2015/11/05

死者の心残り

往来が霊媒体質のため、気をつけてはいても、
心身ともに調子が良くないとき、疲れすぎているときなど、
望むと望まないとに関わらず、
お客さんから「お引き取り」をしてしまったり、
もしくは外出先や「通りすがり」として引き寄せられてくる、
その類の"お客さん"が居候してることがたま~に(わりと?)あったりします。

まあ、でも・・・
よっぽど「ヤバイ!」と思うようなものでない限りには、

そのうち、離れていくだろう・・・とか、
後で何とかすればいいや・・・・と、

深く考えず、そのままに放置してしまうことのほうが多いです。

ただし、事後や翌日に人に会う用事が無いときになりますが。
(誰かにバトンタッチして、譲渡してはシャレにならないので)

とはいうものの、
他人に害を与える可能性が無い限りには、
人に会うときにもくっつけっぱなしにしておくことも?

ヲイ、それ・・・かなーり迷惑でないのか??って?
だいじょうぶ、ちゃんと捕縛してありますから。


さて・・・・先日、めちゃくちゃ煙草が吸いたくなり、
喫煙衝動と戦うことになりました。
七年前に煙草を止めてから、忘れた頃に、
「吸いたい」という欲求が高まることは今までもあったのですけど、
今度のは、どうにもならなくて、結局誘惑に負けたりして。

で、煙草に火をつけて、最初の一、二本。
あっという間に灰になっちゃうんですよ。

何しろ、七年ぶりだから、
「あれ? 煙草って、こんなに『吸う時間』短かかったっけ?」
「高いのに、楽しむ時間はあっというまかー」
※今は一箱440円もしやがるっっっ

なんて思ってたんですが・・・
何本か吸ううちに、ほんのちょっとだけスローペースに。

そこで思い出したんですけど、
その昔、子供の頃亡くなった親戚のハナシ。
無類の煙草好きでいわゆるヘビースモーカー。
母を含めて身内がお墓参りに行ったとき、
「好きだったから」という理由で、
墓前には線香でなく、煙草を供えたとのこと。

火をつけて、墓石の上に置いたならば、あっという間(瞬間的)に、
煙草が灰になってしまったのだとか。
そして、何本か火をつけては置いていくうちに、
満足したのか、普通のペースで灰になっていった・・・そうな。

そんな話を思い出しーの。



そんなわけで、
煙草好きの人を何処かで連れ帰ってしまったということに、はたと気づき、
でもまー 人畜無害というか、別に気にするほどの人でもないな、と、
とりあえず煙草何本か吸って満足するなら、お付き合いしますか、なーんて。
鷹揚に構えてたり。

願わくば、私が肺がんになる前に満足してださいな、ってとこで。
(てかー せいぜい2、3日でお逝きなさい、なんですけどね)

でも、その人、煙草だけでなくて、
「塩バターケーキが食べたい」とリクエストまでくれたりなんかしてっっっ汗

なんで塩バターケーキ。

なぜに塩バターケーキ???

・・・でした。

つーか、塩バターケーキなんて、あんまし売ってないし。

そもそも、ふつーのバターケーキじゃダメなんですか?
(二番じゃダメなんですか? ・・・蓮舫風で読んでね)

塩だいふくなら、巣鴨名物なので、いくらでも手に入りますが、ダメ?


ネットでお取り寄せしているヒマはなし、
とりあえず類似の商品を近場で探してみるものの、
あれも違う、これも違う、似てるけど塩味がない・・・とかとか。

(手作りしようにも、うちのオーブンでは魚焼いちゃってるし)


「だあっーーーーーーーーーーー!」


そんなワガママいうなら、予算をよこせぇぇぇぇえええええいっ!

このままでは、彼(つか、おっさん)を満足させる前に、

私が肥満してしまう。


煙草にしても、せっかくキレイになってた肺が~!


・・・なので。


しかし、
スモーカーで塩バターケーキが好物で、
それらが今生の思い残しって、どんな趣味の人よ??

まあ、私も酒好きなのにスイーツも大好きですし、
人のことは言えないか。



そんなこんなで、とりあえず満足はさせたものの・・・。


そういえば、
男性のほうが女性より、
いまわの際に、嗜好品に執着する感情が強いなあ、と。

これは死ぬ間際の願望になりますがね。

「ああ、最後に一服吸いたかったなあ・・・」

「せめて酒を一口くれ」

「おふくろの作ってれた、アレが食べたかった」

・・・みたいな。


女性は、思い出の品とか、過ぎ去った過去、
そして「人」に対する執着が強いようですけど。

「死ぬ前に一目会いたかった」

なんて具合に。

共通して多いのが、
「ああすればよかった」後悔と、「故郷に帰りたい」だったり。

それ以外ももちろんありますけどネ。



てなわけで、油断すると、そっちは専門で無いというのに、
否応なくボランティアもさせられてしまうことになります(苦笑)


まー 煙草はともかくとして、
お酒やギャンブルに執着する霊は多いですね。

居酒屋とかバーとか、
生前に酒好きだった霊(元人間)
および残留思念としてのエレメンタルてんこもり。

めちゃちゃたむろってますから。

死んでも「お酒呑みたい!」と、スキのある人を見つけては、
入り込むわけですよ、お酒を味わいたくて。

一時的な、その場限りの・・・だったら、まだいいんだけど、
始末の悪いのは、「居ついて」しまうこと、入り込んでしまうことでして。

お酒好きな人は、呑まれてしまうと、ホント、無防備になりますからね。

お酒呑むと人格変わるって人は、憑依されてたものが出てるというか、
そういうのも多々・・・よくあることですし。

私も昔、ザルのように呑んでたころは、
そんなんで無防備な姿さらしまくりで、
良くないことになってました(反省ザル)。

だから、今は止められない代わりに、
セーブして、呑まれない程度に控えてます。
酔っ払わない程度に気をつけているというか・・・。


と、いうわけで、お酒を飲む場所、繁華街とかはね、
憑依体質の人は要注意です。アブナイです。気をつけましょう。
たっくさん、ハンパないほど、いますからね。


そういえば、うちの生徒さんたち・・・の半数は憑依体質なんですが、
たまにどこぞでくっ付けてきて、
「持ち込み」される、俗に言う不成仏霊の方たち・・・は、
おばさんやおねーさん(できればナイスバディの美女希望)より、

おっさん率が異常に高いですね。

(認めたくないものだな、ふっ・・・シャア風)

兜町でバブルの頃には羽振りがよかったものの、
その後の景気のはじけと共に、命も散らしてしまった証券マンとか、
ワーカホリックで人生に疲れた、明らかに労災的過労死の働きマンとか、
建築現場で転落死した、頭から血ぃ出してる出稼ぎ労働者とか・・・
etcetc・・・

みんながおっさんに好かれやすいのか、
おっさんのほうが死して迷子になる確率が高いのか、

はてさてどっちだと思いますか?

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