2015/10/31

チャクラヒーリング:ケースファイルNo.1

今回のケースファイルは、
あくまでチャクラヒーリングがどういうものなのか・・・
の一例で、説明まで。

(今後続きを書くかどうかは謎で未定)


○×△□○×△□○×△□○×△□○×△□○×△□○×△□


S県出身、40代、Mさんのケース。
(当人に許可済で書いています)


トータルでの申し込みの第一回目。
まずは、基礎となる第一チャクラから。

第一チャクラの活性化する時期は、
着床時から、自我が芽生える3歳~5歳位まで。

つまりは胎教たる母の胎内の中から始まっていて、
保育園や幼稚園の頃までになります。

まず、当時のことを当人に思い出してもらいます。
といっても、「覚えてない」人がほとんどで当たり前。

なので、お母さんのお腹に居た頃のこと、
生まれて間もなくの小さい頃のこと、
お母さんの気持ち(妊娠や出産に対する反応)、
自分の出生に対しての周囲の反応、

そうしたものを「感じて」もらうのです。

それは絶対にあっていなければいけないということはなく、
もちろん間違ってても当然なわけで、
Mさんの勘違いでも想像でも構いません。

ただ、ひたすら感じてもらいます。

すると、Mさんは、自分の中に残っている(インプットされた)、
お母さんの不安、出産に対するプレッシャーを感じました。

はい。
Mさんのお父さんは、始めての子というわけで、
跡継ぎになる、男の子を望んでいたんです。

けれど、生まれた子は女の子。
お父さんはとてもがっかりし、
その期待に応えられなかったお母さんは、
自責の念を抱えることになります。

また、看護士だったお母さんは病院の現実を知っていたので、
お産婆さんにかかることを選択したのですけど、
初産でしかも難産になってしまい、
病院ではなく自宅という設備の整わないところでの出産は、
へその緒がMさんの首に絡まるというトラブルに対処できず、
結果的にMさんに障害を与えることになってしまったのです。

このことは、Mさんのお母さんとそのお母さん(祖母)の間に、
大きな感情的なしこりを生じることになってしまったそうで。


第一チャクラが活性化するこの時期は、
「パーストラウマ」と呼ばれる胎教下での傷が生じる時期。

お母さんの妊娠や出産に対する不安、恐怖、とまどい、
マタニティブルーに起因するマイナスの感情は、
へその緒を通じて、すべて送られ、
胎児はその感情に同調・共鳴し、第一チャクラにインプットします。

そして、それは三歳から五歳児くらいまで続くのです。


彼女、Mさんは・・・
男の子を望んでいたお父さんの期待を裏切ったこと、
自分が生まれたことでの夫婦や家族の不和、
お母さんの自責の念、プレッシャーとショックの感情、
そして家族から自分も子も否定されたことでの苦痛など、


これらを感じ取り、

「ああ、私は生まれてきてはいけなかったんだ。
 生まれてきてしまって、すみません。
 私でごめんなさい。
 この家に、この家族の中に生まれてはいけませんでした」

というような想いを持ち、自分は望まれない子であると・・・
居場所のないところにきてしまったバツの悪さを抱えて、
罪悪感を持って、成長をすることになってしまいました。

さて、このような第一チャクラにインプットされた、
マイナスの想念、思い込みをどう解放し、書き換えるか・・・。
こういうのはケースバイケースで、
絶対的なな正解、対処法はありません。

その人にとって、今ベストな方法を探すだけです。

Mさんの場合、
私のセッション、ヒーリングを受けるのは初めてではなく、
これまでの経緯がありますし、彼女自身もスキルがある人です。
(とはいうものの、個人セッション自体は5年ぶりの方)

単純に、
「いえ、あなたは望まれて生まれてきましたよ」と、
暗示を与えて書き換えることをしても、そんなのは楽天的すぎるし、
深い傷のある人にとっては、付け焼刃な対処法でしかありません。


さて、どうするか・・・
第一チャクラを覗いて、
当人が感じられた(読み取れた)情報に対して、
次に何を見ていくべきか。

負のエレメンタルの、書き換えや解放をしていく前に、
知っておくべき情報は何か・・・

こういうのは経験と直感、
インスピレーションに頼るしかありませんが。

今回、彼女のお母さんとお父さんが、
何故、彼女という娘を持つべきだったのか、
2人のカルマを紐解いていくことにしました。

で、私が観ていってもいいのですが、
Mさんがスキルのある人なので、彼女自身に観てもらうことに。

するとMさんのお母さんの、
インドのとある時代のある地域での、過去生の情報が出てきました。
カーストではそれなりに地位のある身分の女性だったのですが、
女奴隷たちを鞭打ち、こき使って、時に死に至らしめる、
残酷な性格と気性の持ち主だったようです。

この情報などから、
Mさんのお母さんが今生で看護士の仕事を選択した理由、
そして男の子を望みながら、
女の子ばかり四人も生んだ理由と背景が見えてきました。

また、お父さんに関しては、
第一次世界大戦後のイタリアのファシストとしての人生があり、
権力や富を渇望し、たくさんの若き大望ある青年たちを、
先導して操ることをし、そして終いには彼らを自殺に追い込んだという、
そうした前世の情報に行き着くことになりました。
(注:戦争の世紀といわれた20世紀において、
戦争犯罪を犯した多くの人たちが、次に転生した人生で
癌などの大病に苦しんでいる。Mさんのお父さんもその一人)

