2015/10/30

ワークショップ(セルフヒプノ)体験談⑨

Sさん 30代女性


①迎えに来てくれたガイドさんはどんな人でした?印象、性別、雰囲気など

遠くから見えた時は黒髪のイケメン外人だった気がするんですけど、近づいたらナゼか今の職場のお兄さんでした(笑)


②時代はいつ頃?

1500年代半ば頃


③どこの国?

ヨーロッパ方面だったようですがルーマニアとかオーストリアとか浮かんだので…中欧のあたり?


④その人生での自分について教えてください。どんな人物だったか。

はっきりとは自分の姿は見えなかったのですが、女の子でした。
どこかのお屋敷…と言うか、そこそこ大きな家に、家族で住み込んで下働きしてる感じでした。ベルばらで言う所のアンドレ一家みたいな感じ?
その家での生活自体は幼い頃の私は非常に満ち足りていたらしく、あまりヒプノの時に自分の感情を感じる事は無いのですが、その時は我ながら驚くくらいに穏やかな温かな気持ちでいる自分がいて、大好きな家族(仲間?)もいて、本当に幸せで楽しかったらしいです。良くも悪くも、すごく無邪気で、素直な子だったみたいです。


⑤家族構成は? 家族との関係は?

家族とか仲間がいた感じはあったのですが、はっきりとはわかりませんでした。でも仲良くて私も皆に愛されていて、すごく幸せだったみたいです。


⑥その人生で出会った人々、構築した人間関係はどんなのがあった?

まずは私が住み込みでいた家の当主…と言うかご主人と言うか。私とあまり年が変わらないくらいの少年でしたが、それが今の元彼でした。

私が住み込んでいた家自体はそこまで大きいものでは無かったですが、本来はその辺りの権力者(領主?)の息子のようでした。しかし、彼は妾の子だったらしく、本家では疎まれ、体裁を気にした父親に、僻地に家と世話する者(私の一家?)をあてがわれ、ほとんど味方もいない、1人の状態で暮らしていたようです。
「孤独」とか「非情」とか「冷酷」とか。そういう言葉が見事に当てはまるようなとにかく背筋がゾッとするような冷たい雰囲気・目線を放っていました。


それと、途中で、事故なのか街中で馬車が横転し血が流れているシーンがありました。恐らくその時に家族(仲間?)は死んでしまったようなのですが、その時に巻き込まれて死んだ街の人の中に、前の職場の同僚の女の子がいました。
いろいろトラブルメイカーな子なのですが、どうしても気になって、よく救出に行ったりしています。当時、無関係なのに死なせてしまった罪滅ぼしなのかな…? その同僚の元彼と私の上記の元彼が、たまたま同じ会社だった事で驚いた事があります。(ちょっと特殊な会社だったのでそうそう同じになるものでもない)


⑦さて、本題。その人生での一番の事件。
今の恋愛観に影響を与えた異性との間に起きた事件、それはどんな経験、出来事でしたか?

ご主人様から暴行?虐待?を受けていました。部屋に呼び出されては、意味も無く、殴られ、倒れると髪の毛を掴まれ引きずられ。引きずり起こされてはまた殴られ。ひたすらその繰り返し。

感情の無い冷たい目でニコリともせず。いや、むしろ薄ら笑いくらいは浮かべていたのかもしれません。

それが日々、何年も続いていたようです。

右利きの人から対面で殴られ続けていたからか、私の左頭部・左顔面はぼこぼこでぐちゃぐちゃ。左耳は殴られた衝撃で聞こえなくもなっていたようです。

当時は私も幼い頃からその家の中しか世界が無く、家族(仲間)も上記したように既に無く、身寄りはない。本当は物理的には逃げようと思えば逃げられたのかもしれませんが、居場所はその家の中にしかない、行き場所は無いと思っていました。
時代が時代だったから、そもそも当主は絶対の支配者でしたから、逃げるなんて思いつくはずも無かったようでしたが。

その時代の私達は、恐らくまだ10代半ばくらいだったと思うんですが、当時の私は恐怖もありましたが、それより何より、そんな仕打ちを受け続ける事に、彼がそんな事をし続ける事に、とにかく疑問でいっぱいだったみたいです。
「なんで殴られるの?私が悪い事をしたの??私のせいなの??」と言う。

