2015/11/05

土地のエネルギーとモノに宿るモノ②

で、先日の続きです。


私は風水師でもないし、気学もやらないのだけれど、
占い師を長いことしてたという経験上、初学的な知識があることと、
多少なりとも「氣」を読むことが出来るので、
時おり、間取りや物件の相談を請け負ったりすることもある。
アドバイス程度のことと、範囲は限定していますけど。


今年に入って、あるクライアントさんが、
新しくオフィスを借りることになったので、
借りるまでのその相談に乗りつつ、
借りることになった後で、実際にその場所を見に行かせていただいた。

駅を降りると、そこはマンションばかりが建っている新興住宅地で、
初めて行く土地、降りる場所だからかも知れないけど、
なんていうか、住んでいる人たちのカラーが見えない場所で。
人はたくさん住んでいるんだけれども、来ては去っていく・・・そんな土地。
居つきの悪い土地というのかな。

印象を話すと、確かに転勤族ばかりが暮らす街だそう。

心の「眼」のほうで見てみると、
肉眼に写ってる景色は消えて、一面に田んぼが広がって、
ポツポツと古民家っぽい(つーかほったて小屋に近い)
家が建っているのが見えた。
地形も今とは異なっていて。
自分が見ているソレが、ここの何時の時代のものかはわからないんだけど、
削られたり、逆に埋められたりしたところもあったみたい。
駅から見える氏神っぽい神社も、
その場所にはなくて、全然ズレてるところにあって。
神社に行ったとき、「存在」を感じない場所で、土地にもマッチしてなくて、
違和感ありありで、移設されたばっか?と思ったら、果たしてそうだった。

(仏像にしても、神像、神様が住まうお社も、墓も仏壇も、
人が手を合わせ、祈ったりするから、その念が徐々に込められて、
「使える」エネルギーの塊になる。
だから、場所を移設したものや、新しいものってのは、
一度蓄積されたものが壊れてしまっていたり、
まだ貯まってなかったり・・・なんです。)

そして、すごーい古い時代? なんか~縄文時代の集落?
そういうのも見えてきた、そして古い、呪術に使われた墓の臭い。

聞いてみると、ビンゴで貝塚と古墳があるそうで・・・あらあら。

そんなにヘンな土地ではないけど、駅近く、空間にひずみが出来ていて、
それがあるビルを貫いているのが気になったかなー
まあ、今回見に行く場所ではないから、関係ないけど。


いやさ、普通に遊びに行ったなら、そんな風に見ることもなく、
何も感じないままに、「へー」で終わらせるけど。
目的が目的だったので、「土地」の意識やエネルギーを読もうと、
アンテナを目一杯広げましたから。
こういうときって、どうするかというと、スイッチを入れて、
ラジオのチャンネルをかちゃかちゃいじって、
ここだというポイントを探すような、
そんな感じですね。
これをやることは、はっきりいってとても疲れることだし、
ある意味無防備にもなるので、滅多にはしませんが。

風水とかで判断する人は、理論もしかりだけど、
氣の流れを読むための「道具」をちゃんと使うもの。
私は道具でなくて、自分の体を直接使うって感じ。

さてさて。
そのオフィスが入っているビルの周りをぐるぐる回ったり、
区画とその周囲の建物や土地の氣を確認しながら
「ああ、良い気はこっちから流れてきているな」とかとか。
室内に入って、
「ここに澱んだ気がたまりやすいなあ」
「とりあえず、ヘンなものはいなさそうだな。
前の使用者の汚れや忘れ物は改装中に消えたな」とかとか・・・
そういうことをチェック。

間取りとか、方位とかはあんまし関係がないんですよ。
そんなこと気にしたって、しょうがないの。
土地の状態や街としての全体の氣の流れ、
そしてその建物、建物の中の部屋の位置関係を見ないことには。
東だからこの色のカーテンとか置物はコレとか、
そんなことにこだわってたって、しょーもない。
その建物がどんな建ち方をしているのか見て判断しないことには、
何の意味ないの。
家相の良いとされる間取りだって、
その「土地」や周辺地理に合ってないことには、逆作用することもあるし。

そこは一階で、ダイレクトに大地のエネルギーがあがってくる。
なので、上のフロアよりも確実にその影響を受けてしまうので、
少し「調節」する必要があったりした。
それをしていると・・・たくさんの蛇たち、それも、白蛇の姿が見えてきた。
(ちなみに私は蛇好き←アブナイ?)

