ケースファイルNo.11「N・Aさんの場合」
ヒーリングは何も、
過去生のトラウマや魂の傷にばかりに対して、行うものではない。
私の場合、得意分野なのか何なのか分からんが、
たまたまそれが確率的に多くて、
主流になってしまっているだけなのだけれど・・・。
一番肝心なのは、オーラの修復(クリーニングとリフォーム)、
エーテルダブルの補修、エーテルバイタリティーの補給、
チャクラや波動の調整とか、
エネルギーブロック(感情的しこり)の破壊と消去。
・・・というか、エネルギーヒーリングというのはむしろ、それを行う手法で。
(基本的には、それがメインだし、
それを対象としたヒーリングを提供しているのであって、
セッション料金は、それに対する技術料としての単価なんです。)
私は霊能者ではないし、
そのような事象に対処する力は無いにもかかわらず、
エネルギーのダメージの原因が霊的汚染(憑依とかetc)である場合、
いやおう無く、実力以上のことをせざるを得ないこともある。
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Nさんは男性の方で、先にいらした奥様のご紹介でお見えになった。
オーラに触れると、背筋が寒くなったので、
「え?」と思うと、
とある男性の霊が・・・
一緒に居たりなんかするのが解った(頭の中に見えた)。
いわゆる守護霊って存在ではない。
まったく別の存在だ。
守護霊さんはにこにこしてたり、キラキラしているから。
いや、憮然として愛想の悪い人やコワモテ
(やーさんではなく)の人もいるけど、
少なくとも現れることで室温は下がったりしない。
「ええっと、痩せ型でメガネかけてて、学生っぽいんですけど、
これこれこういう容貌の方、ご存知ないですか?」
「・・・・・学生時代の後輩のIくんかなあ?
でも、彼、自殺しちゃったんだよね」
ビンゴ!!
(憑依された霊とか、生霊とかって、名前をあてられると、
一瞬消えたり、ピカッて光ったり、シルシのような反応があるから)
そんな20年以上前に亡くなられた人物が、
たんなる先輩にどーして憑いているの?って
疑問のほうが大きいんだけど、
心の中で私は「うわあ、どうしよう。どう対処したらいいんだ?
浄霊なんて知らないよ?畑違いなんだってば!」と、
白目状態に。
(まるでガラスの仮面のキャラ各自。最近だとのだめか)
まあ、当人も何か憑いているから祓ってくれというので、
うちに来たのではないし、
単純にストレスを癒すためにヒーリングを受けに来ただけなんだが・・・。
でも、これオーラにくっつけたままは、ちょっとなあ・・・。
(当時の私はまだヒーリングを人に施すようになって半年足らず。
当然、経験値なし)
その時、私の目に録音してあった般若心教のMDが目に留まった。
「いちか、ばちか・・・かけだな」(無謀すぎ)
その後は、もう無意識の行動。
白檀のお線香を焚いて、
Nさんにしばらく合掌して、彼の冥福を祈っていてもらうようにお願いし、
咄嗟に、知っていたカバラの手法で結界を貼り
(今だったら陰陽道の方法使うけど)、
般若心教のテープをかけて、観音様のエネルギーにアクセスする。
※なんでユダヤ教と仏教が混在するんだか。 ふざけたやつだ、私は。
つーか、もう無我夢中、
頭真っ白で無意識の行動だったんで。夢遊病状態?
確か、死者を導くのは、地蔵菩薩(閻魔大王)だよなあ・・・と思いつつ。
彼の守護霊、そして彼を担当する観音菩薩に話しかけ、
ただひたすらに観音系のエネルギーを呼び出すのみ。
そうすると、ちゃんと光とともに、観音様がやってきた。
(おおっ! こんないい加減なやり方で!?
こいつはたまげた。まるで漫画だ)
蓮の花の上に乗ってスッーって感じ。
これらは頭の中のイメージ、あくまでも私の頭の中で観ている映像なので、
本当にやれているかどうかはまったく自信ないんですよね。 とくにこの頃は。
そして、観音様の手のひらにさっきの彼が乗って、フェードアウトしていく・・・。
「ああ、ちゃんとお迎えと共に行ってくれたかしら?」
とりあえず、安堵。
たまたま、Nさんはその昔に般若心教を学んだことのある人だったので、
自分でも唱えてくれていた。
はっきりいって、すごーく 疲れた。
部屋は暖かく、明るくなったけど。
そして、Nさんの重かった肩が軽くなったのも、事実のようだけど・・・
終わりよければすべてよし?
結果オーライなのかしら??
うーん・・・そのIクンて人はたまたま、
そのクライアントさんがうちにくるから何とかしてくれ~
帰り道が解らなくなっちゃったって一緒についてきていたのかな?
昔から憑依していたのかどうかなんて、
その時の私にはまだ判らなかった。
とにかく予想していない事態にパニクリで、
その時、対応していたのは、たぶん私でない「誰か」と思われ・・・
頭真っ白な私に代わって、見かねた誰かがやってくれたのでしょう。
何しろ、私は因果なイタコ(霊媒)体質でありますから。
祖母も母も・・・家系的にね、遺伝的な霊媒家系というやつなので。
でも、霊媒と霊能者はまったくベツモノです。
霊媒は霊能者には本来成れないんですよ。
霊がアクセスする「ウツワ」としては、優秀みたいですが、
そういう人が霊能者やるのはとても危険なことなの。
何故って、肉体のっとられやすいから。
なので、霊媒はだまされやすく、負けやすいので、
霊能者の仕事をするべきではない。
そうやって、霊媒体質(以前の憑依体質)の人が
霊的な能力・・・いわゆる「霊感あるから」という程度で
霊能者的お仕事をすると、
最初は高尚な霊とアクセスできていたのに、
いつのまにか低俗な霊に操られて、
悪徳霊能者みたいに堕ちていってしまうことは、多々あること。
※きつね憑きが霊能者やってるのって、ヒジョーに多い。
そういう人を見抜けないと、相談者もエライ目にあいます。
まあ、そんなわけで、
たまーに霊的なものくっつけた人は来たりもするし、
オーラにくっつけている位ならまだしも、
チャクラに入り込まれている人も来たりするので、
その都度、顔が引きつります。
あまり、実力以上のことは安直に引き受けるものではないし、
手を出すべきではないから、出来る範囲のことしか、しませんけれども。
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2009年現在、
顔が引きつったり、フリーズしてしまうほど、
「どうすればいいんだ!」
と頭真っ白、目がガラスの仮面キャラ状態になるケースは、
経験つんだお陰か、さすがにありません。
上記は今から四年前のことでして。
今年一番のビックリは、
「エ? エクソシストか??」
(ラップ音とか、モノが倒れたりとか・・・
憑依している霊によって相談者が叫び、暴れたケース)
というケースくらい・・・ですかね。
でも、相変わらず 独学? ですし、経験重ねて対処しているだけで、
相談できる師匠とか、そういう人はいないまま、
手探りでいつもいきあたりばったりなんですよね。。。。
いいのか、それで。
まあ、内なる声というか、
俗に言うガイドという人のアドバイスも受けてますけど、
私はそういうのに頼り切らないほうなんで。
(こう見えても、猜疑心強く、逆らうことが多い)
あくまで私のスタンスは、心霊療法家としての施療とカウンセリング
ヒーリングとサイキックセラピーを施すことのみ、です。
「ヒーラーの範疇を超えてるんじゃないの?」
と言われることはよくありますが、
霊的な対処をせざるを得ない場合には、
それはついで、というか、おまけの範囲なんです。
セッションはそれがメインなのではなく、
霊的なことは料金外で技術料含まず、
ですかね~
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