でもそう思いつつも、「こんな事をするのは、本当はずっと1人で寂しいだけでしょう?
きっとわかってくれるはずだ…」と言う思いもあったみたいです。


⑧どんな死だった? その人生の最後の瞬間について

その彼に殴り殺されました。20歳になっているか…なっていても20代前半。

薄暗い部屋で、手に棒のようなものを握り締めた彼の向こうに、横たわっている私が見えました。棒のようなものが頭にめり込む、そんな感触がありました。


⑨死ぬときにその人生を振り返って、何を思ったか。自分でどんな人生だと評価したのか

殺された時は、恐怖とかもあったとは思うんですが、でも「ああ、やっと終わった…」と思いました。どこかホッとしたのかもしれません。無限に続くのかと思ったけど、意外とあっさりと終わったな…と。
それに、⑦でも書きましたが、ただただひたすら疑問だったみたいです。

なんで彼はこんなに殴るの?
なんで私はこんなに殴られるの?
本当は寂しかっただけでしょう?
本当はそんな人じゃないでしょう?
なんでわかってくれないの?
私が何か悪い事をしたの?
私の事が嫌いなの?
私の事、少しでも愛してはくれなかったの??

なんで?なんで???
納得できない!!
理解できない!!!


そんな思いを強く残していたみたいです。


⑩その人生で自分が学ばなければいけなかったことは何か。

うーーーん…学びとか解消するべきカルマはわからなかったのですが…

ただ、納得できないから納得したい!本当の答えが知りたい!彼も話せばわかってくれるはずだ!わかってほしい!て言うカルマ?エレメンタル?は作りまくったんでしょうね。
なぜなら、「今」の私と元彼の関係がまだ全くこのままだったから。

今は殴られこそしなかったですけど。


⑪過去の自分から今の自分へのメッセージはあった? 逆に今の自分が過去の自分に伝えてあげたいことは?

「ごめんね~。彼、あんなんだったから、今も訳わかんなかったでしょ?でも、客観的に過去見てみても訳わかんなくない? 納得いかなくない?? わかってほしかったんだけどね~。私には無理だったわ。」て感じで言われました。
あんな目に合ってた割に過去の自分は意外に軽いノリでした。元来が無邪気だし疑う心があまり無い子だったせいかしら…。


⑫光の存在、ガイドたちからいただいたメッセージは?

「ま、そういう事だったんだよね~」…なんかこちらも妙にノリは軽かったです。

でもその後に、「でも、まだまだもっとすごいのあるから~~~」て言われました…


⑬この体験、人生を振り返って、一言どうぞ。

すみません、一言どこかろか話すと長くなるのですが。
今から4年くらい前。とある男性と知り合いました。初めて会った時の第一印象が「この人とは仲良くなれない」でした。好みとか好みじゃない、とかではなく。なのになぜか連絡を取り合うようになり2人で会うようになったものの、とにかく会うのが恐い。

確かに目つきが悪くて、冷たい雰囲気の人ではあったものの、別に何か恐いと思うような事を実際される訳でもないのに、会う前の日から緊張しすぎて吐き気がして、会ったら会ったでとにかく頭の中が真っ白になってパニックになり、震えが止まらない。まともに呼吸ができない。言いたい事が何一つ言えない。自分が自分じゃいられなくなる。確実に普通の、普段の私ではない。

彼の言ってる事と、私が感じる感覚に何か違和感がある。話を聞いているとウソを言っているわけじゃないのはわかるのに、でも、何かが違う、何かがおかしい、と私の中で疑問がたくさん。それに彼自体も紳士的な言葉とは裏腹な酷い行動を起こしたりする。

じゃあ会わなきゃ良いのに、と頭ではわかっているのに、なんでかわからないけど、会わなきゃいけない気がする。もう1回会えばちゃんと話せるかも、理解できるかも。彼を理解したい、彼にも理解してほしい。

でも会っても解決するどころかより理解できなくなり、会わない日でも息ができないような苦しさと訳のわからない悲痛な気持ちが、後から後から沸いて出てきて、ひたすら苦しくて泣く毎日。

