2015/10/30

ワークショップ(セルフヒプノ)体験談④

Wさん 30代 女性



①迎えに来てくれたガイドさんはどんな人でした?

少女のような雰囲気の少年。物静かで言葉で伝えるよりも眼で語る感じ。その眼は濡れたような漆黒で吸い込まれるような眼力。タイムマシン?に乗るとき引いてくれた手はひんやりとしていた。


②時代はいつ頃?

紀元前なのかなぁ・・・紀元後だとしても100年以内かと思います。


③どこの国?

白っぽい石(大理石?)で出来た神殿のようなものが近所にあったのでローマかしらと思いました。自分の家も石づくりでした。


③その人生での自分について教えてください。どんな人物だったか。
 
男性。何の仕事なんだろう?いつもふらふら町を出歩いていました。やたら商店に立ち寄り人に会っては「どう調子は?」みたいな話をしていたので商店を管理する者と現場で働く者の間を取り持つコーディネーター的なことをしていたのかもしれません。

他の人とそう変わらない白い布をまとってましたが背が高く均整のとれた肉体で見事に着こなし甘めのマスクと人懐っこい笑顔で女性にはたいそうもてました。
と自分で言っちゃう感じの性格だったようです。名声を得ようとかお金持ちになりたいというより自分が関わる人がみんな楽しく暮らせたらいいのになーという楽観的で夢のようなことを考えていたと思います。あと、時代的なものかもしれませんがとても女好きだったようです。可愛い娘には声をかけずにいられない♪お調子者。お気楽。


④家族構成は? 家族との関係は?
 
年下の妻あり。子供はまだいなかったです。女好きだけど妻も大事にしてたので妻との関係は悪くなかったはず・・・。(あくまでも主観です。)

ワークの時は思いつかなかったんですがその人生で「その時の妻なのかなぁ?」という女友達がいます。ちょっとしたことなんですが何かをしてあげたい気持ちがとても強くてやりすぎて逆に恐縮されたりしてその辺のさじ加減が女友達だと難しい時も。罪滅ぼしのつもりなんでしょうか。


⑤その人生で出会った人々、構築した人間関係はどんなのがあった?

幼なじみで信頼のおける男性の友人がいました。信頼のおける、と思っていた、というのが正しいかな。今の人生ではまだ出会っていないと思います。気づいていないだけかもしれませんが。


⑥その人生でショッキングだった出来事、今の人生に影響を与えた出来事、
 
その、信頼のおける幼なじみの友人に祝いの席で毒殺されたこと。
妻に待望の子供が出来たという祝いでした。その祝いの席に呼んだのは、幼なじみの友人だからというのもありますが長らく妻に横恋慕していた友人をキッパリと諦めさせるつもりもありました。

だが、結果として私は殺されてしまいました。青天の霹靂。
「殺す前に何かちょっとは言ってくれよ!」という苛立ちと。友人の顔して裏で着々と計画をすすめていたのかという憤りと。

私が友人に対して思い描いていた全てが幻想だったのかと愕然としました。同じく妻に対して思い描いていた全ても私の幻想だったのだろうかとも。自分が思い描くものがこの世の正解ではないと思い知りました。

ある意味おおらかに自分の全てをさらけだして自分がこの世の中心であるという生き方をしていたように思います。
無知は怖い。知らずに人を傷つけ憎まれるくらいなら全てをさらけだすような生き方は控えたほうがいいのでは、と、いう方針に変化していったように思います。


⑦どんな死だった? その人生の最後の瞬間について

毒がだんだん体にまわっていく感じ、思うように動けなくなる恐怖、息苦しさと冷や汗、吐き気。二日酔いの百倍くらい苦しかったです。

友人が複雑な表情(怒り悲しみとちょっとの優越感?)をしながら真面目な口調で死にゆく私に言いました。「残された彼女と子供は俺が一生守っていくから。」

「・・・おいおい、この期に及んで偽善者め。」
と、言いたかったが言えなかった。(毒がまわっちゃってるもんで)どうせなら罵声浴びせてくれたほうがスッキリするのに、と思いました。この女たらし~とか、嫁を泣かせるごくつぶし~とか。

余談ですが毒は赤ワインに入ってたのを思い出しちゃったので これから先、赤ワインは出来れば飲みたくないなぁ、と思いました。(今の人生で他のお酒は割りと飲んでも大丈夫なのに赤ワインでひどく酩酊すること多かったのは体が拒否していたのかもしれません)


⑧死ぬときにその人生を振り返って、何を思ったか。

子供の顔を見ずに死んでいくことが悔しく妻を一生守っていけない自分が悔しかったと同時に友人を毒殺という行為に及ばせてしまった自分の自覚していなかった罪深さを感じました。楽しかった人生だけど、自分だけが楽しいのは駄目なんだな、と反省。


⑨その人生で自分が学ばなければいけなかったことは何か。

自己中心的な考え方ではなく、相手の立場になって考えることを学ぶ必要があったのでは。自覚がない状態で人を多かれ少なかれ傷つけたというカルマを作ってしまったかも。

その人生で得たと思っていることは、どんな相手でも臆せず懐に飛び込んでいける人懐こさ。話術。

現在の自分から見ると、その人生の最後で信じていた人に殺され、少しも疑いを持たずに100%で懐に飛び込んでいくことが果たして良かったのかどうかと思ってしまいます。相手の真実の部分まで見えていなかった未熟さが目につきます。

だから今、人と接するときどんなに印象が良くても「真実のところはどうなんだろう」とビクビクしてしまい、何も考えずにワーイと相手の懐に飛び込めないのかもしれません。


⑩過去の自分から今の自分へのメッセージはあった?

【過去の自分から今の自分へ】
あまりそう極端に慎重に進まなくてもいいんじゃない。最初から「この人は善か悪か」と疑ってかかられたら相手もびびっちゃうでしょう。付き合ってみないと分からないこと多いし、もっと人と関わっていったほうが世界が面白くなるんじゃないかな。
まぁ、ぐいぐい関わっていったとしても最悪殺されちゃったりするだけだから(笑)次の人生にバトンタッチするだけのこと、問題ないでしょ。

【今の自分から過去の自分へ】
あなたが残したツケを払わされてるような気がするけど、それでも私はあなたのように生きてみたいと夢見たりします。間違いは多くたくさんの人を傷つけてもなお悪びれずめげないタフさや人を惹きつける明るいエネルギーは、悔しいけれど確かに魅力的だと思います。その魅力を私は自らガッチリとふたをして、うまく輝かせられてないかもしれません。直すべきところは直して、輝きそのものは次の人生に運べるようがんばります。


⑪光の存在、ガイドたちからいただいたメッセージは?

あなたの中に、全ての過去の自分がいることを忘れないで。あなた以外の人の中にも、沢山の過去を経た存在がいることを忘れないで。外側の入れ物とではなく内側の存在へ語りかけてみて。


⑫この体験、人生を振り返って、一言どうぞ。

そういう人生も経験してきたんだと思うと、なんとなく気が楽になりました。ありがとうございます。

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