ここもその昔、田んぼだったところのよう。

で、彼らは何故かとても「怒って」いる。

「そうかー 田んぼつぶされて、
その時たくさんの蛇たちが死んでしまったんだ」と。

蛇だけでなくて、めだかとかたがめとか、
たくさんの虫、命たちが死んだろうが。

なぜ、白蛇か、というと、彼らはその昔、農業が盛んだった頃には、
農作物を荒らすものたちから田畑を守る益虫で、そういう意味から
神の使いとして、神格化されて崇められていたから。
白蛇は、そんな風にシンボルとして崇められたものとしての
「エネルギー」の形なのね。

で、そのエネルギーの塊・・・
白蛇の形をしたそれらは、人にたいへん腹を立てていた。
都合の良いときだけ持ち上げて、あとは知らんぷりで忘れ去られたと・・・
使い捨てにされ見捨てられたような、そんな気持ちでいっぱいで。

そういえば、
昔は稲荷様のお使いとして崇められていたのに、
崇められなくなって不良化した
「はぐれ狐」なるものを良く見かけることがあるな~と思いつつ、
そっか蛇も同じか・・・と思った次第。
ただ、蛇はきつねほどには悪戯しないけど。
蛇は行動半径が狭いというか、その場にいついてて動くことが少ないの。
でも、キツネはあちこち移動して、人に憑いたりもする。

この場合の蛇もキツネもかつて動物として生あったものというよりは、
人間の想念が作り出したものですけど。


で、こういうのは退治するにあらず。
はっきりいって、向こうのほうが先住者ですから。
人間の法律はあくまで人間が作った、人間社会でのルール。
この場合、彼らの住まいに勝手に建物建てて、住んでいるのは我々。

ここを使わせていただき、共に栄えていきましょう、と・・・
歩み寄りをするのが大事なんですね。
もともと豊穣の神様として崇められてた
(人為的に創られた)モノなんだから。
対立することもないし、まして強制退去なんてさせなくていい。

仲良く共存する道を開いて、作ればいい・・・それだけです。

こういう「存在」とは、物事の筋道というか、礼儀を尽くせば、
ちゃんと話が通じるものなんですよ。

(中にはそれではどうにもならない場合もありますけど)

人間のほうがね、そうはいかない場合が多いですけど。

そんな風に、
霊的な存在にしても、人が作ったエレメンタルにしても、
ただ取り除けばいいというのではない。
すべてが悪なのではないので。

自然の摂理を無視して、エゴイズムだけで動いているから、
いろんなところで「ひずみ」が出てしまって、
それが結果として、
誰でもない自分たち・・・我々人間に跳ね返ってきているだけのこと。


ちなみに、そのオフィスのある場所は「悪い場所」ではないですヨ。
むしろ、使いようによってはとても良い場所。


まー そんなんで、現地に行って、調査?をすることも時にある。

でー 土地のことを調べようと、アンテナ広げると、
いろんなものというか、余計なものを引っ掛けてしまうので、
ちょっと、その後が大変でした。

土地も汚れているものだし、
波動の低いものもたくさん、土地の上にも中にもありますので。

で、もうひとつ、現場に土地を見に行ったお話。
これも今年のことですが。

クライアントさんのお母さまがガンになられたという話を聞いたのですが、
その近所では、ガンになる人がやたら多いとのこと。
お母さま自身とか、その家の問題というより「土地」の問題かな?と、
直接現地をば・・・見に行ってみました。

駅を降りて、地図を頼りに歩いていると・・・

「・・・・・・・・・・・・・・・」

遠くに送電線があって、その方の家に近づくにつれ、近くなってくる。

「これはもしや??」

住所の場所に着くと、ビンゴ! ほとんど送電塔の真下です。
しかも、その方の家の下(地下)を、
道路にそって平行に、でっかい水脈が走ってる。
その場でその方(仕事中)にメールを打つと、
「あ、家の敷地に井戸があります」との返事。

