スピリチュアルカルテにしようかとも思ったけれど、
クライアントさんの話ではないし、短い話でもあるので、
コラムに分類しました。
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人に取りつき、足を引っ張るものは、
何も死霊や生霊ばかりではない。
具体的に、その人のことを憎んで、
不幸になればいいのに、とか、
ターゲットとして意識的に当事者に向けられた、
一個人の嫉妬や憎悪の想念だけでなく、
不特定多数の人がその人に向ける、類似の感想(感情)、
単なる印象や先入観といったような、
袖触れ合ったり、素通りした程度の人からも寄せられる、
そんな小さな感情・・・想念でさえも、
それが大量に集まると、膨大なエネルギーとなり、
まして負のエネルギーだった日には、
その人にまとわりついたり、輝きを覆ったりする影となり、
足を引っ張っり、様々なことを邪魔する障害となってしまう。
実のところ、そういうことは意外と多い。
「あの人はこういう人だ」「こうに違いない」
そういう他人の思い込みですら、
『想念』となったものは、持たれてしまった人のもとに届く。
そういう意味で、芸能人や有識者など、
イメージと先入観をもたれやすく、
叩かれたり、注目されたりする立場の人は大変だと思う。
さて、先日。
たまたま、予定が合ったので、とある趣味の集まりに参加した。
初対面ばかりの人の輪の中。
趣味の内容からして、高めの年齢層を想定していたら、
意外なことに、若者ばかり。
「あら、やだ・・・私、最年長?」みたいな。
で、この主催者というか、呼びかけ人の坊や(笑)が、
笑っちゃうくらいに子供だったりしたのです。
仕事でないし、タメ口は別にいいんですよ。
でも、歩くのが早いって怒ってみたり、
ゆっくり歩くと遅いって怒るし、
つまりは他人や状況をコントロールしたくてたまらないタイプ。
うんちくを披露して、「自分はなんでも知ってる」って、
皆に「すごい」「物知りだね」って言われたいのでしょうね。
見栄ラーというか、持ち上げたがりやというか。
でも、四国出身で今住んでるのがA区なのに、
他区を地元です・・・って、
案内できますって、言っても、無理があるってものです。
親の代から東京って人もいるわけで、
私にしたって、その子が生まれる前から、
その場所は知ってるわけですから。
そんなんで、
自分が説明する前に知識を言われてしまうこととか、
口出されてしまうのが面白くないらしく、怒り出したり。
「そんなんは俺が決めることだ!」と、エバッテルわりには、
仕切りは上手くない。
サル山のボス猿でいたくって、
周りに人はべらせて、失われた自尊心満たそうと、
イタイ頑張りをしている、そんなコドモに対して、
腹を立てるのは意味のないことで、
エネルギーの無駄遣いだし、馬鹿馬鹿しいかぎり。
なのに、なんかムカムカしてきちゃったんですね。
「こいつ、赦せない!」的な感情とか、
悪意がムラムラとあがってきたりして。
次から次へと、悪態の言葉が浮かんできたり。
で・・・
おかしいな、と思って、スイッチ切り替えてみたんです。
(プライベートではタダの人でないと楽しめないので)
するってーと、
その坊やの周りに、不穏な空気が。
なんてーかー、人をムカムカさせる、気持ちの悪いもの。
「あ゛ー この子、やっぱ色んな人に嫌われてるんだ」
まあ、そりゃそうでしょ・・・って感じです。
ふつーに考えてても、自己中、ナルシスト、見栄っ張りは、
じゅうぶん嫌われます。
ムッ!とさせられた、不快な想いをさせられた人の、怒り、憤り、
彼を小馬鹿にして、あざ笑ってる念とか反感とや軽蔑の感情とか・・・
ひとつひとつは小さいれど、寄り集まって、固まって、
黒いベールのようなものが、べっとりと、オーラにくっついてるわけです。
「こいつ、ムカつく」「あんた何様?」「ばっかじゃなーい」
「何この人?」「腹立つなー」「感じ悪いなあ」
みたいな、これまで他人から向けられた悪意。
もちろん身近な人たちのもあるのですが、
通りすがりの人たちの、
ほんの一瞬時間を過ごしたような人たちからの、
ちょっとした一言的なネガティブな感情が
チリも積もれば山になって・・・という感じなのです。
確かに、これに触れただけでも、気分悪くなります。
こういうのは、生霊とは違うもの。
困ったことに、この想念の塊は、
当事者をさらにそういう人間に、仕立ててもしまうのです。
人に嫌われる行動が、これがあることにって、
かえってエスカレートしてしまうといいますか。
また、敏感な人の中には、
その人に憑いている「これ」に触れただけで、
「こいつって、こういうやつ」「やなやつ」「むなくそ悪いやつ」
みたいな先入観的感情を持ってしまったり、
「なんかよくわかんないけど、あの人ヤダ」とか・・・
思ってしまう人も少なくない。
そして、そこでその人に向けられた感情は、
さらにその人の周囲に集まって、
どんどん雪だるま式に大きくなってしまう。
でも、まー もとを正せば、
その人の性格、他人に対する態度が招いたことなので、
自業自得といえば、そうなんですけどね。
今回、私が遭遇した坊やの場合もそうですね。
「その性格が悪いんだから、仕方ないよね、君」
としか、いいようがないのです。
もちろん、クライアントさんではないし、
本人から聞かれたことでもないので、伝えたりはしません。
そんなわけで、
「どうして自分はこんなに、この人に対して、
理由なく、怒りや悪意を感じてしまうのだろう?」
と、いうようなときには、
そんなふうに、その人に「寄せられている」(周囲に集まっている)
大勢の人の怒りや不快感、恨みの念、悪意など、
そういうものを「読み取って」しまい、
「彼ら」の意見に同調して、
共感的に反応している場合もあったりするのです。
ハイ。
今回の私の場合もそうでした。
私が、彼の性格(態度)に対して感じてしまった、
ネガティブな感情ももちろんあるわけですが、
それ以上に、
よくもまあ、これだけの彼に対する悪態を思いつくなあ・・・と、
自分でも関心するくらいに、
彼の周囲に集まってきている「悪意の塊」の中にある情報を、
読み込んでしまい、同調してしまって、怒りが増幅する・・・
ええ、そういうときもあるのです。
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