ある日、友人とお茶をしていて、
「良い経営をしているところが・・・
流行っている店が長続きするとは限らない」
「気に入っていた、ステキなお店は何処も早仕舞いしてしまうよねー」
なんて話題が出まして、それで思い出したのです。
数年前、お店をやってる知人が、
それまでの店舗を新しく建て直した後のことを・・・。
そのお店のある場所は、古くからある商店街で、
老舗だったある店舗が閉店して、
テナントとして貸し出されていたところを借りていたのでした。
当初は、住居とお店は別で、店舗だけそこにあって、通勤するかたち。
数年後、土地と建物を買い取ることが出来たので、
ダンナさんの両親を呼び寄せることにし、
一階が店舗といった二世帯住宅を建てることに。
新装開店からしばらく立った頃、
用事があったので立ち寄り、
お店を閉めたあと、世間話から相談話へと発展して、
たまたまタロットを持っていたので、
ちゃかちゃかカードを回していたときのこと。
そういう時は、何が問題であるのか?
それを探ろうとしているわけなので、
占いという行為をすることでスイッチが入るといいますか、
まあ、ピントが合うというか・・・そんな感じでしょうか。
するってーと、なーんか、ものすごくイヤな想念が来ている・・・と。
「この土地は私たちのものだ」
「よそものはあまり来て欲しくない」
・・・みたいな、
その土地、商店街に住まう人々の想念を感じとることが出来て。
お客さんあっての客商売なのに、なんて矛盾しているんだろう?
と、疑問に思ったり。
お客さんが来ないことには、商店街の損失になるのに、
しいては、自分たちの稼ぎが減るということなのに?
そして、その知り合いの店が新築したことに対して、
周囲はあまり良い感情を抱いていないというか、
ものすごい妬みの気持ちが寄せられていたわけです。
そのくせ、そこを自分たちのたまり場、憩いの場とも思っていて、
よそ者ばかりで占められて、
自分たちが立ち寄りたいと思っているときに、
混んでいたりするのがイヤだったりするの。
なんとまあ、自分勝手なエゴイズム。
「矛盾だ!」
たぶん、自分の土地、店舗(家)だけでなく、
その商店街全部が、さも自分のものであるように錯覚してるんでしょうね。
ここは私たち(というより自分)のもの、勝手なことは許さない、みたいな。
自分たちに仕切る権限があるというか、すべてを把握していたい、
私たちの意に染まないものは要らない、出て行け・・・とかとか。
知人のお店のことも、
今は土地も店舗も、その知人と家族の所有物であるのに、
未だ、前にあったお店の土地として認識している。
でもって、
以前のお店のことを、共同体・自分たちの身内として認識するばかりか、
まるで、彼らのものは私のもの、と私物化して考えてる。
このあたり、なんていうか上手く説明できないのだけれど。
今までは、知人は、
元の持ち主からすると貸店舗を借りている店子だったけど、
その土地と店舗を買い取って、しかも、古い建物を壊して、
新しい、キレイな建物に立て替えたことで事情が変わったというのかな・・・
実際には、正当な取引で土地も建物も購入したのに、
誰にも文句を言われる筋合いなんてないのに、
商店街の人たちからすると、そうじゃないのね。
前のお店だって、
別に廃業に追い込まれたとか乗っ取られたとかそんなんじゃないのにね。
自主廃業で、貸しに出されていたとこなのに。
「後から来たヤツが、
昔からの店やうちが立て替えたりしたくても出来ないのに、
○○のとこを買い取って、あんな建物建てやがって」
なんて、そういうよこしまな黒い、排他的な感情。
とはいうものの、
これからもそこに住み続けて、商店街の人たちとは近所づきあいも含めて、
色々と上手くやっていかなければいけないその知人には、
さすがに、
その種のイジワルな妬みの念が来ていることは話せなかったんだけど。
付き合いを絶つわけにもいかないしね。
それを知った上で、ニコニコと付き合うのは、
出来る人と出来ない人といるわけで。
まあせいぜい、近所づきあいに対する注意とか、
組合の人々との接し方のアドバイスするくらいでした。
以前、他の時に
その商店街の人々が、新しく参入したショップのことを快く思ってないこと、
商店街の集まりで、
いろいろ悪く言っている人がいるというのは聞いていたけれども。
