2015/11/05

コンタクト

数年前、ご同業というかヒーラーのとある人が、
職場のちょっとしたゴタゴタで
想定外の残業をさせられそうになったとき、
「助けて、○○○○○!」と、
今は亡き、とある大物さんに呼びかけたそうだ。

すると、声が聞こえてきて、
確かにそのアドバイスの通りにしたのなら、
問題はあっさり解決して、残業を避けられたのだという。
その人は、
「さすがだよね。やっぱ、○○○○○はすごいや」と、
しきりに彼とコンタクトを取れたこと、
彼の的確なアドバイスに感心していた。

私はそのとき疑問に思った。

いやさ、その人が嘘をついているとか、
答えをくれたのは別人なのでは?とか、
頭は大丈夫なのかとか、その点ではなく・・・。

そんな、大物が・・・
生前に会ったことのない、縁もゆかりもない
一人の日本人の問いかけに応えたりするものなのだろうか?
しかも、彼自身や彼が残した教えに対する質問でも、
世界平和とか戦争とか世界情勢とか、
誰かの命にかかわるような逼迫した出来事とかではなくて、
ささいな職場のトラブル程度に? 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・なんのこっちゃ???

その人を疑うつもりはなかったんだけれども。
なんていうか、釈然としない疑問が湧いてしまったんですよ。

そんなことって、あるものなの?  ・・・と。


まあ、その人も私も彼の書物からの影響を受けたクチだし、
彼に関する勉強会とかにも出たりしていたから、
まるっきり縁がないというわけでもないのですが。
(当人は故人なので、あったことは当然なし)


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で、そのことがあってから、数ヶ月くらいしてからでしょうか。
何しろ修行フェチな私。
とある瞑想会に参加したりしたのです。



その時の瞑想中、ふっと右隣に誰かの気配を感じたかと思ったら、
例の大物さんが話しかけてきた。
ちなみに立体フォログラフィのよう見える色鮮やかな彼の姿は、
私たちと同じサイズではなく、
とても小さくて、三分の一くらいのサイズだった。
その姿は光まぶしくて、明らかに、他の霊たちとは視え方が違う。

「肉体を離れたものには、時間も距離も関係ないのだよ。
それは私に関して書かれた書物にも記された通り」

(相手は外人さんなのですが、日本語で話しかけているというより、
私の頭の中で彼の言葉が日本語に変換されて入ってくる・・・
という感じですね。相手が日本語をしゃべっているのではなく、
私が彼の言葉を日本語で落として理解しているというもの)

彼は続けて、

「誰かがこの次元にいる私に対して話しかけたとしよう。
彼は私に対して、ある疑問をぶつけたとする。
私は彼のことは知らない。生前に会ったこともない。
むろん過去生でも、だ。
しかし、彼の言葉は私に届くんだ。

何故だと思う?

三次元にいる人々が、それ以上の次元、別の次元のものに対して、
質問だの感情だの、何か『想い』を抱くとき、
それは三次元でいうところの手紙、
ラジオのDJにリクエストを送るハガキやファンレターのように届くんだ。

だが、生前の家族、縁あったものたちは別だ。
彼らと私との間には、ホットラインのようなものがあって、
彼らの心のSOSは私に直通で届く。

しかし、それに応えたり、手を差しのべるかどうかは
私と彼らとの関係性によってであり、私の判断だ。
関わっていい問題かどうかということもある。

さて、ラジオのDJやスタッフは全てのハガキを読んだとしても、
全て読み上げて、全員に返答を返すわけじゃないだろう?

中には愚問もある。似たような質問もある。
答えを返すか、読み上げるかどうかはスタッフやDJが決める。
読み上げられないハガキはたくさんある。
けれど、いちおうは読んでいるんだ。
中には無視するものもあるけどね。

似たような質問がたくさんあったなら、
ひとつ取り出して、一度ラジオで応えを発信すれば十分だ。
ただし、ハガキを出した人々が、
その時にラジオをつけているかどうか、という問題がある。
ラジオをオンラインにしていれば、彼らは
以前自分が出したハガキに対する
DJからの返答を聞くことになるだろう。
ラジオをオフラインにし、
聴いていないものは、聞くことが出来ないだろう。

答えは、ハガキを受け取った直後に発信されるかもしれない。
あるいは、出した人が忘れてしまったような頃に、
数ヶ月してから、そのハガキは読まれることになるかもしれない。

それだけのことなんだよ。

そうやって私たちは、
自分たちに対して発信される『声』をつねに聞いているんだ。

もっとも、それはあるレベル以上に達したものに限ってのことだが」

※言葉は一言一句この通りだったわけではないです。
 数年前のことだし、このような意味のことだった・・・というだけで。
 うろ覚えというか、私がそのように理解(解釈)しているだけのこと。


この答えをくれたのが、
彼当人・・ホンモノであるかどうか・・・は私にはわからない。

ただ、妙に納得できて。
瞬間的にしくみが理解できたもので。

彼は私のハガキ(質問)を受け取って、
たまたま答えを発信してくれたから、
私は受け取れたのだと・・・。
現実の時間では数ヶ月かかってのことだけれども。

で、肝心の先の人の職場問題に解答をくれた人が、
彼であるか否か・・・。

これに関しては、皆さんのご想像のままに。

私の中ではどうでもいいって感じになっちゃった。
その人を否定するなら、私の体験も否定されてしかるべきなので。


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つまりは亡き人に、我々の声(この場合、想い)は届くということ。
ただし、一定のレベル(世間的に言う成仏)に達した人などに限られるが。

生前、特別な関係性にあった人は当然のことで、
そうでない人(たとえばファン)の声や思いも届いたりする。

その意味で言うなら、
マイケル・ジャクソンなど、
スターへのファンの想いは彼らに届いているのだという。

まさにファンレターが届くがごとく。

でも、確かに・・・それが多ければ多いほど、
いちいち応えてもいられないというわけか。

このあたりは三次元・・・物質界とまったく同じ。


自殺した人や低俗な感情に支配されている人はこの限りではなく、
周囲の声などはいっさい届くことはなかったりする。

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