Bさん 20代 女性
今回見に行ってきた過去世は、18世紀ドイツの女性の人生でした。ガイドさんは金髪でハイジのような格好をした20代くらいの女性でした。
何度か出会ってはいるようですが、毎回同じ格好で出てきたことがないので、最初は会っていたことに気づきませんでした。
住んでいたのは西ドイツでしたが、リトアニア人でした。
外国人だったので、村はずれの崖の上に立てた家で、母と祖母と猫と一緒に、ひっそりと住んでいました。母と祖母は故人で、猫は現在家にいる猫。この時の柄は茶トラ。母に可愛がられていて、貧しいながら幸せだったみたいです。
大人になってからは、戦争で傷ついた人々の世話をする看護師のような仕事をしていて、技術だけでなく読み書きも教えてもらって、とても充実した日々を送っていました。
その時の先輩2人と、師長のような役割をしていた女性は、現在の看護学校の教員です。
人生の転機は、入院していた兵士にプロポーズされ、病院のある土地を離れることになった時でした。上記の同僚や上司に仕事を辞めない方がいいと説得された上、私は仕事を続けたかったのに、旦那さんに遠慮してそれを言い出せませんでした。
旦那さんは仕事をすることに反対するような人でもなかった為、仕事を続けなかったことを死ぬまで後悔していました。旦那さんは今世で再会し、それなりにいい関係を築きつつあります。
子ども(男の子)を生み、子どもが成人した頃、30代半ば~40代くらいで、腸チフスにかかり、この世を去りました。母としてはとても充実していたし、旦那さんもとてもいい人だったのに、仕事を辞めたことをずっと後悔していて、どこか満たされないままでした。今世では色々な事情と、この時の彼女の希望もあり、再び看護師として働く為、看護学校に通っているみたいです。
光の存在からは、「まぁ、そういうわけだから。」とあっさり言われ(笑)
「彼(旦那さん)とは、とてもいい関係を築けるはずだから、大事にしなさいね。」「彼と仲良くね。」とメッセージをいただきました。
昔の彼女は満面の笑みで、「頑張ってね。」とハグをしてくれました。
皆が上に行く直前、「最近いい感じで、よかったね。これからも色々あるけど、何とかなるから大丈夫。」と言われ、別れました。
今回この人生を見せてくれたのはオマケのようなもので、(最近よくやってるからご褒美、だそうです)実際の目的は別にありまして。
以前個人セッションで、第二次世界大戦時のドイツに生まれた女性の人生があったことを知らされていました。
ナチスの医者だった旦那さんが子どもを使った人体実験をしていたこと、精神的に病んでしまって、最終的には息子を巻き添えにして自殺したこと聞いていました。
このワークに来ていたお2人が、旦那さんと息子で、2人に直接メッセージを伝えることが一番大切な目的だったようです。
2人はワークでも、このドイツでの人生を見せてもらっていて、シェアの時間で2人が旦那さんと息子だということに気づきました。息子が話してくれた湖に2人で身を投げて・・・という話は聞いているうちに涙が出てきてしまい、罪悪感と申し訳なさで胸が一杯になりました。
この時には旦那さんへの思いはほとんど手放してしまっていました。命の替えても守らなければならない存在、とまで思い、愛していた息子をこの手で殺してしまったことへの罪悪感は、まだ完全には手放していなかったようでした。
ワークが終わった後にハグをして、ごめんなさい、と言って抱きしめたら、気持ちがとても楽になりました。
旦那さんへの思いについては、セッション直後は仕事の内容を知らされていなかったことや一緒に逃げてくれなかったことが悲しくて、切なくて・・・。許せない、という思いが強く、胸が焼けるような思いが込み上げて、仕方がありませんでした。
けれどワーク時はそのセッションから半年以上たっていたし、元々旦那さんへの思いよりも、子どもを殺してしまった自分自身を責める気持ちの方が強かったんです。
それでも旦那さんに伝えたい思いがあったらしく、同じようにハグをして、
「私はもう大丈夫。戦争で全てが壊れてしまったけれど、それなりに幸せでした。もういいから、貴方もちゃんと幸せになって下さい。」ということを伝えました。
旦那さんも息子も私自身も今世では女性なんですが、2人に対して愛しい気持ちが込み上げて、ワーク後にちょっと髪を撫でたり、手を握ったりさせてもらいました。
戦争云々はあったけれど、旦那さんのことはとても愛していたし、仲良しだったのよ、と彼女自身も言ってました(笑)
ワーク後しばらく、旦那さんと息子と3人で手を繋いで、金色の光の中で満面の笑みを浮かべている様子が思い浮かんで、ああ、やっと全部終わったんだな~という解放感と胸が暖かくなるような幸福感があって。やっとこの家族3人が笑顔を取り戻せたことにホッとしました。
旦那さんは生きている間にポーランド(ドイツ)に鎮魂に行かなくてはいけないらしく、
息子と私も同行予定・・・。何年先になるかはわかりませんが、いつか必ず行きたいと思っています。
今の日本は食べ物にも困らず、○○人だから、ということで殺されることもなく、誰かに生活を監視されることもなく、本当に平和で羨ましい、と彼女は言っていました。
豊かでたくさんの選択肢がある分、逆に道に迷ってしまうことも多いわけですが、自分達の生活がいかに恵まれているかを見つめる必要があるのかな、と思いました。
とりあえず濃い1日だったので、何をどう書こうか迷いましたが、こんな感じで締めさせていただきたいと思います。長々読んでいただき、ありがとうございました。
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