実際に、そういう想念をキャッチしてみて、ホント驚きました。
確かに、
その商店街では空いたテナントに新しいショップ入っても、
ホント、続かないの。
ただでさえ、不況なのに・・・商店街が閑散として、テナントが少なくなれば、
場所として不活発というか、お客さんも減るし、自分のところにとっても
よくないことなのにね。
なんていうのかなあ~
日本人は確かに排他的なところが強いし、田舎なんかでは
よそ者に対して、警戒心からそういう風潮が強いのも理解できるけど
流動的な商売やっている人がそういうんじゃ、経済はダメよ、ってねぇ。
もしかして、そういうことで墓穴掘って自滅しているところ、
他にもあるのかも知れませんね<商店街
殿様商売で企業努力をしてないというのもあるだろうけど、
皆のライフスタイルの変化ばかりが、衰退の原因ではないと思う。
で、そんなこんな、
ちょっとした会話でそんなことを思い出したわけだけど、
そういう妬みとかそねみの感情で、
ダメになっていくお店もあるかも知れない。
まあ、ダメになるのはそれだけの理由とは思わないですが。
二次的な要因、別の原因も絡んでいるでしょうし・・・
ちなみに上記の店の知人は、
その後ダウンして一年半くらい店を休むことになったのでした。
当時の私は、まだ今の仕事をしていなかったので、
そういったことではでしゃばれなかったんだけれども・・・
原因に対して気づいていたのに、力になれなかった、
何も出来なかった自分を情けなくも思う出来事のひとつ。
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そして、
最近、約一年ぶりに去年家を建てたという友人と会ったのですが、
やっぱり、「来てる」
周囲から妬みとか、そういう念が。
彼女は三人の子持ちの主婦で、
フリースタイルで着付けの先生もしているから、
会うにもスケジュールが合わない。
だから、いつもメールのやりとりで
お互いの近況確認?する程度だったのだけど、
なんか「会わないと」と思ったのです。
土地を買って、家を建てるとき、アドバイザーとして協力はしたものの、
なかなか遊びに行けず、というか、行く気になれなかったのもあり。
問題のある土地でないことは、
家を建てる前に現地に行って、確認済なんですが。
建てた後の、周囲からもたらされる「想念」までは計算外で盲点。
この場合、近所の人ではなく、彼女の周囲の人間関係。
その土地は、首都圏通勤エリアではあるものの、戦災もさほど酷くなく、
昔から田畑として使用されていた土地で、
残留思念のようなものもほとんどなく、
霊道とかも神道もなく、風水的にもさほど問題もなく・・・
ものすごーく良い土地でもない代わりに、まずまず無難なところ。
ところで会わなくちゃいけないと思ったきっかけは、
彼女が原因不明の体調不良で悩まされてるってことだったんですが、
たまたま、彼女が友人と横浜に遊びに行ったとき、
友人の占いに付き合って、自分もついてで占いをしてもらったら、
「家を建てた時期と方位が悪い、その家は最悪だ。
早く売って引っ越したほうがいい。今の体調不良もそのせいだ」
と、占い師に言われたとかで、
めちゃくちや落ち込んでいたからでもアリ。
そもそも、そんな「脅し」をする占い師なんて、信じるに値しませんがね。
「占い」は、悪い卦が出たとき、
それを回避するための方法を示すことにこそ、
その真価、価値があるんで。
それに賃貸で借りている家ならともかく、
土地を買って建てた家を売って引っ越せなんて、
あまり現実的じゃありません。
そういう配慮、心理的ダメージに対するフォローもなしに、
ダメだ、最悪だ、良くない、で切り捨てられてるのはどうかと。
「占い」は人生を楽しく過ごしていくために活用していくべきものなのに、
「占い」に人生を狂わされる人は本当に多くて、悲しいことです。
極端に言えば、「占い」なんて信じなくても、利用しなくても、
人は健康かつ幸せに生きていけます。
必要の無い人には必要のないものです。
実際、吉方位だの時期だのこだわって引っ越し先を決めたりしても、
それで満足の行く住居が見つかるか、運気があがるかっていうと、
100%そうってわけじゃない。見つかる人もいるけど、そうでない人も多い。
家の仕様とか、間取りとか、そういうのも、