完全に頭と心がバラバラでした。しかもそんな状態が約2年続きました。

別れ際は予想以上にあっさりしたもので、私が必死に思いを伝えたら、スパッと「じゃあもう会わない」で終了。

なんだったの?一体??? アンタ私の事少しは想ってくれたり考えてくれたりしなかったわけ??? と言う思いと一緒に、ああ、やっと終わった、解放された、と思った私。

一体これはなんだったんだろう、と。

なんで自分が彼に対してこんな状態になるのかもわからず、かと言って誰にどう相談したら良いのかもわからず、一体これは何の感情なのか、こんな苦しさしかなくて何一つ幸せな気持ちになれないのに、そもそも彼を好きなのか嫌いなのか。やっと理由がわかりました。

今の彼も私も、中世の頃の事なんてキレイさっぱり忘れて出会ったのに、私の魂はそれを忘れていなくて、彼を見た魂が過去をフラッシュバックしてPTSDに陥っていた。過去生においての恐怖支配にまた陥ってもいた。

でも今の私はそんなのを理解できなかったから、過去生での「なんで?」の感情と今の私の「なんで?」が重なって、1人で大混乱だった、と。

とは言え、今の人生の彼も、本人に自覚は無かったようですが、その言動はドS全開で「訳わかんねーよ!!」て感じでした。
でも過去生の彼は「もっと訳わかんねーーーーーーーーー!!!!!」だったので、それに比べると、今の彼はそれでもまだ多少人間らしくなってたんだなぁと思いました。
過去生の彼は完全に人を殺す事を屁とも思ってませんでしたから。人であろうと、自分の所有物だから、殺そうといたぶろうと自分の自由。ある意味、愛しているがゆえ(?)に、苦しみ歪む顔が見たい。そんな人間。

そして過去生の私はバカ素直でしたから、そんな人間がこの世にいるとも思ってなくて、
だから過去生の彼に優しくもしたし、わかってほしい・わかってくれるとも思った。そして、過去生の私は、そんな仕打ちをされているのに、その彼に、淡い恋心も抱いていた。

なんか納得です。そりゃ過去の私も、ガイドさんも、苦笑いな感じで「ね?訳わかんないでしょ?」て言いますね。

今の人生の彼とも、形だけは何とか決着を着けたものの、クエスチョンマークだらけで未消化なまま残って引っ掛かっていた思い。

愛される事・愛してくれる人への不信感・恐怖感。

やっと、つながった、と思いました。でも全てがこれでキレイすっきり解決!てわけじゃないですけど、ほんのちょっとだけかもしれませんが、納得して解放してあげられたのかなと思います。

こんな風に過去の魂の記憶が今の私に鮮明な影響を与えている事があるんだな、と、実感させられて、本当に衝撃でした。
加害者と被害者が再会してしまうという事。500年経ってもこんなに恐怖支配されてしまうくらい、癒されてない自分が自分の中にいるんだ・あるんだ、と言う事。痛烈に体験させられて、不思議な感じであり衝撃な事でもありました。

そして、目を開かされた思いです。


そうそう、過去の傷って精神的なだけではなく、身体的なダメージもぶり返すんですね。彼と会ってる間に、突発性難聴になり、緊急入院したりしました。(当時は普通にストレスとか疲れもあったんだと思いますが)
ちなみに突発性難聴になったのは左耳。実は入院以来、私は左耳は高音域の聴力があまり無いです。日常生活には高音域が聞こえなくても支障は無いですが。


ガイドさんに「まだまだあるよ」て言われたって事は、これはまだまだ序章て事だと思うので。(これでも??て感じですが)

今はまだまだ彼のことだけで、気持ちはグラグラする時もあります。まだまだ泣きたくなります。でも、今の人生の彼には、今、私がここにいるためのいろんな「きっかけ」ももらっています。決して優しい与えられ方では無かったけど。だから、感謝もしています。

なので、少しずつ、ゆっくり、グラグラな部分を受け入れて、過去の私も、今の私も、癒してあげて、ちゃんと手放してあげたいと思います。

そして、次へ向けて、ステップとなりますように。いつかちゃんとみんな解放して、素直に愛を受け取れるようになりますように。

ダラダラと長くなってしまってすみません。まとまりの無い内容になってしまいましたが、今回のような機会を与えてもらい感謝しています。ありがとうございました。

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