「こりゃあ、長く住んでいる人は、
精神に異常をきたすか、体壊すな・・」です。

すぐには影響でませんけどね。
長く住んでいるうちに、ジワジワと・・・ですか。
外に仕事に行っている人はいいけど、自宅に長くいる人、専業主婦とか、
子供とか、お年寄りとか、自宅で仕事している人とかとか。。。

聞いてみると、ガンになったのは横一列、
見事に水脈の上に並んでいる家。
しかも、全員専業主婦。
(で、その道路はさんで反対側のほうは、
精神疾患が多いのだそうで・・あらら)

最初は、
「近所の住人がガンでたくさん亡くなっているんです、ついにうちの母も」
という話に、
「祟り?土地の障り?」とも疑ったけれど、違いました。

人が住むべき場所でないところに家を建てているというだけのパターン。
ある意味、こういうのも人災といえるのかな。

電気は人の生活には無くてはならない必要不可欠なものだけれども、
大量の電気・・・過剰に発生する場の近くにいると、
それは人の健康にとって、あまりよくないものなのです。

昨日今日と、すぐに影響が出るわけではないけど、
何年、何十年と経って、ですかね。

で、それだけでなくて、家を建ててはいけないと昔から言われている
でっかい地下水脈の上に建ててるし・・・という、ダブルパンチで。
地下から、空から、体に悪いものサンドイッチ状態・・・ですか。

あと、その辺りでは、10m以上の樹木もないし、
鉄塔以外に高い建物がないので、
鉄塔がいろんなものを集めてもいたりして。
なんていうのかな、塔ってのは、避雷針を考えてもらえればわかるように、
いろんなものを集める役割も持ってるんです。
高い樹木は、地下水を汲み上げて、空中に発散することもしてくれるし、
それだけでなくて、
そういう類のものを「集めて」くれるので、あると便利なんです。

周辺に高い建物がないのに、
ひとつだけ背の高いマンションとか出来てしまうと、
そのマンションはそういった「塔」の役割をしてしまうから、
住む人には大変なとこになってしまう。
目に見えないルートが出来ちゃうんです。
今までなかった空間というのかな、筋というか道みたいなのが、
その塔のようなマンションに向かってできてしまうので、はい。
近所からすると、
そのマンションは土地の災厄を集めてくれるものにもなるけど、
住んでいる人にとっては、よくない場所になる。

だから、人が住む近くに、人が住まない、
そういう場所を作っておくといいんです。
昔はそうしていました。
鎮守の森とか神社とか、ご神木とか、
そういうのを守ってきたのはそうした理由もある。
今はそういうものが、ことごとく崩されちゃった。

今回訪れた町、その方の家の近くにあった送電塔は、
まっすぐ伸びていたのではなくて、そこからルートが曲がる感じで、
ちょうどその塔を中心にV字型に戻るようになっていて、
その地域が挟み込まれるようになってました。

で、他にも塔はあるのに、
そこの塔に向かって、空中に「道」が出来てしまっていました。

本来は自然の中にはなかったものだと思うけど。


おまけとして、
今では肉眼で霊の存在を見ることはほとんど皆無な私ですが、
その付近では、見ることが出来たりなんかして。
本当のところはわかりませんが、磁場が特殊なところだからでしょうか。

何しろ、平日の昼間、住宅街でうろうろしていたものだから、
生きている人だけでなくて、
死んでいる人にも胡散臭い目でジロジロと見られて・・・
まー彼らは自分が死んでいることに気づいてないみたいで、
いたって、ふつーに生活してますが。


しかし、都市部の現代住宅事情を考えると、
こういうところでも、宅地開発しちゃうんだ~と、はあ。
ちゃんとしたデータで、送電線の近くではガンの発生率が高いとか、
因果関係をちゃんと立証しないことには、なんですけれども。


うーん・・・てな感じです。

結果として、
このことをきっかけにその方のご家族は
引越しを決意なされたそうですけど。
これからも、あの区域に住む人たちからは、
病人が多く出てしまうのでしょうね。

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