくなってるという問題も)
若者が同居している世帯ならともかく
年寄り世帯にネット見ろって❓
スマホとかPCとかないですっていっても
とにかくネットで情報確認してくださいの一点張り
ネットが普及しているというへんな当たり前の勘違い
それは若者の間だけでしょ
10代から40代ならほとんど持ってるって話
50代や60代になると少なくなって
それ以上はまばらですよ
テレビとネットは違うんだってば
どうしてネットとテレビを同列で考えるかな
若い人にはネットが有効でも
50代いやさそれ以上にはまだテレビなのよ
思うんですけど あのような緊急時には
すべてのテレビにネットで収集できる行政や民間の情報も
開示してくれて告知する局があってもいいように思う
でないと非常時に情報を一番必要としている
受動的な高齢者が受けられるべきサポートや助けを
逃してしまうし いつだって取り残される
いわゆる情報難民です 増えてます
ITを知らない使ったことのない世代がぽっかりと
それらの機器を所持することのできない人たちが
時代や文化から取り残されている
ほんと昨今は
情報についていけない人の方が悪いって風潮なのね
スマホ買えばいいじゃんって片付けられて終わりで
どうどう廻りです
少数派はお荷物扱いなんだわ
少数派のために対応は変えられないってね
そして無視して切り捨てられる
なんかこのあたりどうにかならないかなーって思います
NHKが本来はその役目を担うべきなんでしょうけれども
もしくはローカル局か
そしてスマホ画面を認識することのできない私は
スマホとPCをケーブルで繋いで
PCでスマホを操作できたら嬉しいな
そんな技術があったらいいなと思うのであった
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