何故、Mさんのお父さんが、
その名や財産を継がせるための男の子を持つことができなかったのか。

上記の人生がまさにその理由なのです。

詳しい因果関係の解説はここではしませんけれど。



Mさんがこの両親・・・お母さんとお父さんと、
今回見たのとは違う別の過去生で、それぞれ関係があり、
Mさんがご両親に対して、償うべきことがあると・・・
そういう情報をAさんは自分で思い出して理解していました。
しかし、今回新しい視点からの情報を得て、

それだけではなく、
Mさんはこのご両親に対して、カルマという学びのレッスン、
それらを与える役割も担っており、つまり
お母さんに関しては、Mさん(もちろん他の姉妹たちも)を通して、
過去に犯した罪や過ちを償うチャンスを与えられていたのだと。
そして、それはお父さんも同じこと。

カルマの法則とは与えられ、また与えるものであると。


そんな風に、理由があっての、この家族との縁なのだと、
自分だけが罪悪感に悩む必要はなく、
彼彼女ら両親が、Mさんという子を通して得た感情は、
それが例え、マイナスの感情であったとしても、
両親が知るべきことを知り、学び、人として成長するために、
与えられた機会であり、罪を贖うために必要な状況であったのだと、
それに気付くことがMさんにとって、意味のあることでした。

ここを理解しないと、手放せない、消化できないこと。


次に、第一チャクラの不要なデータ。
まず、先祖から受け継いだ負の遺産のお掃除から。


先のご両親、とくにお母さんとその母との関係性の問題。
これはどうも、代々、お母さんの実家の家系で、
繰り返しのパターンとしてある、子育ての刷り込みのようでした。

動物界にあっても、メス・・・すなわち母親は、
自分が育てられたように子供を育てるもの。
ここに問題、繰り返しのパターンがあると、
これから先、子々孫々まで苦しめられることになります。
Mさんは独身で子はいませんが、Mさんの姉妹たちの子、
姪や甥たちがそれを引き継ぐことになりますから。

なので、Mさんの母方の女性たち、
特に母親たちが抱えることになってしまった負の感情、
繰り返しのパターンを探して、それを解放していくことにしました。
ある意味、先祖供養にも繋がるものですが、似て非なるもの。

そして、父方にしても母方にしても、
世の中に対する「不平不満」「怒り」が物凄くあるようでしたので、
それらに対する解放と浄化、ひたすら光で浄めることをします。

こういう「怒り」があると、色んな意味で生きづらいですからね。
影響を受けるだけでなく、内在させてもあるわけで、
先祖の怒りっぽい人の人格を乗り移らせてもしまうし・・・。

そんな風に、先祖からの負の遺産をクリーニング。

両親への想い、関係性、子供の頃に刷り込まれた感情。

あとは帰属意識や社会性に問題を生じさせてる過去生、
アイデンティティを喪失させ、ねじまがった自分像を与える
原因となっている二つの過去生などを発掘。
(これは今までアプローチして向き合ってきた過去生が
大ボスだとしたら、それらのコピーで残りカスみたいなもの)

それらのヒーリングなどをして、書き換えたり、整えたりして、
なんだかんだの三時間。あっという間です。


解放したのはごく一部です。全部は無理。
といいますか、一気にやるべきではないのです。
少しずつやるのが心身に負担が少なく、
ダメージを与えることのない、良いペースなのです。
焦ってはだめなのです。
色々やりすぎると、精神やメンタル面で混乱がおき、
危険な状態を引き起こすことがありますから。
ことチャクラに対しては・・・慎重に扱うべき器官なので。

Mさんの場合は、それでも他の人よりは
たくさんのことを解放しました。
それは今までのヒーリング経験や当人がスキルを習って、
セルフヒーリングを積み重ねてきた土台があるから、
一回のセッションで、普通より多めに「解放」したのです。



で、Mさんの感想。

『アルマさん、おはようございます。

昨日はお世話になりました。
ありがとうございました。

あっという間の3時間でした。
とても多くのことを知り、多くのことを整理することが
出来て、かけがえのない時間になりました。
一晩過ぎて、とても体調がよく、すっきりした気分でおります。

ヒーリングを受けてみて、
人は多方面から必要な状況を選んで、
自分が望む体験が出来るような環境に
生まれてくるのだな、と改めて思いました。
父と母に対するなんとなく感じていたことも、
少しびっくりしましたが納得がいって、
人が私と会ったときに何を感じ取るのかわかった気がしました。

いつか、いろんなことに囚われず、
今日のこのときに自分を表現できる体を育てたいと、
時間がかかってしまっていますが、
努力は続けていきたいと思いました。

貴重なお時間をありがとうございました。』



そんな感じです。

Mさん、次は第二チャクラ。
さて、何が出てくるでしょうか・・・



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