ステレオタイプで、こういう造りがいいだの悪いだの、決められない。
方位がすべてではないし。
その土地の「氣」の流れを見ないことには、
良い氣が何処から入ってくるのか、
悪い氣を出すべき場所が何処なのか、
周辺の地理(建物の立地条件)やなんかを見ないことには、ですし。
それに、その土地の因縁の問題とか、道(霊の通り道)があるとか、
人間が住んでいい土地であるのかどうか、
その土地のエネルギー(地域)とその人が合うのか否か、
そうしたことも含めないと、不完全ですから。
そもそも、それを見るのが本来の「風水」なんですが。
風水は、地の理、天の理を考慮してこその学問ですし。
占いは、情報を得るためのひとつの方法でしかなく、
使い方を間違えると、人を不幸にする、毒のようなもの。
だから、どんな悪い卦が出たとしても、
相談者をいたずらに不安に貶めるようなことはしてはいけない。
回避する方法論を示すことが出来ないのならば。
原因がこうだから、で終わらせるんじゃなくて、
原因を知ることで問題解決を図ることが大切なのであって。
「占い」は運命とか、事象だとか、
何かを有罪にするためのジャッジ法ではないんだし。
って、ここでぶつぶつ薀蓄語ってても、話がそれっぱなしか。
さてさて。
友人に会って視てみると、
「あがらない、痛い」といっていた左肩と左腕、にエレメンタルの塊が。
友人が作ったものでなく、他人から来ている。
「家建てたことで、みんなにうらやましがられるでしょ?」
「うん。
いいねー いいねー ってうるさいくらいに言われる。
お金ないよー
ローン抱えることになって、大変だよ~って行っても、
誰も信じてくれない。
そんなことないでしょ、
こんな家立派に建てといてって、お金ないはずないじゃんって。
実際、火の車なのにねぇ」
でも、それだけ、じゃないようだった。
「髪がおばさんパーマで、丸顔で、
小太りの人、いない? 後ろ向きの人」
「いる。皆に、なんであんな人と付き合ってるの? って、よく言われる」
「その人がさー Y美のこと、妬んでるんだけど・・・」
「・・・」
「あと、肉体労働者みたいなごつい男の人の手があるんだよね、
左前のほうから、Y美に手を伸ばすような形で。
でも、手だけなんだ。死んだ人じゃないな~ 生きてる人だなあ・・・
なんか男性とトラブルあった?」
「・・・週に一日だけ行ってるバイト先で、前から、ある人に言い寄られてる。
でも、私そんな気ないし、向こうも既婚者だし、何度も断ってるんだけど」
うーん・・・どうしようかな、でした。
とりあえず、手は撤去して、生霊は分散して返品して・・・ですが。
友人の肩や腕の痛みは治ったものの、
継続している人間関係のことだから、
今後も送られてくる可能性はあるわけで。
「うらやましい」といってくる人に、
「そんなことないよー」と否定形で応えても、
効果なしだし、かえって「嘘ばっかし」と反感を買うことも多いので、
「うらやましいって言ってくれて、ありがと。
でも、そうだね。今この不況でしょ?
いつ旦那も仕事クビになるか判らないし、
私の収入も相変わらず不安定だし、
家を建てたのはいいけれど、
この先ちゃんとローンを支払い続けることが出来るかどうかとても不安だよ。
もし、払えなくなったら、今は中古の家は売れない時代だし、
建てたときよりの半値とかでしか売れなかったら、結局借金が残るし、
払い続ける自信もないけど、なんとか払い続けないと、地獄だよね。
まだまだ子供にもお金かかるし、一家路頭に迷って、
一家心中なんて考えるのイヤだしね」
みたいに、応えておけば?と。
とりあえず、それが無難というか、
相手の視点を現実に戻して、
「うらやましい」攻撃をだまらせるのが先なので。
他人の「幸せ」が妬ましい人は多いし、
自分より「良い境遇」にあることが、許せないと感じる人も多い。
その気持ちはわからなくもないけど、
そういう自分の「いやらしい」想いが、他人を不幸にし、
人生を邪魔する原因になっているということに、
気づく人はほとんどいないわけで。
まあ、なんかそんな訳で、私は、
死んだ人よりも、生きている人のほうがよっぽど怖い、とも思うわけです。
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