2015/11/05

夢魔

と言っても、
インキュバスやサティバスのことではなく・・・<タイトル


悪夢に悩まされてる、というクライアントさんがいらしたその夜、

「しまった」

と思う出来事があった。


自分が寝ている横に、
わたし、の姿かたちをしたそやつが、
私を見て、ニヤリ・・・と笑うのを夢で見させられて、
『取りこぼし』をしてしまったことに気づかされたからである。


なるほど、こうやって不安を煽っているのだな・・・と、
そいつら、のやり口も教えてもらったわけだけど。

動物霊を含む下級霊たちは、
時々こうやって、人に幻影を見せてきたりする。


肉体を持たない彼らは、
人間の頭の中・・・を覗けたりするから、
その人が何を恐れているのか、それを読み取って、
恐怖を植えつけるべく、映像を見せたり、
タネを植えつけたりして、働きかけてくる。

時に、その人が一番欲しいものを見せてくることもあるけれど。
(エサを蒔いてくるというか)

悪夢に関しては、
こんな風にして人を恐怖に陥れたりもすることがあるのだと、
またひとつ手口を教えもらった気分かな・・・

捕まえてみれば、そいつは片手でひねり潰せるくらい、
とても小さな動物霊で、大したものではなかったのだけれども。



あっ、ホントに片手でひねり潰したわけではありません。

まあ、でも私はきちんと修行を積んだ霊能者ではなく、
霊的な仕事は本業ではないので、
意識的には、ちょっとしたことくらいしか出来ないのだということを、
断っておきます(ホント大したことはできませんから)
知識があるからといって能力があるというわけではなく・・・
※知識を持ってることと技術を持っていることとは別です。
そして、技術もないけど、基本的に視えてない人ですので私。
能力それ以前の問題がありますから。



しかし、小物でも数が多いと、確かに厄介。
百獣の王でも、アリに倒されることがあるわけだし・・・


そして、こいつらは人間の『欲望』を増長させることが得意で、
ちょいとした心の隙間にすっと入ってくる。

なおかつ、退治しても退治しても、ゴキブリのように湧いてくるし、
困ったものです。

まー下級な動物霊だけが、こういうことをするわけではなく、
人の霊も、エレメンタルも似たようなことをします。

んでもって、退治すればいいというものではなく、
一番の問題は、こやつらを寄せ付けている側の問題で、
考え方というか、意識を替えてくれないことにはどうにもならないの。

怠惰な生活様式とか、何でもかんでも他力本願で、
自分の人生の責任を自分ではとろうとはせず、
すぐ他人のせいにするところとか・・・

こいつらにたかられるスキを与えている当人の問題ですんで、
いくら退治をしても、本人が変わってくれないことには、
イタチごっこというか、いつまでたってももぐら叩きなんです。

だから、単純に霊たちのせいにしてはいけない。

霊を取り除いたからといって、
それで解決することばかりではないのです。

ほとんどのケースが、
霊に居心地の良い環境(彼らを育成するに適した土壌)を
与えている人間のほうに問題があるわけだから、
自分の悪い面を見つめていかないとね。


でないとホント、キリがない。

取っても祓っても、新しいのが次々とやってきては、
居候の質が変わっていくだけだから。



悪夢は・・・自分が過去に作った想い・・・
想念としてのエレメンタルが戻ってきたことや、
サイキカル界で自分が創ったそれらに
魘されるケースのほうが圧倒的なのですが、

中には、低級霊たちの悪ふざけ、というのもあるんだなと、
改めて思い知らされた出来事でありました。


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